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胸,乳房,懐聖書に対する洞察,第2巻
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イエスが話しておられるのを聞いた一人の女性は,「あなたをはらんだ胎と,あなたが吸った乳房とは幸いです!」と叫びました。立派な息子を持つことはあらゆる女性の願いであり,ユダヤ人の女性は預言者,とりわけメシアの母となる特権を願っていたので,このユダヤ人の女性がそのように述べたのは無理もないことでした。しかし,「いいえ,むしろ,神の言葉を聞いてそれを守っている人たちこそ幸いです!」というイエスの答えから分かるように,大切なのは肉的な面でイエスに近いことではありません。むしろ,霊性が重要なのです。この原則からすれば,どんな形にせよマリアをわたしたちの主の母としてあがめることはできません。―ルカ 11:27,28。
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自由聖書に対する洞察,第1巻
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制限された自由と束縛との間には違いがあります。神から与えられた限界内での自由は幸福をもたらします。被造物,不完全さ,弱さ,または誤った思考形態への束縛は圧迫と不幸をもたらします。自由はまた,自己決定,すなわち神の律法を無視して何が正しく何が間違いかを自分で決めることとは区別すべきものです。そのような行動は,エデンで蛇がアダムとエバに独立的でわがままな精神を紹介したことによって及んだ影響を見ても分かるように,他人の権利を侵害することになり,問題を引き起こします。(創 3:4,6,11-19)真の自由は法,つまり神の律法の拘束を受けます。その律法はふさわしい,築き上げる,有益な仕方で個人を十分に表現する余地を与えており,他の人々の権利を認めてすべての人の幸福に寄与します。―詩 144:15; ルカ 11:28; ヤコ 1:25。
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