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聖書に対する洞察,第2巻
洞-2 「フリギア」

フリギア

(Phrygia)

小アジア中央部にあった国または地方。フリギアの地理上の境界は長年の間にかなり変化したので,時期を限定しなければ,包含される地域を明確にするのは困難です。西暦1世紀当時「フリギア」は,ローマの属州ガラテアとアジアの中にあった内陸地域で,東のハリュス川から西のヘルムス川およびメアンデル(メンデレス)川の上流域に至る,タウロス山脈北方の高原地方を包含していました。使徒パウロは,少なくとも2回の旅行の際にフリギアの一部を通過しました。―使徒 16:6; 18:23; 19:1。

フリギア人は西暦前2千年紀の終わりごろ,トラキアから移住し,ハリュス川からエーゲ海に至る,タウロス山脈北方の小アジア中央部および西部の大半を掌握した,と一般に考えられています。考古学的証拠はゴルディウムがその首都,またミダス王が著名な支配者の一人であったことを示しています。初期のフリギアの人々が奉じた宗教の注目に値する側面は,母神(レア・キュベレ)崇拝です。

フリギアの西部は,ペルガモンのアッタリド人の王たちの支配下に置かれました。この王国はローマの属州アジアとなりましたが,南東部はしばしばアジア州フリギアと呼ばれています。(「アジア」を参照。)ガラテアの王はフリギアの東寄りの地域を支配し,やがてそこはローマの属州ガラテアの一部になりました。この東の地域は時折ガラテア州フリギアと呼ばれており,ピシデアの北,またルカオニアの北西にありました。アンティオキアはピシデアと,またイコニオムはルカオニアと結び付けられることが少なくありませんが,筆者の観点や関係する時代によっては,アンティオキアとイコニオムをフリギアの都市と呼べるかもしれません。―使徒 13:14。「アンティオキア」2項; 「イコニオム」を参照。

フリギアの住民の中にはユダヤ人が大勢含まれていました。シリアのセレウコス朝の支配者たちがユダヤ人の居住を奨励したからです。ヨセフスによると,アンティオコス3世(西暦前223-187年)は,「メソポタミアやバビロニアからユダヤ人を2,000家族,その財産もろとも」リュディアやフリギアに輸送しました。それはその地の扇動的な民の状態を安定させるためでした。(ユダヤ古代誌,XII,149 [iii,4])そしてローマの支配下に入っても,小アジアには依然として多くのユダヤ人がいたようです。西暦33年のペンテコステには,「アジア地区,それにフリギアとパンフリア」のユダヤ人がエルサレムに居合わせていました。―使徒 2:9,10。

パウロの第2回宣教旅行の際,パウロとその仲間はキリキアとルカオニアを通って北西に進み,「フリギアとガラテア地方を回(り)」ました。「アジア地区でみ言葉を語ることを聖霊によって禁じられたから」です。(使徒 15:41; 16:1-6)ですから彼らは旧フリギアの東部(そこはパウロの時代にはガラテア州フリギアとなっていた)には入っていましたが,アジア州(アジア州フリギアを含む)をそのまま西に進む代わりに,ビチニア州に向けて北進し,それから西のトロアスに行きました。

パウロは3回目の旅行ではガラテア州フリギアとアジア州フリギアを通りました。彼はピシデアのアンティオキアをたって,「ガラテアとフリギア地方の各所を回(り)」ました。(使徒 18:23)記録はさらに,彼が「内陸部を回って」エーゲ海沿岸の「エフェソスに下(った)」と述べています。(使徒 19:1)彼はエフェソスに至る主要道路,つまりリュコス川流域を下ってラオデキア,コロサイ,ヒエラポリスといったフリギアの諸都市(コロ 2:1; 4:13)を抜ける道路を進むのではなく,幾らか北寄りの,もっと直線的な道を通ったようです。―「コロサイ」を参照。

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