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系図聖書に対する洞察,第1巻
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エデンで裁きが行なわれた際,神は蛇の頭を砕く「女の」胤に関する約束をお与えになりました。(創 3:15)これがもとでその胤は人間の家筋から出るという考えが生じたのかもしれません。もっとも,すべての国の民を祝福するための手だてとなるのはアブラハムの胤であることが彼に告げられるまで,胤が地的な家系をたどって出て来るということは明言されていませんでした。(創 22:17,18)このために,アブラハムの家系の系図は群を抜いて重要なものとなりました。聖書はアブラハムの血統のみならず,ノアの息子であるセム,ハム,ヤペテから出たすべての国民の血統についても記している唯一の記録です。―創 10:32。
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