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マッサ聖書に対する洞察,第2巻
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マッサ
(Massah)[試み; 試練]
レフィディムの近くにあった場所の名の一つ。ここで,奇跡的に備えられた水がイスラエル人に与えられました。エホバの指示通り,モーセとイスラエルの年長者たち数人はホレブの岩のところに行きました。そこでモーセが岩を打つと,水がほとばしり出て,荒野のその場所を川のように流れ始めました。モーセはその後,その地をマッサ(「試み; 試練」の意)と名づけましたが,それはイスラエル人が信仰の欠けたつぶやきによってエホバを試みたためでした。また,彼らが言い争ったことから,モーセはそこをメリバ(「言い争い」の意)とも呼びました。―出 17:1-7; 詩 105:41。
モーセは死ぬ直前,イスラエルに対して,マッサでしたようにエホバを試みてはならないと警告しました。(申 6:16。申 9:22も参照。)それから,イスラエルを祝福しつつ再度この出来事に注目し,これがレビを試みる結果になったことを示しました。(申 33:8)この場合のレビとは,その部族の頭たち,すなわちモーセとアロンを意味しているのかもしれません。
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ウリムとトンミム聖書に対する洞察,第1巻
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王国と祭司職とを関連させるのに役立った 申命記 33章8-10節は,アロンの家系の祭司職に言及し,「あなたのトンミムとウリムはあなたに忠節な人に属している」と述べています。トンミムとウリムが「あなた[エホバ]に忠節な人に」属しているというのは,恐らく,黄金の子牛の事件に関連して示された,レビの部族(この部族の中からアロンの家系の祭司職が興った)の忠節さのことを言っているのでしょう。―出 32:25-29。
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