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自分の忠実を保つものみの塔 1963 | 9月15日
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は老若を問わず,たえず注意が必要です。それは全時間の仕事です。この忠実な道を歩む結果与えられるすばらしい祝福を考えてください。組織の内外からくるどんな反対や圧迫にも耐えうる,エホバに奉仕する強い証者たちがいることは,エホバ神にとってよろこばしいことです。それは神権のかしらを認め,エホバの崇拝において互いに助け合う,固く結ばれた幸福な家族を意味します。これらの幸福な家族は,御国会館でのクリスチャンの交わりに喜びを持ち,健康な会衆をつくるのに貢献します。それは,活発にエホバをさんびし,エホバのみまえに潔白な立場をもつ,世界的規模のクリスチャンの清い新世社会を意味します。
24 エホバ神に忠実を保つ人々にはどんな希望がありますか。
24 もし私たちが完全な律法を毎日のぞいて,ダビデと同じく「エホバよねがはくはわれをさばきたまへ,われ完全によりてあゆみたり」と心から祈るなら,私たちは忠実な民です。もし個人の忠実を保とうという私たちの決意がダビデのそれに匹敵するなら,私たちはほんとうにエホバを信頼することができます。また,新しい世で,清く聖なる神エホバの宇宙的家族の一部である同じような心をもった大ぜいの忠実な人と共に,永遠に住むことは確かに期待できます。
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エホバはその僕に良きものを拒み給うことなしものみの塔 1963 | 9月15日
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エホバはその僕に良きものを拒み給うことなし
ウォラス・バクスターの経験談
1896年もあと一日を残すだけにおしつまった年の暮に,私はトーマス・バクスターを父,メリー・バクスターを母としてスコットランドのグリーンノックに生れ,二,三日後には原始メソジスト教会で,スコットランドの解放者にちなんでウオラスと名づけられました。
父は自由な考え方を持つ,きわめて敬虔な人でした。家族の礼拝が毎朝行なわれ,神さまが何でも必要なものを備えて下さるということを何時も聞かされたものです。「直くあゆむものに善物をこばみたまふことなし」。母は私の好きなこの詩篇の句をよく繰り返し聞かせました。(詩 84:11)「人の生命は所有の豊なるにはよらぬなり」。イエスの述べたこの真理も,私の心にきざみつけられました。(ルカ 12:15)生きてゆくために必要なだけの物を持ち,また能力があれば,それ以上のものはいらず,生命がなければ持ち物をいくら持っても役に立ちません。
私は両親の愛に包まれて子供時代を過し,両親から導きを受けながら同時にかなりの自由も与えられていました。家には宗教,教育関係の本が沢山ありました。幸福な人生を送るには,神のことばの真理に基づいた教育が必要です。私にはそう思われました。人々は変りつつあり,偽善,ふまじめ,不道徳は増加していました。聖書に預言された世の終りを痛感した私は,この時代に対する率直な音信を聞こうとしていろいろな教会の門をくぐりましたが,失望しただけでした。こう
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