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イエス・キリスト聖書に対する洞察,第1巻
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このことと調和して,イエスはトマスの質問に答え,「あなた方がわたしを知っていたなら,わたしの父をも知っていたでしょう。今この時から,あなた方は父を知っており,また見たのです」と言われました。また,イエスはフィリポの質問に答えて,「わたしを見た者は,父をも見たのです」と付け加えられました。(ヨハ 14:5-9)この時もやはり,イエスがそのあとに説明された言葉は,イエスがみ父を忠実に代表し,み父の言葉を語り,み父の業を行なわれたゆえに,そのように言えたことを示しています。(ヨハ 14:10,11。ヨハ 12:28,44-49と比較。)イエスはご自分が死ぬ日の夜のこの同じ時に,それら同じ弟子たちに,『父はわたしより偉大な方です』と言われました。―ヨハ 14:28。
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名聖書に対する洞察,第2巻
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イエス・キリストは地上にいた時,『み父の名を[弟子たちに]明らかにされました』。(ヨハ 17:6,26)それら弟子たちは,以前からその名を知っており,ヘブライ語聖書に記されている神の働きに精通してはいましたが,エホバをそれまでよりもずっとよく,もっとすばらしい仕方で知るようになったのは,「父に対してその懐の位置に」おられる方を通してでした。(ヨハ 1:18)キリスト・イエスは,み父の業を行ない,独自の考えではなく,み父の言葉を語って,み父を完全に代表しました。(ヨハ 10:37,38; 12:50; 14:10,11,24)イエスが,「わたしを見た者は,父をも見たのです」と言うことがおできになったのはそのためです。―ヨハ 14:9。
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