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救いはまず家族にそれから隣人へものみの塔 1960 | 1月1日
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を掛けなさい。会衆の活動に全時間をついやして,兄弟たちや隣人を救うことに援助の手をさしのべながら,自分の家族の救いに注意を払わない,というようなことはヱホバ神がのぞまれないことです。自分の妻と子供たちは,まず第一の責任です。使徒パウロもこう述べています,『もしある人が,自分の家族をかえり見ない場合には,不信者以上にわるい」。―テモテ前 5:8。
23 彼が設けねばならぬ第一の備え物は何ですか。そして,何を目標にしなければなりませんか。
23 それですから,兄弟がまず自分の家族の者の救いをはかることは,はるかに良いのです。物質をそなえることだけでは十分でありません。必要なものをそなえるために,家族の救いにみちびく霊的な福利をまず考慮しなければなりません。私たちはみな神の新しい世に住みたいとのぞみます。家族を互に密接にむすびつけなさい。ヱホバを恐れる家族の成員は,みな互に助けあつて正しい側にいなければなりません。ハルマゲドンの大きな戦は近づいています。家族全員が救われることを目ざしなさい! あなたがこれらのことをするとき,大きな幸福と平和はあなたの家庭に与えられる祝福となるでしよう。
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高慢な伝統に打ち勝つて救わるものみの塔 1960 | 1月1日
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高慢な伝統に打ち勝つて救わる
「『しるされている定めを越えない』ことを学び,ひとりの人をあがめ,ほかの人を見さげて高ぶることのないためである。いつたい,あなたを偉くしているのは,だれなのか。あなたの持つているもので,もらつていないものがあるか。もしもらつているなら,なぜもらつていないもののように誇るのか」。―コリント前 4:6,7,新口。
1 この世の伝統の中には,家族に対するどんな危険がありますか。
高慢な伝統は,古い世の考えであつて取りのぞかねばなりません。それは神の新しい世に存在しないからです。この世の伝統は,なんらかの面で各家族に影響を及ぼします。多くの場合,人々は自分の住んでいる場所の根深い伝統とか習慣のために,自分の考えがいつたいどの程度まで支配されているかに気づいていません。家族が救われるためには,家族の成員がこの古い世の習慣の危険に気づくことが必要です。この記事は,高慢な伝統が家族間,社会間,そして国家的な群れのあいだにつくり出す障壁とか分裂または不一致を論じています。
2 この世の高慢な伝統のいくらかは何ですか。なぜ,それらは新しい世の原則に反対していますか。
2 考えに深い影響をおよぼして分裂と偏見をもたらすこれらの伝統のいくらかは,国家的な誇り,人種又は氏族の誇り,家族とその歴史的な偉業の誇り,富,社会的地位,皮膚の色,または言語の誇り,階級または職業の誇りなどです。ある家族は,自分の先祖と先祖崇拝,先祖たちの軍事的な偉業や伝統,むかしからの宗教上の伝統に大きな誇りをいだいています。ひとりの人または群れを別のものから分裂させるこれらの伝統が,一致についての神の原則に反対していることは疑問の余地がありません。これらの伝統や偏見にしたがいながら,新しい世の社会の一部になることはできません。
これらの事を避けなさい
3 高慢な伝統は,何にもとづいていますか。なぜ,それはクリスチャンの交わりと奉仕に妨害をもたらしますか。
3 いまこれらのこの世的な伝統のいくらかが,人類に対してどう働きかけるかを考察してみましよう。階級の差別は,実際のところすべての国民の中に見出さいます。それは,財産,偉業,称号を持つ先祖,職業または知的な業績にもとづれていることでしよう。特権を持つこれらの群れの子孫にあたる家族は,自分たちが他の人間よりも上であると考えます。それで,彼らはごうまんな思いを持ち,高ぶつた気持をいだいて,他の者たちよりもすぐれていると考えます。この考えは,キリスト・イエスの教えに全く反するものです。使徒パウロは,「大言壮語する者,高慢な者,……高言をする者」たちのこの世的な考えを禁じました。(テモテ後 3:1-7,新口)「神は高ぶる者をしりぞけ,へりくだる者に恵みを賜うからである」。(ペテロ前 5:5,新口)そのような態度を持つている人は,隣人を救いの道に助け入れることはできません。なぜなら,そのような態度があるとき隣人と兄弟愛のよしみを持つことができないからです。それですから,すべての者は謙遜を求めねばなりません。神の言葉は次のように述べています,「人の高ぶりはその人を低くし,心にへりくだる者は誉を得る」。―シンゲン 29:23,新口。
4 なぜ国家的な誇りはつくられましたか。なぜ新しい世の社会内には,そのようなものがありませんか。
4 古い世の考え方に大きな役割を果す別の伝統は,国家的な誇りです。これは政治国家や教育機関また教会の権威者たちにより注意深くつくり上げられています。
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