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よみがえった人を見分けるものみの塔 1963 | 4月15日
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でしょう! 死んだ魂が地上の生命によみがえることにより,完全な政府である神の国の下,地上の楽園に永遠の生命を得る機会が開かれるのです。(ルカ 23:42,43,ロザハム,新世)このほかにも,神の国を全地に宣べ伝えている敬虔な人々の大群衆が,いま地上にいます。この人々は死んだ人間の共通の墓からよみがえることを必要としないでしょう。この人々は,悪の組織制度を間もなく終らせる「全能の神の大なる日の戦闘」を生き残ります。(黙示 16:14,16)それで死ぬことなく,神の御国の治める新しい世を迎え,永遠の生命の報いを獲得するでしょう。また地上によみがえってくる人々を喜んで迎えることもできるでしょう。しかしこの問題を論ずることは他日にゆずります。
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魂を得るに至る信仰を行いにあらわすものみの塔 1963 | 4月15日
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魂を得るに至る信仰を行いにあらわす
ブラジル
人口: 70,799,352人
最高伝道者数: 26,390人
比率: 2,683人に1人
サンパウロで開かれた大会は,1962奉仕年度の顕著な出来事でした。公開講演には48,094人が出席し,この同じ大会で,1,269人が,浸礼によって献身を表わしました。しかしブラジルで,この1年のうちにバプテスマを受けた人は3,782人でした。わざは急速な勢いで発展しています。5年間に野外伝道に従事する伝道者は2倍になり,1957年の平均10,522人の伝道者にくらべて,1962奉仕年度中には24,664人の伝道者がいました。協会が,リオデジャネイロの所有地に,新しいベテルの家を建てる必要を認めたのも不思議ではありません。この新しい建物には,立派な御国会館が作られて,近隣の兄弟たちに使われることになるでしょう。いまある印刷工場には,宿舎が建増しされ,能率的な事務所は,野外で行なわれているめざましい発展に同調できるように,支部組織に関するわざの拡大を可能にすることは間違いありません。支部の僕は,多くの興味深い経験を報告していますが,その一つをお伝えしましょう。
これは新しい伝道者からの手紙です。「妻と私は,私の家で行なわれた毎週の聖書研究を通して,正確な知識へと着実に進歩しました。私たちは,自分のアパートを奉仕中心地として提供しました。バプテスマを受けてから4日たったばかりのとき,アパートの管理人から1通の手紙を受け取りました。その手紙によると,私たちの聖書研究は許可されておらず,直ちに中止しないなら法的処置が取られるということでした。私たちは真理にはいってまだ日は浅かったのですが,年の聖句を思い起こし,エホバの御名とその清い崇拝が関係した問題ですから,エホバに頼って勇気をふるい起こしました。そして,管理人の手紙に返事を出したところ,ほかのアパート所有者たち全部の会合に出るようにという手紙がまたきました。この会合で私の手紙は読まれ非難されました。ところが,出席者の多くは,その管理人を支持するかわりに,そういう苦情を出したことに驚きあきれていました。ほかの人たちは,私たちのアパートで個人的な集まりが開かれていることを知りませんでした。討議中,宗教的偏見がいちばんの原因になっていることがありありとわかりました。ついに私の話す番がきたので,私は巧みに,しかし勇気をもって,集まって聖書を研究する私たちの権利を擁護しました。最後にひとりの経営者が,アパートの中に聖書研究に興味を持つ者がいるなんて,全く称賛に価することだ,と言いました。ほかのひとりは,これは,かけごとをしたり,酒を飲んだり,トランプをしたりして暇をつぶよりよっぽどいいことだ。誰に対して失礼になるわけでもなく,規則違反でもないと言いました。驚いたことに,管理人は,毎週の会衆の書籍研究に,その建物の『社交室』を使っていいという許可をくれました。真の崇拝のためにこの勝利を得た私たちは,心から感謝しています。
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