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至聖所聖書に対する洞察,第1巻
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パウロはこれらのクリスチャンに,全き自由と確信を抱いて神に近づき,たじろぐことなく自分たちの希望をしっかり保つよう,さらに次の言葉で励ましています。「それゆえ,兄弟たち,わたしたちは,イエスの血によって聖なる場所へ入る道を大胆に進むことができるのですから(それは,垂れ幕すなわち彼の肉体を経る新しい生きた道として,彼がわたしたちのために開かれたものなのです),そして,わたしたちには,神の家の上に立つ偉大な祭司がいるのですから,信仰の全き確信のうちに,真実の心を抱いて近づこうではありませんか。わたしたちは,振り注ぎを受けて自分の心を邪悪な良心から清められ,わたしたちの体は清い水に浴したのです。わたしたちの希望を公に宣明することを,たじろぐことなくしっかり保ちましょう。約束してくださったのは忠実な方だからです」― ヘブ 10:19-23。
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祈り聖書に対する洞察,第1巻
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「神に近づく」の項は,祈りがささげられる経路としてのキリスト・イエスの地位について考察しています。神に犠牲としてささげられたイエスの血によって,「わたしたちは……聖なる場所へ入る道を大胆に進むことができる」,つまり,「信仰の全き確信のうちに,真実の心を抱いて」近づき,祈りによって神のみ前に大胆に近づくことができるのです。(ヘブ 10:19-22)ですからイエス・キリストは,神との和解のための,また祈りによって神に近づくための唯一の「道」です。―ヨハ 14:6; 15:16; 16:23,24; コリ一 1:2; エフェ 2:18。「イエス・キリスト」(神の目的におけるイエスの肝要な立場)を参照。
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