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集会は信仰の成長を助ける2017 エホバの証人の年鑑
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ラリサ・ケサエフ(グダゼ),1970年代
当時15歳だった娘のラリサは,オレクシーとリディアに初めて会った時のことをこう振り返ります。「正教会だけが真の宗教だということを証明しようとしました。何度か話し合った後,わたしたちは何も言えなくなりましたが,オレクシーたちはその後も聖書から筋道立てて話してくれました」。
ラリサはこう続けます。「家族で教会に行く時には,いつも壁に書かれた十戒を読んでいました。その両側にはイコンがありました。しかし教会に行ったある日の晩,オレクシーが出エジプト記 20章4,5節から読んでくれた時,わたしはがく然としました。その夜は眠れませんでした。『イコンを崇拝することで神のおきてを破っているのではないか』という思いが消えませんでした」。
その疑問をどうしても解決したいと思ったラリサは,次の日の朝早く教会に急ぎました。そして,壁の十戒を読み返しました。「あなたは自分のために……いかなる彫刻像や形も作ってはならない。それに身をかがめては……ならない」。生まれて初めてこのおきての意味を理解できました。ラリサと両親はやがてバプテスマを受け,トビリシで初期のエホバの証人となりました。
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