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光聖書に対する洞察,第2巻
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光の源 エホバ神は光を形造った方,闇を創造した方であられます。(イザ 45:7)神は創造の1日目に,「光が生じるように」と言われました。(創 1:3)それ以前に神は,天(太陽や月や星などの「大いなる光」を含む; 詩 136:7-9と比較)と地を創造されました。(創 1:1)ですから,地に関して光を生じさせるということには,それまで太陽光線がこの惑星に達するのを妨げていた何らかのものを徐々に取り除くことが関係していたと思われます。また,光と闇の「区分」は,地球が太陽の周りを回りながら自転することによって生じるようになったに違いありません。(創 1:4,5)それよりもずっと後代に,エホバは,太陽を崇拝するエジプト人に闇の災厄を下されましたが,イスラエル人はその闇の影響を受けませんでした。(出 10:21-23)神はご自分の民をエジプトから導き出した時,火の柱によって光を備えられました。―出 13:21; 14:19,20; 詩 78:14。
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光体聖書に対する洞察,第1巻
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したがって,この箇所の記録は,すでに存在していた太陽や月や星が惑星である地球との関係において今やどのようになったかを述べているのです。第1の「日」には,依然として地球を包んでいた雲の層を光(ヘ語,オール)が徐々に透過し,地上に観察者がいたらその光は見えるようになったものと思われます。(創 1:3)第4の「日」に物事は変化しました。その日に『神がそれらを天の大空に置いた』という記述は,神が光の源(ヘ語,マーオール),すなわち太陽や月や星を大空で識別できるようにされたことを述べたものです。それらの光の源の目的は,「昼と夜とを区分する」ことと,「しるしとなり,季節のため,また日と年のためのものとなる」ことでした。そのような光体は神の存在と威光のしるしであると同時に,人間はそれらの光体の運行に基づいて自然の季節や日や年を正確に印づけることができます。―創 1:14-18; 詩 74:16; 148:3。
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