-
足のなえた人,足のなえた状態聖書に対する洞察,第1巻
-
-
神の古代の国民 エホバはご自分の民の回復について語った時,その民がバビロンを去って,荒廃したエルサレムに帰る危険な旅を行なえるよう力づけることを約束されました。何らかの点で霊的に足のなえた状態やためらう気持ち,もしくは優柔不断な態度は除去されるはずでした。神は預言者イザヤを通して,『その時,足のなえた者は雄鹿のように登って行く』と述べて,ご自分の民を励まされました。(イザ 35:6)神の国民はびっこを引き,倒れて捕囚の身となりましたが,エホバは,「その日……わたしは,びっこを引いていた彼女を集める。……そしてわたしは必ず,びっこを引いていたその者を残りの者とし,遠くへ移されていたその者を強大な国民とする」と言われました。―ミカ 4:6,7; ゼパ 3:19。
-
-
平原,平野聖書に対する洞察,第2巻
-
-
ヘブライ語のアラーヴァーは,特定の地域を指す名称としても,ある種類の土地を描写する語としても用いられています。(「アラバ」を参照。)定冠詞を伴わずに使用される場合,アラーヴァーは,モアブやエリコにあるような砂漠平原やステップを指します。(民 22:1; 35:1; ヨシュ 5:10; 13:32; エレ 52:8)その地域に,ある程度の水を供給する川があっても,アラーヴァーは一般に,そこが乾燥した平原であることを強調します。したがって,肥沃な,水で潤ったシャロンの平野が砂漠平原のようになり(イザ 33:9),水の奔流が砂漠平原に現われるというのは全くの逆転を意味します。―イザ 35:1,6; 51:3。
-