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ろば聖書に対する洞察,第2巻
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預言者イザヤはある幻の中で「ろばの戦車」を見ました。(イザ 21:7)これはろばが,戦士たちを実際の戦いに運ぶためではないとしても,たぶん荷物運搬用の動物として,戦闘にも使われたことを示すものでしょう。この点で興味深いのは,ペルシャの軍隊がろばを使用したということをギリシャの歴史家ヘロドトス(IV,129)が述べていることです。
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らくだ聖書に対する洞察,第2巻
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預言者イザヤはバビロンの倒壊を予告した際,「らくだの戦車」という象徴を用いて,征服を続ける軍隊に言及しました。(イザ 21:7)ギリシャの歴史家ヘロドトスによれば(I,80),キュロスは軍事遠征の際,確かにらくだを活用しました。エゼキエル 25章5節はアンモン人の首都ラバの近づきつつある破滅を描写した中で,同市が「らくだの牧草地」になると述べています。また,周辺の異教諸国と不義の関係を持って姦淫の道に走った不忠実なイスラエルの家は,盛りが付いて当てどもなくあちらこちらと走り回る若い雌のらくだに例えられています。―エレ 2:23,24。
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