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平原,平野聖書に対する洞察,第2巻
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ヘブライ語のアラーヴァーは,特定の地域を指す名称としても,ある種類の土地を描写する語としても用いられています。(「アラバ」を参照。)定冠詞を伴わずに使用される場合,アラーヴァーは,モアブやエリコにあるような砂漠平原やステップを指します。(民 22:1; 35:1; ヨシュ 5:10; 13:32; エレ 52:8)その地域に,ある程度の水を供給する川があっても,アラーヴァーは一般に,そこが乾燥した平原であることを強調します。したがって,肥沃な,水で潤ったシャロンの平野が砂漠平原のようになり(イザ 33:9),水の奔流が砂漠平原に現われるというのは全くの逆転を意味します。―イザ 35:1,6; 51:3。
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荒野聖書に対する洞察,第1巻
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それとは対照的に,70年に及ぶ流刑の後のユダの回復は,荒野の地域がエデンの園に変わるようなものでした。そこには大小さまざまな川によって潤された実り豊かな果樹園と産出的な畑,また葦のような植物,葉の茂った樹木,咲きにおう花があり,そのすべてによって地は歓喜しているかのように見えるのです。―イザ 35:1,2; 51:3。
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