2015年の年句

紅海でファラオとその軍勢から救出された後，イスラエル人はエホバに心から感謝しました。わたしたちも喜んでエホバに感謝をささげることができます。確かに，試練となる状況を経験していると，落胆することもあります。そういう時に，自分が得ている祝福について思い巡らすなら，慰めや力を得られます。

わたしたちが特に大切にしている祝福の中には，痛みや苦しみをもたらすものすべてから救出されるという確かな希望があります。またわたしたちは，どんな困難に直面したとしても，エホバから見捨てられないということを知っています。愛ある牧者は，ご自分に忠実に仕えるうえでわたしたちが必要とするものをすべて与えてくださいます。エホバは必ず，『避難所，力，苦難のときに容易に見いだされる助け』となってくださいます。（詩 46:1）そうした祝福に焦点を合わせているなら，耐えがたい試練にも対処することができるのです。では，これからの一年間，祝福を喜びのうちに思い巡らし，次の言葉に従ってゆきましょう。「エホバに感謝せよ。神は善良な方だからである。その愛ある親切は定めのない時にまで及ぶからである」。―詩 106:1。