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あざけり聖書に対する洞察,第1巻
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イエス・キリストの弟子たちも同様に,無知な人々や不信者からあざけられました。(使徒 2:13; 17:32)使徒パウロは仲間の弟子たちがユダヤ人からあざ笑われたことについて述べ,古代の預言的な状況を指摘しています。その例では,約5歳になったイサクが,19歳の異母兄弟イシュマエルからあざ笑われました。イシュマエルはねたましく思ってイサクを『からかい』(「あざけり」,欽定,ヤング)ました。(創 21:9)パウロはその預言的な意味がどのように当てはまるかを示し,こう述べました。「そこで,兄弟たち,わたしたちは,イサクと同じように約束に属する子供です。しかし,その当時,肉の方法で生まれた者が霊の方法で生まれた者[神が事態に介入してイサクを誕生させられた]を迫害するようになりましたが,今もそれと同じです」。(ガラ 4:28,29)後に,パウロはこう書きました。「実際,キリスト・イエスにあって敬虔な専心のうちに生活しようと願う人はみな同じように迫害を受けます」― テモ二 3:12。
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霊聖書に対する洞察,第2巻
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有生のものの命の源,生殖力の源 無生の創造物だけでなく,有生の創造物もすべて,その存在と命を最初の生き物を造り出したエホバの霊の働きに負っています。今日のすべての生き物は最初の生き物を通して存在するようになりました。(ヨブ 33:4と比較。この項目の『息; 命の息; 生命力』の箇所を参照。)エホバはアブラハムとサラの生殖力を回復させるためにご自分の聖霊をお用いになりました。ですから,イサクは「霊の方法で生まれた」者と言うことができました。(ガラ 4:28,29)神はまた,ご自分の霊によって,み子の命を天から地に移し,ユダヤ人の処女マリアの胎内で受胎させました。―マタ 1:18,20; ルカ 1:35。
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