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    聖書に対する洞察,第1巻
    • キリスト・イエスは「時代の終わり」,もしくは「これらの日の終わり」に登場してその活動を行なわれたと述べられていますが,その「終わり」もやはりユダヤ人の事物の体制の終わりを指していたに違いありません。(ペテ一 1:20,21; ヘブ 1:1,2)このことはヘブライ 9章26節の次の言葉によって確証されています。「しかし今,[イエスは]ご自分の犠牲によって罪を取りのけるため,事物の諸体制の終結のときに,ただ一度かぎりご自身を現わされたのです」。

  • 事物の体制
    聖書に対する洞察,第1巻
    • 神は「事物の諸体制」を『配列される』 ヘブライ 11章3節はこう述べています。「信仰によって,わたしたちは,事物の諸体制[アイオーンの複数形]が神の言葉によって配列され,それゆえ,見えるものが,現われていないものから出ていることを悟ります」。多くの人は,ヘブライ 1章2節の本文におけるアイオーンの複数形の用法が,これに類似していると考えています。その聖句によれば,エホバはみ子イエス・キリストを通して語り,「彼をすべてのものの相続者に定め,また彼を通して事物の諸体制を作られました」。これらの聖句におけるギリシャ語アイオーンの特定の意味に関しては,これまで様々な解釈がなされてきました。

      それらの聖句を理解するための一つの方法は,そのギリシャ語を,ある時期の,他と区別するものとなる,もしくはほかには見られない特色を指す語とみなすことです。ヘブライ 11章の場合,霊感を受けた筆者は,どのように信仰によって『昔の人々は証しされたか』ということを論じています。(2節)次いで筆者は,続く言葉の中で,大洪水以前の時代,族長時代,およびイスラエルが神との契約関係にあった期間における忠実な男子の模範を挙げています。神は,それら別個の期間すべてにおいて,またその期間内に生じ,形造られ,完遂された事態の進展によって,ご自分の目的,つまり反逆を除き去ると同時に,相次ぐ「事物の諸体制」を通して,ふさわしい人たちの側が神ご自身と和解するための道を備えるという目的を遂行しておられました。それで,それら古代の人たちは,目に見えない神が実際に秩序だった方法で物事を導いておられるという信仰を持たなければならず,実際にそのような信仰を持っていました。彼らは神が,様々な事物の体制の,目に見えない造り手であられ,彼らが求めた目標,つまり「約束の成就」が神のご予定の時に絶対確実に生じることを信じていたのです。彼らは信仰をもって,神の目的がさらに遂行されることを期待していましたが,その目的には,イエスの犠牲を基盤とする新しい契約によって事物の体制が造り出されることが含まれていました。―ヘブ 11:39,40; 12:1,18-28。

      ヘブライ 1章2節と11章3節におけるアイオーンの用法を理解するためのもう一つの点は,その語が,世界ないしは宇宙,つまり太陽や月や星,それに地球そのものをも包含する創造されたものの総体という意味でのギリシャ語コスモスと同義であるということです。この見解は,「見えるものが,現われていないものから出ている」と述べるヘブライ 11章3節の言葉によって裏付けられるようです。この節は,創世記の創造の記述に言及する箇所と理解することもできます。そうであれば,パウロがアベル(4節),エノク(5,6節),ノア(7節)について述べた箇所の前にその節があるのは,論理的なことです。ですからパウロは,創造者の存在を示す明確な証拠として,太陽や月や星から成る宇宙の存在に言及することにより,信仰に関する自分の定義を詳述していたのかもしれません。―ロマ 1:20と比較。

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