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エッサイ聖書に対する洞察,第1巻
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「エッサイの根」が『もろもろの民のための旗じるしとして立ち上がり』,義をもって裁く,という預言的な約束は,キリスト・イエスのうちに成就を見ています。イエスは不滅であるゆえに,エッサイの家系を存続させる方なのです。―イザ 11:1-5,10; ロマ 15:8,12。
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旗じるし,合図聖書に対する洞察,第2巻
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同様に,西暦前537年,再建が予告されていたエルサレムは旗じるしとなりました。すなわちそれは,散らされていた各地を離れ,当時荒れ廃れていたエルサレムへ戻って神殿を再建するようユダヤ人の残りの者を差し招くものとなりました。(イザ 11:11,12。イザ 49:22; 62:10,11と比較。)しかし,この預言の適用は西暦前6世紀のこの出来事に限られているわけではありません。イザヤ 11章10節はこう述べています。「そして,その日には,もろもろの民のための旗じるしとして立ち上がるエッサイの根がある」。使徒パウロは諸国民を支配することになるキリスト・イエスにこの言葉を適用しました。(ロマ 15:8,12)また,イエスもご自身のことをエッサイの子,「ダビデの根」として語られました。(啓 22:16)したがって,この旗じるしは天のシオンの山に立って支配を行なっておられる王としてのキリスト・イエスのことです。―ヘブ 12:22; 啓 14:1と比較。
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