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ノア聖書に対する洞察,第2巻
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エホバは当時の世を滅ぼすことを意図される エホバはその不敬虔な世が存在する時間に限界を設け,「わたしの霊が人に対していつまでも定めなく働くことはない。彼はやはり肉であるからだ。したがってその日数は百二十年となる」と言われました。(創 6:3)これは神からの法的な定めでした。それから約20年後,ノアに最初の息子(多分,ヤペテ)が生まれました(西暦前2470年)。記録によれば,2年後にセムというもう一人の息子が生まれました。ハムがいつ生まれたかは述べられていませんが,箱船を建造するようにとの神の指示がノアに与えられた時,それら3人の息子たちは成人して結婚していました。したがって,そのころには大洪水までにわずか40ないし50年しか残っていなかったものと思われます。(創 6:13-18)さて,ノアはエホバとの契約関係に入れられ(創 6:18),家族の援助を得たので,建築者として,また当時の邪悪な世代に差し迫った滅びについて警告する「義の伝道者」としての業に着手しました。―ペテ二 2:5。
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