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指聖書に対する洞察,第2巻
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イエス・キリストは書士やパリサイ人が行なっていた苛酷で尊大な支配を例証する際に,同様の修辞的表現をお用いになりました。イエスはそれらの宗教指導者たちに重荷を負った民を少しでも助けようという気持ちが全くないことを示して,『彼らは重い荷をくくって人の肩に載せますが,自分ではそれを指で動かそうともしません』と言われました。(マタ 23:2-4)イエスは別の隠喩の中で,「富んだ人」が自分のためにラザロに最も小さなこと(「その指の先」に付いた水だけを運ぶこと)をさえさせようと願うと描写されました。この願いはラザロをアブラハムとの恵まれた地位から引き離すことを意図したものでした。―ルカ 16:22,24。
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