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デカポリス聖書に対する洞察,第2巻
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後代の歴史 エウセビオスによると,ユダヤのクリスチャンは西暦70年のエルサレムの滅びに先立ってギレアデの山地にあるデカポリスの都市ペラに逃げることにより,イエスの預言的な警告に注意を払いました。―ルカ 21:20,21; 「教会史」,III,v,3。
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イスラエル聖書に対する洞察,第1巻
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ガルスは神殿の北のベゼタに火をつけると,神殿の南西にある王宮の前に陣を張りました。ヨセフスによれば,その時ガルスは容易に市内に押し入ることができたはずでした。しかしガルスが手間取ったので,反抗分子は強気になりました。それから,ローマの前線部隊は盾を自分の上にかざしてカメの甲羅のような保護となる覆いを作り,城壁の下を掘り始めました。ローマ人は再び成功を目前にしていた西暦66年の秋に撤退しました。この撤退について,ヨセフスは次のように述べています。「ケスティウスは……突如配下の部隊を呼び戻し,何の反撃を受けたわけでもないのに望みを捨て,予測に全く反して,同市から退却した」。(ユダヤ戦記,II,540 [xix,7])その都市に対するこの攻撃とその後の突然の撤退は,そこにいたクリスチャンがイエスの指示通り「山に逃げ」る合図となり,その機会をもたらしました。―ルカ 21:20-22。
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