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目ざめよ! 1989
目89 10/22 8–10ページ

サタン ― その仮面を外す

サタンは今日,世界的な注目を浴びています。サタンについては,新聞,雑誌,宗教冊子などに多くのことが書かれ,ラジオやテレビの番組でも,サタンの名を持つ宗教のことが盛んに取り上げられてきました。

公共の場所のベンチ,橋の上,廃屋となったビルの壁,店舗の正面などにはペンキで,板ガラスの窓などには白い塗料で,「サタン」という名が,普通のつづりや逆のつづりで書かれているのが見かけられます。人々の中でも特に若者たちが,サタンという名の付いた宗教に魅力を感じ,結局そのわなにかかってしまうという現象が顕著になっています。

しかし,広く知られているにもかかわらず,サタンとは一体だれか,あるいは何かということになると,意見はまちまちです。サタンの最も献身的な追随者たちをも含め,多くの人にとって,サタンは正体不明の存在です。ある宗教学の教授は,「一人の文字通りの人間をサタンと信じている人もいれば,サタンとは比喩的表現であると考える人,そんな者はいないと簡単に片付けてしまう人までおり,全く千差万別だ」と言いました。

バプテスト神学校で宗教学を教える別の教授が,サタンの特性を神の大敵としてではなく,『神の僕』として記述したとき,激しい宗教的怒りが爆発しました。バプテスト教会の出版会社には,この解説に抗議する電話が盛んにかかり,多くの投書が舞い込みました。バプテスト教会の保守的な牧師は,「もしサタンが神の僕として認められるのであれば,我々は神を敵に回すことになる」と言いました。ところが,バプテスト教会の牧師であるもう一人の宗教学の教授は,バプテスト教会の理事会はサタンに関する「バプテスト教会の公式見解を出すための票決をしたわけではない」と反論しました。

実際に多くの教会の教会員は,自分の宗教がサタンについてどんなことを教えているのかよく知りません。ある新聞の記者は,「サタンについて教会員が信じるべき事柄を示す教義を有する教会はほとんどなく,その問題は全く個人の判断にゆだねられている」と述べています。悪魔とは人の内面の悪を表わすものにすぎない,などと教えている人たちもいます。例えば,長老派教会の牧師,A・D・エリソンは,イエスは荒野にいた時,超自然の悪魔のような者によってではなく,イエス自身の自己中心的傾向によって誘惑されたと主張します。

教会指導者たちがサタンの実在を疑問視しているのですから,教会員が同じように疑念を抱くのも不思議ではありません。

サタンの正体

しかし,サタンとはだれであるかに関して聖書の述べることは非常に明確です。全能の神は,天においてご自分の前に出入りする,ご自分の僕となる霊の被造物を多数創造されました。聖書は,神が『地の基を置き』,それを将来の人間の住みかとして創造された時,「神の子たち[み使いである霊の被造物]がみな称賛の叫びを上げはじめた」ことを明らかにしています。(ヨブ 38:4,7)やがて,それらのみ使いのひとりが自分の創造者に背き,反逆者,反対者となりました。

その最初の反対者,すなわちサタン(「反抗者」という意味)が,蛇を代弁者としてエバに話しかけ,神に背くよう誘惑したのです。(創世記 3:1-6)サタンが「初めからの蛇」とも呼ばれているのはそのためです。(啓示 12:9)イエスご自身はサタンのことを,「その者は,その始まりにおいて人殺しであり,真理の内に堅く立ちませんでした。真実さが彼の内にないからです」と言われました。(ヨハネ 8:44。ヨハネ第一 3:8)こうしてイエスは,サタンがかつてはエホバ神の恵みを享受していた者,しかし神に反逆した者であることを明らかにされました。

悪魔とは,悪という抽象的原理を指すにすぎないと言う人もいますが,聖書の中でサタンのものとされている特質や行動は,人格的存在にしか当てはまりません。確かに聖書は,サタンが実在する,肉眼では見えない霊者であることを示しています。サタンの目的は,自ら公然と認めているとおり,人類を創造者なるエホバ神に仕えさせないようにすることです。サタンが荒野でイエスを誘惑したとき,イエスが悪という単なる特質,もしくは『自分の自己中心的傾向』に誘惑されたはずはありません。イエスは「偽りも汚れもなく,罪人から分けられ」ていた,と聖書にはっきり述べられていますから,イエスの内に悪や利己心が宿ることなどあり得ないからです。―ヘブライ 7:26。ルカ 4:1-13。

権力欲

サタンは,他の者たちを支配したい,彼らの神になりたい,崇拝されたいという欲望から権力欲に駆られ,神に反逆しました。(コリント第二 4:4)サタンはアダムとエバに力と自由を得ることを勧めました。それはつまり,「神のようになって」正邪善悪を自分で決めることです。(創世記 3:5)今でもサタンが自分の崇拝者たちに提供しているのは力と自由です。

ですから,ショーンという名の十代の悪魔主義者は,自分の両親ともう一人の人を殺害した直後,「おれは自由だ。人を殺しても良心のかしゃくを感じない」と書いています。また別の時には,「おれは神を捨て,キリストを捨て,サタンにだけ仕える。……サタン万歳」と,自分の血で書きました。

十代の若者で以前に悪魔主義教団の会員だったランディー・ショーズは,「当時は,あの力が全部自分のものだったのだから最高だった」と説明し,『自分を保護する仲間から,他人を害する儀式や呪文から,そしてまた秘密主義から来る力に魅せられていた』ことを強調しました。

確かに,多くのサタン崇拝者の間には,サタンの教えに従う者は力が得られるという信念があります。そしてそれを一部の悪魔崇拝者たちは,罰を受けずに殺人を行なう力と解釈しています。サタンの崇拝者たちが起こした殺人事件に関する報道から分かるように,彼らは殺人によって悪魔の機嫌を取ることができると本当に信じているのです。ですから,悪魔崇拝という増大する脅威を真剣に受け止める必要があります。

欺かれてはならない

忘れないでください。サタンは実在者です。だれかの想像の所産ではありません。サタンの最大の喜びは,神と神の言葉聖書の信用を落とすことであり,できるだけ多くの者を滅びの網に捕らえることです。しかし,神はすでにサタンに対する行動を開始し,サタンを天から追い出して地の領域に監禁することをよしとされました。サタンが地の領域に監禁されたことが,近年の悪魔主義復興の一因となっていることは疑えません。―啓示 12:7-12。

親の立場にある人は,よく気をつける必要があります。子供たちが悪魔主義に走るのは,多くの場合,親が子供に必要な愛と心遣いを示さないからです。子供たちは見捨てられたように思って恨みを抱き,いとも簡単に悪魔主義者を募る者の餌食になってしまうのです。

しかし,幸いなことに,サタンとその影響が存在しなくなる時が近づいています。間もなくサタンとその追随者はみな敗北を喫し,完全な滅びを被ります。サタンとその悪霊たちが不敵にも反抗してきた大いなる神エホバは,ご自分の戦士なる王イエス・キリストを用いて,それら邪悪な者たちを一掃されます。(ヨハネ第一 3:8。啓示 20:1-3,10)その間あなたは,サタンに抵抗する人たち,まことの神エホバの組織された崇拝者たちの愛ある兄弟関係の中で保護される人たちの中におられますように。

[9ページの囲み記事]

本当に保護となるもの

ある男性は,米国ニューヨーク州ミドルタウンのタイムズ・ヘラルド・レコード紙への投書の中で,自分がどうしてオカルトの力を求めるようになったかを説明していました。この人は,その力を得る方法が書かれている二人の心理療法医の著書に傾倒したことがありました。「その方法を綿密に実行したところ,6週間にわたって夜ごとに恐怖に襲われました」と,その人は説明しています。

そして,続けてこう語りました。「幸いにも,二人のエホバの証人が私にアドバイスしてくれました。特に,エホバに祈るようにと勧められたので,毎晩,異様な気持ちになり始めた時に祈るようにしました」。どんな結果になったでしょうか。

この人はこう言っています。「最後に恐怖に襲われた夜,私に取りついていた何者かはその手を緩めました。……その時以後,嫌な経験をしたことは一度もありません」。この人は新聞に投書したとき,「神はオカルトの慣行に関係する人たちをとがめておられる(申命記 18:10-13)」ということを学びました。―1988年2月27日付。

上記の聖句には一部こう記されています。「あなたの中に,……占いに頼る者,魔術を行なう者,吉凶の兆しを求める者,呪術を行なう者,また,まじないで他の人を縛る者,霊媒に相談する者,出来事の職業的予告者,死者に問い尋ねる者などがいてはいけない。すべてこうした事を行なう者はエホバにとって忌むべきものであ(る)」。

[10ページの囲み記事]

親の皆さん,兆候に気をつけてください

悪魔崇拝には若者たちの心に訴える力があるので,親は自分の子供が巻き込まれている兆候はないか,警戒すべきです。悪魔主義教団についての権威者,イーボン・ピータソンは次のように語りました。

「彼ら(若者)は信頼してくれる人を必要としている。……だれでもいいから自分に注意を向けてくれる人……耳を傾けてくれる人を切に求めている。それらの教団は耳を傾けることに非常にたけている」。

米国ニュージャージー州に住むカウンセラー,アンジェロ・ピアリはこう警告しています。「『それは一時的な流行にすぎない』と思う人もいることだろう。だが,それこそ悪魔主義者たちの望んでいることなのだ。彼らは暴露されることを望んでいない。自分たちの活動の真意が明るみに出されることを望んではいない」。

若い人たちが聴く音楽に気をつけることは特に重要です。今日のヘビー・メタル・ロックと呼ばれる音楽は,悪魔主義的なメッセージや象徴で満ちていることが少なくありません。「それは殺傷せよというメッセージが織り込まれていて,極端に倒錯的である。それは暴力を行動に移したいという子供の欲求を満たすのだ」と,ピータソンは述べています。

昨年,ニュージャージー州の14歳のある若者が,自分の母親を刺し殺して自殺しました。彼の部屋の壁には,ヘビー・メタル・ロック演奏家のポスターが一杯張ってありました。後でその少年の父親は,「子供たちが聴いている音楽に気をつけるよう,親の皆さんに言ってあげてください」と頼みました。その父親の話によると,息子は殺人を犯す前の週ずっと,「血のことや母親を殺すことについての」ロックソングばかり歌っていたということです。

確かに,悪魔主義は死を招く大きな脅威になっています。それと闘うための第一段階は,情報を取り入れ,そしてそれに立ち向かうことです。そうです,わたしたちのする戦いは「邪悪な霊の勢力に対するもの」であると述べている聖書は正しいのです。(エフェソス 6:12)サタンとその悪霊たちは本当に存在しており,すべての悪魔的な行為の背後にいるのは彼らなのです。

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