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  • カナン
    聖書に対する洞察,第1巻
    • ノアの酩酊に関する出来事の後,カナンはセムとヤペテの双方の奴隷になることを予告したノアの預言的な言葉によって,のろわれた者となりました。(創 9:20-27)記録には,「カナンの父ハムは自分の父の裸を見,外にいる自分の二人の兄弟にそのことを告げに行った」とあるだけなので,ハムではなく,カナンがのろいの対象になったのはなぜかという疑問が生じます。ロザハム訳の脚注には,ぶどう酒の酔いから覚めたノアが「一番年下の子が自分に対して行なったことについて知った」と述べている創世記 9章24節に関して,「確かにカナンのことであり,ハムのことではない。セムとヤペテは信心深さのゆえに祝福されているが,カナンは,明記されていない何らかの卑劣なことをしたゆえにのろわれている。ハムは無頓着であったゆえに無視されている」という注解があります。同様に,「五書<ペンタチューク>とハフタラ」と題するユダヤ教の出版物も,この短い記述は「カナンが関係していたと思われる何らかの忌まわしい行為に言及している」のではあるまいかと述べています。(J・H・ヘルツ編,ロンドン,1972年,34ページ)そして,同書は,24節で「子」と訳されているヘブライ語の言葉が「孫」を意味する場合のあることに注目した後,「ここで言われているのはカナンのことであろうと思われる」と述べています。「ソンキノ版フマッシュ[五書]」と題する本も,中にはカナンが「[ノア]と交わって倒錯した肉欲を満足させた」のだと考える人がいることを指摘し,「一番年下の子」という表現はハムの一番年下の息子であったカナンのことを指していると述べています。―A・コーヘン編,ロンドン,1956年,47ページ。

  • ハム
    聖書に対する洞察,第2巻
    • ハム

      (Ham)

      1. 西暦前2470年より後に生まれた,ノアの3人の息子の一人。(創 5:32; 7:6; 11:10)ハムは,一番年下の息子であったかもしれませんが(創 9:24),創世記 5章32節,6章10節,その他の箇所では2番目に挙げられています。セムは,創世記 10章21節で「一番年長のヤペテの兄弟」と呼ばれています。創世記 9章24節の「一番年下の子」という表現は,ノアの孫のカナンのことを言っていると考える人もいます。―「カナン,カナン人」1項を参照。

  • ハム
    聖書に対する洞察,第2巻
    • その後しばらくして,ハムは,息子のカナンがのろわれる原因となったある出来事にかかわりました。ノアはぶどう酒に酔って,天幕の中で身をあらわにしました。ハムは父親の裸を見,神が人類を保護するための手だてとされた僕であり預言者でもあった家長のノアにふさわしい敬意を示さず,自分が見たことを二人の兄弟に告げました。セムとヤペテはふさわしい敬意を示し,父親の裸を眺めてその名誉を傷つけることがないよう,マントを持って後ろ向きに歩いて行ってノアを覆いました。ノアは目が覚めた時に,ハムではなくてハムの息子のカナンをのろいました。それに付随してセムに与えられた祝福の中では,ヤペテに対する祝福は含まれていましたが,ハムは外され,無視されました。カナンだけがのろわれた者として述べられ,セムとヤペテの奴隷になることが預言的に予告されました。―創 9:20-27。

      カナン自身が直接その出来事に関係し,父親のハムがカナンを正さなかったという可能性があります。あるいは,霊感によって預言となる事柄を語ったノアは,恐らく息子のカナンにすでに表われていたと思われるハムの悪い傾向がカナンの子孫に受け継がれることを予見していたのかもしれません。そののろいは,セム系のイスラエル人がカナン人を征服した時に部分的に成就しました。滅ぼされなかった人々(ギベオン人はその例[ヨシュ 9章])はイスラエルの奴隷になりました。幾世紀も後に,ハムの息子カナンの子孫がヤペテ系の世界強国メディア-ペルシャ,ギリシャおよびローマの支配下に置かれた時,そののろいは一層の成就を見ました。

      黒色人種は,また,その人種の人々が奴隷状態に置かれたことはカナンに宣告されたのろいの結果であるという誤った見方をした人もいます。ところが,のろわれた者であるカナンの子孫は黒色人種ではありません。黒色人種は,クシュと恐らくはプトの子孫です。この二人は,ハムの他の息子で,その出来事やのろいとは関係がありませんでした。

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