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終わりの日聖書に対する洞察,第1巻
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イザヤとミカの預言 イザヤ 2章2節とミカ 4章1節で,「末の日」という言葉は,あらゆる国民から来る人々が「エホバの家の山」に流れのように向かう時に関する預言の前置きとなっています。西暦29年から西暦70年の間の,ユダヤ人の事物の体制の末の日における予型的な成就において,エホバの崇拝は,異教の諸国民が自分たちの偽りの神々に与えている非常に高い地位よりも上に高められました。真の崇拝を高める点で王イエス・キリストが「突破口」を作り,その後にまずイスラエル国民の残りの者が,次いであらゆる国民から来た人々が従いました。(イザ 2:2; ミカ 2:13; 使徒 10:34,35)この事物の体制の末の日における対型的な成就において,エホバの崇拝は天にまで高められてきました。王イエス・キリストは霊的イスラエルの残りの者を清い崇拝に導き,すべての国民から来た大群衆がそれに従ってきました。―啓 7:9。
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山聖書に対する洞察,第2巻
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イザヤ 2章2,3節とミカ 4章1,2節の預言は,「エホバの家の山」が「もろもろの山の頂より上に堅く据えられ」,「もろもろの丘より上に……高められ」て,多くの国の民が流れのようにそこに向かう時のことに言及しています。「エホバの家の山」が山々や丘より高くなるということは,真の崇拝の高められた地位に言及しているようです。古代において山や丘は,偶像礼拝を特色とする崇拝を行なう場所として,また偽りの神々の聖所の所在地として用いられていたからです。―申 12:2; エレ 3:6; エゼ 18:6,11,15; ホセ 4:13。
その予型的な成就として,西暦29年から70年までの間,すなわちユダヤ人の事物の体制が終わろうとしていたころ,エホバの崇拝は異教諸国民が自分たちの偽りの神々に与えた高大な高みの上に高められました。王イエス・キリストが真の崇拝を高める“突破口”を作られたのです。そして,そのあとからまずイスラエル国民の残りの者が,次いであらゆる国の民が続きました。(イザ 2:2; ミカ 2:13; 使徒 10:34,35)対型的な成就としては,この事物の体制が終わろうとしている時代に,エホバの崇拝は天に達するまでに高められています。王イエス・キリストは霊的イスラエルの残りの者を清い崇拝へと導いてこられ,その後に続くようにして,あらゆる国民から出た大群衆が導かれてきました。―啓 7:9。
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神殿聖書に対する洞察,第1巻
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イザヤ 2章1-4節とミカ 4章1-4節には,「末の日」に「エホバの家の山」が『高められる』ことが述べられており,「すべての国の民」の人々がその「エホバの家」に集まって来ることが予告されています。西暦70年以来,エルサレムにはエホバの物理的な神殿はないので,それは何らかの物理的な構造物のことではなく,「末の日」にエホバの民の生活の中で真の崇拝が高められ,すべての国の民の人々が大勢エホバの偉大な霊的な神殿で共々に崇拝に加わるために集まって来ることを指しているに違いありません。
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