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園聖書に対する洞察,第2巻
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エデンの園 歴史上最も名高い園は,エデンの園です。それは恐らく自然の障壁という境界によって囲まれた一つの敷地だったようです。その園は「エデンに,その東のほうに」位置し,その東側に入口がありました。アダムが罪をおかした後,その園の真ん中にある命の木に人間が近づけないようにするためにケルブたちが剣の燃える刃と共に配置されたのはここでした。(創 2:8; 3:24)その園はそこから流れ出る一つの川によってよく潤され,その川は分かれて四つの大きな川の源流となりました。この庭園のような「楽しみの楽園<パラダイス>」(創 2:8,ドウェー)には,見て好ましく食物として良いあらゆる木,それに他の草木があり,そこは動物や鳥の生息地となっていました。アダムはそこを耕し,維持し,ついには地を「従わせ」るようにという神のご命令を遂行して,その楽園を全地に広げることになっていました。そこは聖なる所,つまり神が表象的な仕方で歩み,アダムおよびエバと意思の疎通を図られた場所でした。そこは二人にとって申し分のない住みかでした。―創 2:9,10,15-18,21,22; 1:28; 3:8-19。「パラダイス」を参照。
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