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アハジヤ聖書に対する洞察,第1巻
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歴代第二 22章7節では,アハジヤの死が「神から出たことであった」と指摘されていますから,エヒウは有罪宣告を受けたアハブの家と親しく付き合ったアハジヤを打ち殺す,神の刑執行者を務めました。アハジヤはまた,歴代第二 22章6節では「アザリヤ」として(ただし,15のヘブライ語写本のこの箇所は「アハジヤ」となっている),歴代第二 21章17節および25章23節では「エホアハズ」(神の名が接尾辞ではなく,接頭辞として入れ替えられている例)として言及されています。
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門,門口聖書に対する洞察,第2巻
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“エフライムの門” “エフライムの門”は“広い城壁”の,“隅の門”から400キュビト(178㍍)東のところにありました。(王二 14:13; 代二 25:23)それはエフライムの領地の方角を向いた,北の出口でした。この門も,ある研究者たちからは“中央の門”(エレ 39:3),他の研究者たちからは“第一の門”(ゼカ 14:10)とされています。この門は,ユダヤ人の歴史家ヨセフスの語っているゲンナト,つまり“園の門”である(または,“園の門”に相当する)と考えられています。(ユダヤ戦記,V,146 [iv,2])“エフライムの門”の近くには公共の広場があり,ネヘミヤの時代に人々はそこに仮小屋の祭りを祝うための仮小屋を造りました。(ネヘ 8:16)この門はネヘミヤの再建に関する資料には名を挙げられていませんが,それは大幅な修復を要しなかったためのようです。
“隅の門” この門は市の城壁の北西の角,“エフライムの門”の西にあったようです。(王二 14:13; 代二 25:23)それはヒンノムの谷の東側に沿う,旧市街の西の城壁の,“広い城壁”と接合する部分にあったようです。ウジヤはこの門のそばに塔を建てましたが,それが“焼きかまどの塔”であったのかどうかは明記されていません。(代二 26:9)エレミヤとゼカリヤは共に,市の西側のへりにあるものとして“隅の門”に言及しているように思われます。―エレ 31:38; ゼカ 14:10。
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