ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • エホバはご自分の民をどのように救い出すかを知っておられる
    ものみの塔 2012 | 4月15日
    • エルサレムの滅びを逃れる

      13. イエスはどんな指示を与えましたか。イエスの追随者たちは,どんなことを考えたかもしれませんか。

      13 エホバは,ご自分の目的の成就に向かって様々な出来事がどのように進展してゆくかを正確にご存じです。これから考える三つ目の例,つまり1世紀におけるエルサレムの攻囲は,その点を銘記させてくれます。エホバは,エルサレムとユダヤに住むクリスチャンが,西暦70年のエルサレムの滅びを生き残るための指示を,み子を通して事前にお与えになりました。イエスは,「荒廃をもたらす嫌悪すべきものが,預言者ダニエルを通して語られたとおり,聖なる場所に立っているのを見かけるなら,……その時,ユダヤにいる者は山に逃げはじめなさい」と述べました。(マタ 24:15,16)追随者たちは,この預言が成就していることを,どのように識別したらよいのでしょうか。

      14. 事態の進展と共に,イエスの指示した事柄はどういう意味であることが明らかになりましたか。

      14 事態の進展と共に,イエスの言葉の意味が明らかになりました。西暦66年,ケスティウス・ガルス率いるローマ軍がユダヤ人の反乱を鎮圧するためエルサレムに到着します。熱心党として知られるユダヤ人の反乱分子が神殿の要塞に立てこもるに及び,ローマ兵は神殿の城壁を崩し始めます。注意を怠らなかったクリスチャンは,そのことの意味をはっきり理解しました。偶像礼拝的な旗を携えた異教徒の軍隊(「嫌悪すべきもの」)が神殿の城壁(「聖なる場所」)にまで達していたのです。それは,イエスの追随者たちが「山に逃げはじめ」るべき時でした。しかし,攻囲された都市からどのようにして出るのでしょうか。事態は意外な展開を見せます。

      15,16. (イ)イエスはどんな具体的な指示を与えましたか。追随者たちがその指示に従うのはなぜ肝要なことですか。(ロ)わたしたちの救出は何に依存していますか。

      15 ケスティウス・ガルス率いる軍隊は,これといった理由もなくエルサレムから撤退し始めます。熱心党は追撃します。戦っていた両陣営が去ったため,イエスの追随者たちには突如として,逃れる機会が訪れます。イエスは追随者たちに,物質の所有物を残しておき,遅れずに行動するよう具体的な指示を与えていました。(マタイ 24:17,18を読む。)迅速な行動が本当に必要だったのでしょうか。その答えはすぐに明らかになりました。数日後,熱心党は戻って来て,エルサレムとユダヤの住人すべてに反乱に加わるよう強制します。支配をめぐるユダヤ人党派間の抗争が生じて,エルサレム市内の状況は急速に悪化してゆきます。逃れることは,いよいよ難しくなりました。西暦70年にローマ軍が戻って来た時,逃れることは不可能になりました。(ルカ 19:43)行動を遅らせた人たちは皆,窮地に追い込まれました。山に逃げたクリスチャンはイエスの指示に注意を払ったことによって,命を救うことができました。彼らは,エホバがどのようにご自分の民を救い出すかを知っておられる,ということをじかに経験したのです。では,この記述から,どんな教訓が得られるでしょうか。

      16 大患難で様々な事態が進展する間,クリスチャンは,み言葉と神の組織からの指示に注意を払う必要があります。例えば,「山に逃げはじめなさい」というイエスの命令は,現代にも適用されます。どのように逃れるのでしょうか。それは,まだ分かっていません。b しかし,時が来たなら,エホバはその指示の意味を明らかにされる,ということは確かです。わたしたちの救出は従順に依存しているので,「エホバが現在ご自分の民に与えておられる指示に,わたしはどんな反応を示すだろうか。すぐに応じるだろうか,それとも,ためらうだろうか」と自問するのは,よいことです。―ヤコ 3:17。

  • エホバはご自分の民をどのように救い出すかを知っておられる
    ものみの塔 2012 | 4月15日
    • 16 大患難で様々な事態が進展する間,クリスチャンは,み言葉と神の組織からの指示に注意を払う必要があります。例えば,「山に逃げはじめなさい」というイエスの命令は,現代にも適用されます。どのように逃れるのでしょうか。それは,まだ分かっていません。b しかし,時が来たなら,エホバはその指示の意味を明らかにされる,ということは確かです。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする