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弓を射る者,射手聖書に対する洞察,第2巻
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比喩的な用法 ヤコブはヨセフが兄弟たちから受けた不当な扱いについて述べたものと思われますが,息子のヨセフのことを,「弓を射る者たち[字義,矢の所有者たち]がしきりに彼を悩ましてねらい撃(った)」と言いました。(創 49:23)ヨブは,神が自分に対して敵がい心を持っておられるように思えたので,「その射手たちはわたしを取り囲(む)」と述べました。(ヨブ 16:13)ここで「射手」と訳されているヘブライ語のラヴという言葉は,「撃つ」という意味のラーヴァヴに由来しています。(創 49:23)このヘブライ語のラヴという言葉は,箴言 26章10節にも出ており,その句では,「愚鈍な者を雇う者,または通行人を雇う者は,すべてのものを刺し通す射手のようだ」となっています。この箴言は,責任のある立場にいる人が特定の割り当てのための資格を備えていない人を雇った時に生じ得る害を強調しています。
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賃金(賃銀),報酬聖書に対する洞察,第2巻
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他の人々を雇う時には注意を働かせて,雇われた者たちが仕事に堪える能力のあることを確かめなければなりません。「愚鈍な者を雇う者,または通行人を雇う者は,すべてのものを刺し通す射手のようだ」という箴言があるのはそのためです。―箴 26:10。
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