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  • 親の皆さん,あなたの手本は何を教えていますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1999
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1999
塔99 7/1 8–12ページ

親の皆さん,あなたの手本は何を教えていますか

「愛される子供として,神を見倣う者となりなさい。そして,……愛のうちに歩んでゆきなさい」― エフェソス 5:1,2。

1 エホバは最初の人間夫婦にどのような指導をお与えになりましたか。

エホバは家族制度の創始者です。あらゆる家族は,その存在をエホバに負っています。最初の家族を設け,最初の人間夫婦に生殖力を授けたのはエホバだからです。(エフェソス 3:14,15)エホバはアダムとエバに,二人の責務に関する基本的な指示を伝えると共に,それらの指示を自発的に実行する機会を十分にお与えになりました。(創世記 1:28-30; 2:15-22)アダムとエバが罪をおかした結果,後の家族が対処しなければならないさまざまな状況は,ますます複雑なものとなりました。それでもエホバは,ご自分の僕たちがそのような状況に対処できるよう,愛をもって指針をお与えになりました。

2 (イ)エホバは,文字で書かれた助言を補強するものとして,どんな手だてによって口頭の教えを与えてこられましたか。(ロ)親はどんな自問をする必要がありますか。

2 エホバは偉大な教訓者として,わたしたちが何をすべきか,また何を避けるべきかについて,文書による指示を与えるだけでなく,はるかに多くのことをしてこられました。古代には,文書による教えと共に,祭司や預言者また家族の頭による口頭での教えもお与えになりました。今日では,そうした口頭での教えを与えるためにだれを用いておられるでしょうか。クリスチャンの長老,および親です。親の立場にある方は,エホバの道を家族に教え諭す点でご自分の役割を果たしておられますか。―箴言 6:20-23。

3 家族の頭は,効果的な教え方に関してエホバから何を学べますか。

3 そうした教えを家庭でどのように与えるべきでしょうか。エホバは型を示しておられます。何が良く,何が悪いかを明確に述べ,同じ事でも繰り返し述べておられます。(出エジプト記 20:4,5。申命記 4:23,24; 5:8,9; 6:14,15。ヨシュア 24:19,20)また,考えさせる質問をされます。(ヨブ 38:4,8,31)例えや実例を示して,わたしたちの感情を強く動かし,わたしたちの心を形作られます。(創世記 15:5。ダニエル 3:1-29)親の皆さん,お子さんを教えるとき,その型に倣うよう努めておられますか。

4 懲らしめを与えることに関してエホバから何を学べますか。懲らしめが大切なのはなぜですか。

4 エホバは正しいことを擁護する点で確固としておられますが,不完全さの及ぼす影響も理解しておられます。ですから,処罰する前に,教えて,不完全な人間に警告や諭しを繰り返しお与えになります。(創世記 19:15,16。エレミヤ 7:23-26)懲らしめるときには,過度にではなく,適度にそうされます。(詩編 103:10,11。イザヤ 28:26-29)そのように子供を扱うなら,エホバを知っていることを示すことになり,子供にとってもエホバを知ることが容易になるでしょう。―エレミヤ 22:16。ヨハネ第一 4:8。

5 親は,耳を傾けることについてエホバから何を学べますか。

5 すばらしいことに,エホバは愛ある天の父として耳を傾けられます。単に命令するだけの方ではありません。ご自分に対して心を注ぎ出すよう励ましてくださっています。(詩編 62:8)そして,わたしたちの言い表わす気持ちがもっともなものとは言えない場合でも,天から恐ろしいけんまくで叱責したりはされません。辛抱強く教えてくださいます。ですから,「愛される子供として,神を見倣う者となりなさい」という使徒パウロの助言は,本当に適切です。(エフェソス 4:31–5:1)エホバは,子供を教え諭すことに努める親の見倣うべき,実に優れた手本を示しておられます。その手本はわたしたちの心を動かし,神の命の道を歩みたいという気持ちにさせます。

手本の及ぼす影響

6 親の態度と手本は子供にどのように影響しますか。

6 口頭での教えに加え,手本は子供に多大の影響を及ぼします。親が好むと好まざるとにかかわらず,子供は親に見倣うものです。親は,自分自身の言った事柄を子供が言うのを聞いて,うれしくなることもあれば,時には恥ずかしくなることもあるでしょう。親の行動と態度の両面が霊的な事柄に対する深い認識を反映したものであるとき,それは子供に好ましい影響を与えます。―箴言 20:7。

7 エフタは親として,娘にどんな手本を示しましたか。どんな結果になりましたか。

7 親の手本の影響については,聖書中に数多くの例が収められています。エフタは,エホバに用いられてイスラエルをアンモン人に対する勝利へと導いた人ですが,父親でもありました。記録されているアンモンの王へのエフタの返答は,エフタがエホバのイスラエルに対する扱いに関する歴史書をよく読んでいたに違いないことを物語っています。エフタはその歴史書の言葉を自由に引用することができ,またエホバに対する強い信仰を示しました。その手本が娘にとって,信仰と自己犠牲の精神を身につける助けとなったことは疑えません。エフタの娘はその信仰と精神を表わして,エホバにささげられた独身女性としての生涯にわたる奉仕を引き受けたのです。―裁き人 11:14-27,34-40。ヨシュア 1:8と比較してください。

8 (イ)サムエルの親は,どんなりっぱな態度を示しましたか。(ロ)そのおかげでサムエルはどんな益を受けましたか。

8 サムエルは,子供のころから模範的で,預言者としても生涯にわたって神に忠実でした。あなたもお子さんにサムエルのように育ってほしいと思われますか。では,サムエルの親,エルカナとハンナの示した手本を分析して考えてください。家庭内の状況は申し分のないものとは言えませんでしたが,二人は崇拝のために定期的にシロへ,神聖な幕屋のあった場所へ上って行きました。(サムエル第一 1:3-8,21)ハンナの祈りがいかに心のこもったものであったかに目を留めてください。(サムエル第一 1:9-13)神に約束した事柄を果たすことの大切さについて二人がどう考えていたかに注目してください。(サムエル第一 1:22-28)二人の示したりっぱな手本は,サムエルが種々の良い特質を身につける助けになったに違いありません。サムエルはそうした特質を身につけたからこそ,周囲の人たちが表向きはエホバに仕えながらも神の道に全く敬意を払っていなかったときでさえ,正しい歩みを続けることができたのです。やがてエホバはサムエルに,ご自分の預言者としての責務をゆだねました。―サムエル第一 2:11,12; 3:1-21。

9 (イ)家庭でのどんな影響力がテモテに良い感化を与えましたか。(ロ)テモテはどんな人になりましたか。

9 あなたはお子さんに,若くして使徒パウロの仲間となったテモテのようになってほしいと思われますか。テモテの父親は信者ではありませんでしたが,テモテの母親と祖母は,霊的な物事に対する認識の面でりっぱな手本を示しました。このことはテモテにとって,クリスチャンとして生きてゆくうえでの良い基礎となったに違いありません。母ユニケと祖母ロイスは「少しも偽善のない信仰」を持っていた,と伝えられています。クリスチャンとしての二人の生き方は,見せかけのものではありませんでした。信じていると唱える事柄に即した生活を実際に送り,そのとおりにするよう若いテモテを教えたのです。テモテは,自分が信頼に値すること,また他の人々の福祉を真に気づかっていることを身をもって示しました。―テモテ第二 1:5。フィリピ 2:20-22。

10 (イ)家庭外のどんな手本は,子供に影響を及ぼすことがありますか。(ロ)そうした影響が子供の言葉や態度に表われるとき,どう反応すべきですか。

10 子供に影響を与える手本は,家庭内のものだけではありません。一緒に学校に通う子供たちや,子供の考えを形作る働きをする教師たち,部族や地域社会に深く根づいた慣習にだれもが従うべきであるという固い信念を持つ人たち,もてはやされている花形スポーツ選手,公職に就いていて,その振る舞いがニュースでとりざたされる人たちの影響もあります。また,戦争に伴う残虐な行為にさらされてきた子供たちも大勢います。こうした影響が子供の言葉や態度に表われるとしても,それは意外なことでしょうか。そのような場合,どう反応しますか。きつくしかったり,厳しく言い聞かせたりすることで問題は解決するでしょうか。子供をすぐにとがめるよりも,むしろ,『この状況にどう対処すべきかを見定めるのに役立つ点をエホバの物事の扱い方の中に見いだせないだろうか』と自問するほうがよいのではないでしょうか。―ローマ 2:4と比較してください。

11 親は間違いをした場合,子供の態度にどんな影響を及ぼすことがありますか。

11 もちろん,親も不完全であり,種々の状況に対して常に最善の対応ができるとは限りません。間違いもします。子供がそのことに気づくなら,親に対する敬意は薄れるのでしょうか。その可能性はあります。親が自分の過ちを棚に上げて威圧的に権威を振りかざす場合は特にそうです。しかし,親が謙遜で,間違いを率直に認めるなら,結果は大きく異なることでしょう。そうすることで,子供に有益な手本を示せます。子供も同じようにすることを学ぶ必要があるのです。―ヤコブ 4:6。

親は手本によって何を教えることができるか

12,13 (イ)子供は愛について何を学ぶ必要がありますか。このことを教えるのに,どんな方法が特に効果的ですか。(ロ)子供が愛について学ぶのは,なぜ大切なことですか。

12 口頭で教えると共に良い手本を示すと特に効果的に与えることのできる有益な教訓は数多くあります。その幾つかを考えてみましょう。

13 私心のない愛を表わす: 手本によって強調すべき,きわめて重要な教訓の一つは,愛とはどういうものかという点です。「わたしたちは,[神]がまずわたしたちを愛してくださったので愛するのです」。(ヨハネ第一 4:19)神は愛の源であり,愛の最高の手本です。原則に基づくこの愛,アガペーは,聖書の中で100回以上言及されています。その愛は,真のクリスチャンの身分証明となる特質です。(ヨハネ 13:35)そのような愛は,神とイエス・キリストに対して示すもの,また人が互いに対しても,自分が好感を抱いているわけではない人にさえ示すものです。(マタイ 5:44,45。ヨハネ第一 5:3)この愛は,まず親の心にあって,その生活にはっきり表われていなければなりません。そうして初めて,その愛を子供に効果的に教えることができるのです。行動には言葉よりも説得力があります。子供は家庭内で,愛と,それに関連した特質,例えば愛情といった特質が示されるのを見,また経験する必要があります。こうしたものがなければ,子供の身体面,精神面,感情面での発育は鈍ってしまいます。子供はまた,愛や愛情が家庭外の仲間のクリスチャンに対して正しく示されるのを見る必要もあります。―ローマ 12:10。ペテロ第一 3:8。

14 (イ)満足のゆく,質のよい仕事をするよう,どのように子供を教えることができますか。(ロ)そのことをあなたの家庭でどのように行なえますか。

14 仕事の仕方を学ぶ: 仕事は生きてゆくうえで基本を成す事柄です。人が自尊心を持つには,質のよい仕事の仕方を学ぶ必要があります。(伝道の書 2:24。テサロニケ第二 3:10)子供は仕事を割り当てられても,やり方をほとんど教えてもらっていないなら,そして上手にできないことをしかられるなら,質のよい仕事をすることは学べないでしょう。一方,親と一緒に実際に仕事をすることによって学び,良い点を褒められるなら,満足のゆく仕事をすることを学ぶ可能性は高くなります。親が手本を示すと共に説明してあげれば,子供は仕事のやり方を学ぶだけでなく,問題を克服する方法や,仕事を途中で投げ出さずに最後まで行なうこと,またどのように論理的に考え,決定を下すかについても学ぶことでしょう。こうした中で,子供はエホバも仕事をしておられ,それも質のよい仕事であり,またイエスは父を見倣っている,ということを認識できるようになるのです。(創世記 1:31。箴言 8:27-31。ヨハネ 5:17)農家や,商売をしている家であれば,家族の幾人かで一緒に仕事ができるかもしれません。あるいは,母親が息子や娘に,料理や,食後の片付けをするよう教えることもできるでしょう。外に働きに出ている父親は,家で子供と一緒に何かの作業をするよう計画できるかもしれません。親が単に当座の用事を済ませることだけではなく,子供に生きてゆくための備えをさせることを念頭に置くなら,本当に大きな益がもたらされるでしょう。

15 信仰に関する教訓をどのように与えることができますか。例を挙げて説明してください。

15 つらいことがあっても信仰を保つ: 信仰も生活の中で肝要な事柄です。家族研究で信仰のことが取り上げられるとき,子供は信仰とは何かを説明することを学べます。また,心に信仰を芽生えさせるものとなる根拠について知ることもできます。しかし,親が厳しい試練に遭っても揺るぎない信仰を示すのを子供が見るなら,受けたその印象は生涯消えないことでしょう。パナマの一人の聖書研究生は夫から,エホバに仕えることをやめなければ家から追い出すと脅されました。それでも,4人の幼い子供と共に,いつも16㌔の道のりを歩き,さらに30㌔の道のりをバスに乗って最寄りの王国会館に通いました。この手本に励まされて,その親族のうち約20人が真理の道を受け入れました。

聖書を毎日読む点で手本を示す

16 聖書を毎日家族で読むことが勧められているのはなぜですか。

16 どの家庭でも確立できる,きわめて有益な習慣があります。親に益をもたらし,子供の見倣うべき手本ともなるその習慣とは,聖書を定期的に読む習慣です。できるだけ,聖書を毎日幾らか読んでください。最も重要なのは,読む量ではありません。はるかに重要な意味を持つのは,定期性と,読む際の取り組み方です。子供の場合,聖書を読むと共に,自国語で入手できるなら,「わたしの聖書物語の本」のカセットテープを聞くのもよいでしょう。神の言葉を毎日読むことは,神の考えを常に念頭に置く助けになります。また,そのような聖書通読を個人で行なうだけでなく,家族で行なうなら,それは家族全員がエホバの道を歩む助けになるでしょう。去年の「神の命の道」大会で行なわれた,「家族の皆さん ― 毎日の聖書朗読をあなたの生き方にしてください」という劇で励まされたのは,その習慣です。―詩編 1:1-3。

17 家族で聖書を読み,かぎとなる聖句を暗記することは,エフェソス 6章4節の助言を当てはめるのに,どのように助けになりますか。

17 家族で聖書を読むことは,使徒パウロがエフェソスのクリスチャンへの霊感による手紙の中で述べた勧め,すなわち,「父たちよ,あなた方の子供をいら立たせることなく,エホバの懲らしめと精神の規整とをもって育ててゆきなさい」という勧めに調和した事柄です。(エフェソス 6:4)これはどういう意味でしょうか。「精神の規整」とは字義どおりには「思いを入れること」です。ですから,クリスチャンの父親は,ぜひとも子供の中にエホバ神の思いを入れる,つまり神の考えを知るように子供を助けなさいと言われているのです。これを成し遂げる助けになるのは,かぎとなる聖句を暗記するよう子供を励ますことです。その目的は,子供がエホバの考えを導きにして物事を考え,親が一緒にいても,いなくても,欲求や行動がしだいに神の規準に則したものとなるようにすることです。そのように物事を考えるための基礎となるのが聖書なのです。―申命記 6:6,7。

18 聖書を読むとき,(イ)意味を明確に理解する,(ロ)そこに含まれている助言から益を受ける,(ハ)エホバの目的についてそこで明らかにされている事柄にこたえ応じる,(ニ)人々の態度や行為についてそこに記されている事柄から益を受けるために,何をする必要があるでしょうか。

18 もちろん,わたしたちは生活の中で聖書の感化を受けようというのであれば,そこに書かれている事柄を理解しなければなりません。そのためには,いろいろな箇所を何度も読まなければならない人も多いことでしょう。ある表現をはっきり理解するために,辞書や「聖書に対する洞察」で語句を調べる必要があるかもしれません。聖句に助言や命令が含まれている場合には,それが今日のどんな状況のゆえに適切なのか,時間を割いて話し合ってください。そして,『この助言を当てはめるならどんな益があるだろうか』と尋ねることができます。(イザヤ 48:17,18)エホバの目的の何らかの面について述べている聖句であれば,『このことは自分の生活にどう影響するだろうか』と考えてください。また,人々の態度や行為に関する記述を読んでいるとしましょう。その人たちは,生活上のどんな圧力を経験していたのでしょうか。そうした圧力にどのように対処したのでしょうか。どうすればその手本から益を受けられますか。その記述が今日のわたしたちの生活の中でどんな意味を持つのか,必ず時間を割いて話し合ってください。―ローマ 15:4。コリント第一 10:11。

19 神を見倣う者となるなら,子供たちに何を示すことになりますか。

19 これは神の考えを思いと心に刻み込むためのなんと優れた方法でしょう。そうすることは,「愛される子供として,神を見倣う者」となるための真の助けになります。(エフェソス 5:1)そして子供たちに,真に見倣うに値する手本を示すことになるのです。

覚えていますか

□ 親はエホバの手本からどのように益を受けることができますか

□ 子供を口頭で教えると共に,親として良い手本を示さなければならないのはなぜですか

□ 親が手本を示すときに特に効果的に与えることができる教訓には,どんなものがありますか

□ どうすれば家族で聖書を読むことから十分に益を得ることができますか

[10ページの図版]

多くの人は家族で毎日聖書を読んで楽しんでいる

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