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「きたるべき代」に告げるものみの塔 1964 | 6月15日
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子供は親の生活の中に生きた信仰の行いを認め,それについて尋ねることでしょう。そのとき親が信仰の理由を説明すべきことは,申命記 6章20節から25節のことばからも明らかです。「後の日にいたりて汝の子なんぢに問てこの汝らの神エホバが汝らに命じたまひし戒命と法度と律法とは何のためなるやと言ば 汝の子に告て言べし……エホバ我らにこのもろもろの法度を守れと命じたまふ是われらをして我らの神エホバを畏れて常に幸ならしめんため又エホバ今日のごとく我らを守りて生命を保たしめんとてなりき」。(文語)成年に達するまでのあいだ,それぞれの時期に応じて訓練を授けて下さい。このことに心を傾けて下さい。そうすれば子供は成人したときにも正しい道を離れることなく,両親と共に大いなる創造主に仕えることをやめないでしょう。エホバの力,すばらしいみわざ,必ず成し遂げられるお目的を子供に教え,理解させて下さい。ことばと行いによってこれらの事を「きたるべき代」に告げて下さい。
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若い人たち,この曲った時代から救われなさいものみの塔 1964 | 6月15日
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若い人たち,この曲った時代から救われなさい
「わが子よ,わたしの知恵に心をとめ,わたしの悟りに耳をかたむけよ。これは,あなたが慎みを守り,あなたのくちびるに知識を保つためである」― 箴言 5:1,2。
1 今の時代の若い人は,なぜ大きな機会に恵まれていますか。
人類歴史のこの時代に住む青年男女は,かつてなく,また将来にもない機会に恵まれています。それは原子力が新しい時代の幕を開こうとしているからではなく,いろいろな分野における科学が著しい進歩を遂げているからでもありません。実際には科学の進歩のために,人間は自滅のふちに追いやられているようにさえ見えます。若さと力にあふれた有望な青少年にとって,この時代が生を享けるのにすばらしい時代となっているのは,ノアの時代の洪水がもたらしたよりも大きな変化が,人間の生活に臨もうとしているからです。しかし地球上の状態が大きく変化するのは,まずこの地が「世の初めから現在に至るまで,かつてないような大きな患難」を経てのちです。(マタイ 24:21)この患難を生き延びて,今の乱れた世にかわる平和と幸福を享受する人は幸いです。
2 時代の重要さに世界の人々が無関心なことを説明しなさい。注意を払うことはなぜ緊急に必要ですか。
2 大人の世界がこの問題に無関心で,すべての人が自分のことばかり考え,注意をはらっていないことは,若い人々にとって不審に思われるかも知れません。マタイ伝 24章38,39節にあるイエスのことばはそれに答えています。「すなわち,洪水の出る前,ノアが箱舟にはいる日まで,人々は食い,飲み,めとり,とつぎなどしていた。そして洪水が襲ってきて,いっさいのものをさらって行くまで,彼らは気がつかなかった。
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