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雲聖書に対する洞察,第1巻
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荒野で幕屋が立てられた時,雲がその上にとどまり,「エホバの栄光が幕屋に満ち(た)」ため,モーセは中に入ることができませんでした。(出 40:34,35。王一 8:10-12; 啓 15:8と比較。)その後,雲は契約の箱があった至聖所の上にとどまり,その雲が夜は火の柱となりました。その雲はきっと宿営のどこからでも見ることができ,宿営の中心部を示す目印となったに違いありません。雲が持ち上がると,イスラエルは宿営を解く用意をしました。雲が移動すると,彼らはその導きに従って次の宿営地に向かいました。もっとも,宿営を設置する正確な場所はホバブの助けを得て選ばれたのかもしれません。ホバブはそのような途方もない規模の宿営に必要な水場や他の地理的特色を含め,その土地のことをよく知っていました。―出 40:34-38; 民 10:29-32。
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ホバブ聖書に対する洞察,第2巻
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ホバブ
(Hobab)[恐らく,「慈しむ」]
モーセの義理の兄弟。レウエル(エテロ)の子で,ケニ人の部族のミディアン人。(民 10:29; 出 3:1; 裁 1:16)イスラエル人がシナイ山地方から約束の地へ移動する時が来ると,モーセは,その地域に詳しいホバブに,同行して同国民の「目」,すなわち偵察者になってほしいと頼みました。ホバブは最初は辞退したものの,結局はイスラエル人に同行したようです。その子孫であるケニ人はアラドの南方のユダの荒野に住むようになり,サウルやダビデの時代になってもその地域に住んでいたと述べられているからです。―民 10:29-32; 裁 1:16; サム一 15:6; 27:10; 30:26,29。
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