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    聖書に対する洞察,第2巻
    • 幕屋が製作される前,アロンは芸術的能力を正道から外れた用途に用い,彫り道具を使って崇拝用の子牛の鋳像を造りました。(出 32:3,4)モーセ(またはモーセが割り当てただれか)も後に銅の蛇を造った時,こうした能力を示しました。ただし,これは正しい目的にかなっていました。(民 21:9)しかし,崇拝のために像を造ることを禁じた律法の条項は,描写的な美術を全面的に禁止したわけではないものの,ヘブライ人の絵画や彫刻を抑制する影響を及ぼしたに違いありません。(出 20:4,5)どこの国にも甚だしい偶像礼拝が広まっていて,そうした偶像礼拝を推し進めるために美術が広く用いられたことを考えると,律法の条項を守る人々やそれを施行する責任を課された人々が,人間や動物の姿を描いた絵画や彫刻を疑わしい物とみなしたことは明らかです。(申 4:15-19; 7:25,26)幕屋のケルブでさえ,輸送の際には布で覆って民衆の目からは隠されましたし(民 4:5,6,19,20),後代の神殿のケルブは大祭司が年に一度,目にするだけでした。(王一 6:23-28; ヘブ 9:6,7)それに加え,約束の地に入って定住した後,農耕を基本としたイスラエル人の生活には,美術品の制作を手広く行なうのに必要な余暇の時間や資金の余裕がほとんどありませんでした。

  • 銅の蛇
    聖書に対する洞察,第2巻
    • 銅の蛇

      (どうのへび)(Copper Serpent)

      イスラエルが荒野を旅していた時にモーセが造った,銅製の蛇の像または象徴。エドムの境界の近くで,民は反抗的な精神を示し,奇跡的に備えられたマナのことや水の供給について不平を言いました。それでエホバが彼らの中に毒蛇を送って彼らを処罰されると,多くの人が蛇にかまれて死にました。民が悔い改めを示し,モーセが彼らのために執り成しをした後,エホバはモーセに,蛇の形をした像を造り,それを旗ざおの上に取り付けるようにと言われました。モーセがそれに従うと,「蛇が人をかんだ場合でも,その銅の蛇を見つめると,その人は生き長らえるので」した。―民 21:4-9; コリ一 10:9。

      聖書は,エホバが民の中に送られた毒蛇の種類を明らかにしていません。民数記 21章6節の「毒蛇」に相当するヘブライ語の表現(ハンネハーシーム ハッセラーフィーム)には,「火の蛇」という意味もありますが,これは,その毒が持っている焼けるような,または炎症を起こさせるような作用に由来しているのかもしれません。

      イスラエル人は銅の蛇を保管しておき,後に犠牲の煙を立ち上らせてそれを崇拝するという間違ったことを始めました。それでユダの王ヒゼキヤ(西暦前745-717年)は宗教改革の一環として,700年以上の古さを持つその銅の蛇を粉々に打ち砕かせました。民がそれを偶像にしていたからです。ヘブライ語本文によると,列王第二 18章4節の記述は,字義通りには「彼(人)はそれをネフシュタンと呼ぶようになった」となっています。幾つかの翻訳は,「ネフシュタン」という語を訳さずにそのまま残しています。(聖ア; ロザハム; 改標)ケーラーとバウムガルトナーの辞典では,ヘブライ語ネフシュターンの意味として「青銅の蛇」や「蛇の青銅像」が挙げられています。(旧約聖書ヘブライ語・アラム語辞典,ライデン,1983年,653ページ)新世界訳は適切にも,銅の蛇が「蛇の銅像と呼ばれていた」と述べています。

      イエス・キリストは銅の蛇に関連した荒野での出来事の預言的な意味を明らかにして,ニコデモにこう言われました。「そのうえ,天から下った者,すなわち人の子のほかには,だれも天に上ったことがありません。そして,モーセが荒野で蛇を挙げたと同じように,人の子も挙げられねばなりません。それは,彼を信じる者がみな永遠の命を持つためです」。(ヨハ 3:13-15)モーセが荒野で旗ざおの上に取り付けた銅の蛇と同じように,神のみ子も杭につけられ,つまり杭に打ち付けられたため,多くの人の目には,へびのように,のろわれた者という立場にある悪行者また罪人として映りました。(申 21:22,23; ガラ 3:13; ペテ一 2:24)荒野では,エホバがイスラエル人の中に送られた毒蛇にかまれた者は,明らかに信仰をもって銅の蛇を見つめなければなりませんでした。同様に,キリストを通して永遠の命を得るには,キリストに信仰を働かせることが必要です。

  • 火のへび
    聖書に対する洞察,第2巻
    • ヘブライ語の名詞サーラーフの複数形はイザヤ 6章2,6節で「セラフ(たち)」と訳されており,字義通りには「火のようなもの」もしくは「燃えているもの」を意味します。それは蛇に相当する一般的なヘブライ語(ナーハーシュ)と結び付いた形でも用いられており,『毒のある』とも訳されています。これは毒液の,炎症を起こさせる焼けつくような作用を指しているのかもしれません。(申 8:15)この語が初めて出て来るのは,神が反抗的なイスラエル人の中に「毒蛇[ハンネハーシーム ハッセラーフィーム]」を送って彼らを処罰された時のことです。モーセが執り成しをした後,エホバはモーセに,「火のへび」を造ってそれを旗ざおの上に取り付けるようにと指示されました。蛇にかまれても,それを見つめれば傷がいえて死なずに済むことになりました。モーセは銅の蛇を造りました。(民 21:6-9; コリ一 10:9)イエスは次のように述べて,それに預言的な意義があることを示されました。「モーセが荒野で蛇を挙げたと同じように,人の子も挙げられねばなりません。それは,彼を信じる者がみな永遠の命を持つためです」― ヨハ 3:14,15。

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