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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1995
塔95 12/1 2–4ページ

伝統は真理と対立しなければならないか

マルティン・ルターは,自分は正しいと信じていました。聖書に裏づけがあると思っていたのです。一方,ポーランドの天文学者コペルニクスは,当時のその伝統的な考えは間違っていると思っていました。

それはどんな考えだったのでしょうか。地球は宇宙の中心にあり,すべての天体は地球の周りを回っているという考えです。ところがコペルニクスは,本当は地球が太陽の周りを回っているのだと言いました。ルターはその考えを否定して,「回っているのは地球であって,天空や大空でも,太陽や月でもないということを示すことに躍起になった,この出しゃばりの占星術者に人々は耳を貸すのだ」と述べました。―「西洋哲学史」。

伝統的な信念は事実と,つまり真理と対立する場合が少なくありませんでした。そのような信念は人々に有害な事柄を行なわせようとすることさえあります。

これはもちろん,伝統と真理は必然的に対立する,という意味ではありません。事実,使徒パウロは同時代のクリスチャンに,自分が伝えた伝統を引き続き守るよう勧め,こう述べました。「さて,あなた方が……わたしが伝えたそのとおりに伝統をしっかり守っているので,わたしはあなた方をほめます」― コリント第一 11:2。テサロニケ第二 2:15; 3:6もご覧ください。

パウロは何を指して「伝統」という言葉を用いたのでしょうか。「聖書に対する洞察」,第2巻,294ページには,パウロが用いた「伝統」に相当するギリシャ語のパラドシスは,「口頭や書面で伝達されるもの」を意味することが記されています。これに相当する英語の言葉は,「親から子へと伝えられてきた,あるいは考え方や行動の仕方として確立されてきた,情報,教理,または慣行」を意味します。a 使徒パウロが伝えた伝統は,しかるべきところから出ていたため,それをしっかり守るのはクリスチャンにとって良いことでした。

しかし伝統は言うまでもなく,真実であることもあれば偽りであることもあり,有益であることもあれば有害である場合もあります。例えば,英国の哲学者バートランド・ラッセルは,16世紀のコペルニクスのように伝統的な信念を疑問視するだけの正直さと勇気を持っていた人々をたたえています。そのような人々は,「昔から人々が正しいと信じてきた事柄も間違っている場合があるという認識」を持つようになりました。あなたも,伝統に盲目的に従わないようにするのは賢明なことだと思われませんか。―マタイ 15:1-9,14と比較してください。

では,宗教上の信条や習慣についてはどうでしょうか。それらは当然正確で無害だと見てよいのでしょうか。どうすれば分かりますか。宗教上の伝統が実際に真理と対立することに気づいたなら,何をすべきでしょうか。これらの疑問は,次の記事で検討されます。

[脚注]

a ものみの塔聖書冊子協会発行。

[2ページの図版のクレジット]

表紙: Jean-Leon Huens © National Geographic Society

[3ページの図版のクレジット]

Universität Leipzig

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