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賛美聖書に対する洞察,第1巻
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人間にとって,是認された者として神に認められる以上に貴重な賛美や称賛はありません。そのような称賛は,主イエス・キリストが栄光のうちに表わし示される時に与えられます。(コリ一 4:5; ペテ一 1:7)この称賛は,肉的な功績にではなく,その人がエホバの僕にふさわしい生き方をしたかどうかにかかっています。(ロマ 2:28,29。「ユダヤ人」を参照。)一方,政府の高官その他の人たちは,真のクリスチャンが法律に従い,廉直であるために称賛することもあるでしょう。(ロマ 13:3)クリスチャンが立派に振る舞うのは彼らがエホバの献身的な僕だからであることが見る人に明らかになるとき,クリスチャンが忠節な弟子として従うエホバとそのみ子に賛美が帰されることになります。
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上位の権威聖書に対する洞察,第1巻
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クリスチャンが服する理由 神が許された取り決めにクリスチャンが反対の立場を取るべき理由はないので,彼らには上位の権威に服するべき十分の理由があります。政府の支配者たちは個人的には腐敗しているかもしれませんが,通例,善を行なった,すなわちその国の法律に従ったということで人を処罰することはないでしょう。しかし,盗みや殺人,その他の不法な行為に携わる人は,統治する権威からの有罪の裁きを予期すべきです。例えば,故意の殺人を行なう人は,その犯罪のために処刑されるかもしれません。エホバ神は大洪水後に殺人者を死刑にする権限を与えたので(創 9:6),人間の権威はその法律違反者を処刑することにより『神の奉仕者,悪を習わしにする者に憤りを表明する復しゅう者』として行動していることになります。―ロマ 13:2-4; テト 3:1; ペテ一 2:11-17。
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