ホセア*書
1 ユダの王ウジヤ+,ヨタム+,アハズ+,ヒゼキヤ+の時代+,またイスラエルの王,ヨアシュ+の子ヤラベアム+の時代に,ベエリの子ホセア+に臨んだエホバの言葉+。2 ホセアによるエホバの言葉の始まりがあり,エホバはホセアにこう言われた。「行って+,淫行*の妻また淫行の子供らを自分のために取れ。淫行によってこの地はエホバに従うことから必ずそれるからである+」。
3 そこで彼は行って,ディブライムの娘ゴメルをめとった。それで彼女は妊娠し,やがて彼に男の子を産んだ+。
4 するとエホバは彼にさらにこう言われた。「その子の名をエズレル+と呼びなさい。あとしばらくしたら,わたしはエヒウの家に対して,エズレル*の流血行為に関する言い開きを求め+,イスラエルの家の王政を終わらせることになるからである+。5 またその日に,わたしはエズレルの低地平原*でイスラエルの弓を折らねばならない+」。
6 その後,彼女はもう一度妊娠して女の子を産んだ。すると[神]*は彼にこう言われた。「その名をロ・ルハマ*+と呼びなさい。わたしはイスラエルの家にもはや二度と憐れみを示さないからである+。彼らを必ず取り去るのである*+。7 しかしユダの家に対しては憐れみを示し+,その神*エホバによって彼らを救う+。だが,弓や剣や戦いによって,馬や騎手によって救うのではない+」。
8 そして彼女はロ・ルハマを徐々に乳離れさせた。そののち彼女は妊娠して男の子を産んだ。9 するとこう言われた。「その名をロ・アミ*と呼びなさい。あなた方はわたしの民ではなく*,わたしもあなた方のものとはならないからである*。
10 「それでも,イスラエルの子らの数は必ず,量ることも数えることもできない海の砂粒のようになる+。そして,彼らに向かって『あなた方はわたしの民ではない+』と言われていたその場所で,『生ける神*の子らよ+』と彼らに向かって言われることになる。11 そして,ユダの子らとイスラエルの子らは必ず集められて一つになり*+,自分たちのために一人の頭を立ててその地から上って行く+。エズレル*+の日は大いなる日となるからである。
2 「あなた方は自分の兄弟たちに向かって,『わたしの民*+』と言い,自分の姉妹たちに向かって,『憐れみを示された女よ*+』と言え。2 あなた方の母に関しては法的な訴えをせよ+。法的な訴えをせよ。彼女はわたしの妻*ではなく+,わたしはその夫*ではないからである+。それで彼女はその淫行を自分の前から,その姦淫の行為を自分の乳房の間から除くように+。3 わたしが彼女の衣をはぎ取って裸にし+,彼女をその生まれた日のようにしてさらすようなことのないため+,また彼女を荒野のようにして据え+,水のない地+のように置いて渇きのために死なせるようなことのないため+である。4 またわたしは彼女の子らに憐れみを示さない+。彼らは淫行の子らだからである+。5 その母は淫行を犯したのである+。彼らをはらんだ者は恥ずべき行ないをした+。『わたしを情深く愛してくれる人たち,わたしのパンと水を,羊毛と亜麻を,油と飲み物を与えてくれる人たち+に付いて行こう+』と彼女は言ったのである。
6 「ゆえに今,わたしはあなたの道をいばらの垣で囲む。彼女に向かって石のへいを積み上げ+,彼女が自分の通り道を見つけられないようにする+。7 そして彼女は自分の情夫たちの後を追いかけるが,これに追いつくことはない+。彼らを捜すが,これを見いだせない。それで彼女はやむなく言う,『行って,わたしの夫,初めの人+のところへ帰りたい+。あのころは今より良かったのだから+』と。8 しかし彼女は,穀物と甘いぶどう酒と油を与えたのがわたしであることも+,わたしが彼女のために銀を,そして金を満ちあふれさせたことも悟らなかった+。彼らは[それを]バアルのために用いた*+。
9 「『ゆえにわたしは身を翻し,わたしの穀物をその時期に,わたしの甘いぶどう酒をその季節に必ず取り去り+,彼女の裸を覆うためのわたしの羊毛と亜麻とを奪い去る+。10 そして今,わたしは彼女の隠し所をその情夫たちの目の前にさらす+。それでも彼女をわたしの手から奪い取る者*はいない+。11 またわたしは,彼女のすべての歓喜を+,その祭り+を,新月+と安息日と祭りの時節すべてを必ず絶えさせる。12 そして,彼女のぶどうの木+といちじくの木を荒れさせる+。それは彼女が,「わたしへの贈り物,わたしの情夫たちがわたしにくれたもの」と言ったものであった。わたしはそれを森林とし+,野の野獣が必ずこれをむさぼり食う。13 そしてわたしは,彼女がバアルの像*+に犠牲の煙をくゆらせていた+日々に関して彼女に言い開きを求める+。そのとき彼女は指輪や装身具で身を飾っては+,しきりに情夫たちの後を追った+。そしてこのわたしを忘れたのである+』と,エホバはお告げになる。
14 「『それゆえ今わたしは彼女を説き伏せ,彼女を荒野に行かせて+,その心に語りかける+。15 そして,その時以後彼女のぶどう園を彼女に与え+,アコル*の低地平原*+を希望の入口として[与える]。彼女はそこで,若かった時と同じように+,エジプトの地から上って来た日と同じように+答えることであろう。16 そしてその日』と,エホバはお告げになる,『あなたは[わたしを]“わたしの夫*”と呼び,もはや“わたしの所有者*+”とは呼ばないであろう』。
17 「『またわたしはもろもろのバアル像の名を彼女の口から除き去り+,彼らはもはやその名によって思い出される*ことはない+。18 またわたしはその日,彼らのために,野の野獣+,また天の飛ぶ生き物や地面をはうものに関して必ず契約を結び,弓と剣と戦いをこの地から断ち+,彼らを安全に横たわらせる+。19 そしてわたしはあなたと定めのない時にわたる契りを結び+,義と公正と愛ある親切と憐れみのうちに*契りを結ぶ+。20 まさに,忠実をもってあなたと契りを結び,あなたは必ずエホバを知る*ことになる+』。
21 「『またその日,わたしは答える』と,エホバはお告げになる,『わたしは天に答え,[天]は地に答える+。22 そして地は穀物+と甘いぶどう酒と油に答え,それらの物はエズレル[“神は種をまかれる+”]に答えるであろう。23 そしてわたしは必ず,自分のために彼女を種のように地にまく+。わたしは,憐れみを示されていなかった彼女*に憐れみを示し+,わたしの民ではなかった者たちに*,「あなたはわたしの民である」と言う+。そして彼らも*,「[あなたは]わたしの神*です」と言うであろう+』」。
3 そしてエホバはなおもわたしにこう言われた。「もう一度行って,友に愛されて*+姦淫を犯している*女を愛せよ。それは,他の神々*に頼って+干しぶどうの菓子を愛している+イスラエルの子らに対するエホバの愛と同様である+」。
2 そこでわたしは彼女を自分のために,銀十五[枚+]と大麦一ホメル*および大麦半ホメル*で買い取った。3 その時わたしは彼女に言った,「多くの日の間お前はわたしのものとして住む+。お前は淫行を犯してはならない+。[他の]男のもの*となってはならない+。わたしもお前に対して[そのように]しよう」。
4 これは,イスラエルの子らが,多くの日の間,王もなく+,君もなく,犠牲もなく+,柱もなく,エフォド+やテラフィム+も持たずに住むことになるからである。5 後にイスラエルの子らは戻って来て,自分たちの神*エホバを+,また自分たちの王ダビデ+を必ず求めるであろう。末の日に+,彼らはエホバのもとに,その善良さのもとにわななきながらやって来るのである+。
4 イスラエルの子らよ,エホバの言葉を聞け。エホバはこの地*に住む民に対して法的な言い分を持たれるからである+。この地には,真実も+,愛ある親切*も,神についての知識もないからである+。2 のろうこと+,欺くこと+,殺害すること+,盗むこと+,姦淫を犯すこと+が発生しており,流血行為に流血行為が相次いでいるからである+。3 そのゆえにこの地は嘆き悲しみ+,そこに住む者は皆,野の野獣や天の飛ぶ生き物も共に必ず衰え,海の魚さえ[死んで]集められる*+。
4 「しかし,だれも論争してはいけない+。だれも戒めようとしてはいけない。あなたの民は祭司に対して論争をしている者たちのようだからである*+。5 そしてあなたは必ず日中につまずき+,預言者でさえ,夜中にいるかのようにあなたと共につまずくことになる+。またわたしはあなたの母を沈黙させる+。6 わたしの民は必ず沈黙させられる。知識がないためである+。知識をあなたが退けたゆえに+,わたしもあなたを退けて,祭司としてわたしに仕えることをやめさせる+。あなたが自分の神*の律法をいつも忘れている+[ゆえに],このわたしもあなたの子らを忘れるであろう+。7 彼らは数が多いが,わたしに対する罪も[数多く]おかした+。わたしの栄光を彼らはただの不名誉と引き換えにした*+。8 わたしの民の罪を彼らは常にむさぼり食い,そのとがに向かってしきりに魂*をもたげる+。
9 「それで,民にとっても祭司にとっても必ず同じようになる+。わたしは彼らに対し,その歩み方に関して必ず言い開きを求める+。彼らの行ないを自らの身に帰させる+。10 そのため彼らは,食らいはするが満ち足りることはない+。[女たちを]娼婦のように扱う。それでも彼らは多くならない+。エホバを重んじることをやめたからである+。11 淫行*とぶどう酒と甘いぶどう酒とが良い動機を奪い去る*+。12 わたしの民は自分たちの木+[の偶像*]にしきりに伺いを立て+,その[手の]杖がいつも彼らに語る。淫行の霊が彼らをさまよわせ+,淫行によって彼らは自分たちの神*の下から出て行くのである+。13 山々の頂で彼らは犠牲をささげ+,丘の上,巨木やそごうこう樹や大木の下で犠牲の煙をくゆらせる+。その木陰がここちよいからである+。このためにあなた方の娘たちは淫行を犯し,あなた方の嫁たちは姦淫を犯す。
14 「わたしはあなた方の娘たちに対してその淫行のゆえに,またあなた方の嫁たちに対してその姦淫のゆえに言い開きを求めることはしない。[男]たちが娼婦と共に自分たちだけの所に行き+,神殿遊女たち+と共になって犠牲をささげるからである。こうして悟りのない民+は踏みつけられる。15 イスラエルよ,あなたは淫行を犯している+。だが,ユダは罪科を負うことのないように+。あなた方はギルガル+に来てはいけない。ベト・アベン+に上っても,『エホバは生きておられる』と[言って]誓ってもいけない+。16 強情な雌牛のように,イスラエルは強情な者となったからである+。エホバが彼らを広やかな所で若い雄羊のように牧するのは今の時であろうか。17 エフライムは偶像と共になっている+。彼のことは捨てておけ+! 18 彼らの小麦酒*はうせてゆき+,彼らは[女を]まさしく娼婦のように扱った+。これを囲う者たち+はまさに不名誉を愛した+。19 風*がその翼の中に彼女を包み込んだ+。そして彼らは自分たちのささげた犠牲を恥じるようになる+」。
5 「祭司たち+よ,これを聞け。イスラエルの家よ,注目せよ。王の家の者たち+よ,耳を向けよ。裁きはあなた方に関するものだからである。あなた方はミツパに対するわな+となり,タボル+に広げられた網のようになったからである。2 そして,離れ落ちてゆく者たちはほふりの業に深く下り+,わたしは彼らすべてに対して訓戒であった+。3 わたしはエフライム+をつぶさに知り,イスラエルはわたしから隠されていなかった+。エフライムよ,今あなたは[女たちを]娼婦のように扱った+。イスラエルは自らを汚した+。4 彼らの行ないはその神*のもとに立ち返ることを許さない+。彼らの中には淫行の霊があるからである+。エホバを彼らは認めなかった+。5 そしてイスラエルの誇りはその顔の証となった+。イスラエルとエフライムは自らのとがのゆえにつまずいた+。ユダも彼らと共につまずいた+。6 羊を連れ,牛を連れて彼らは進んで行き,エホバを尋ね求めようとした。それでも見いだすことはできなかった+。[神]は彼らから引き下がられたのである。7 エホバに対して彼らは不実な振る舞いをした+。よその子らに対して彼らは父となったからである+。今,一月のうちに彼らはその分と共にむさぼり食われるであろう+。
8 「ギベア+で角笛*を+,ラマでラッパ*を吹き鳴らせ。ベト・アベン+でときの声を上げよ ― ベニヤミンよ+,あなたの後ろで! 9 エフライムよ,叱責の日に,あなたは全く驚きの的となるであろう+。イスラエルの諸部族の中でわたしは信頼できる言葉を告げ知らせた+。10 ユダの君たちは境界線をずらす者たちのようになった+。彼らの上にわたしは自分の憤怒を水のように注ぎ出す。11 エフライムは虐げられ,公正のうちに打ち砕かれる+。あえて自分の敵対者*に従って歩んだからである+。12 そしてわたしは,エフライムにとっては蛾*+のように,ユダの家にとっては腐れのようになった。
13 「またエフライムは自分の病気を見,ユダは自分のかいよう+を[見る]ようになった。それでエフライムはアッシリアに行き+,大王*のもとに使いを送った+。だが,彼はあなた方にいやしを与えることができず+,あなた方からかいようを除いてそれを治すことはできなかった+。14 わたしはエフライムに対して若いライオンのように+,ユダの家に対してたてがみのある若いライオンのようになるのである。わたしは引き裂き,行って運び去る。救い出す者はいない+。15 わたしは行く。自分の場所に帰る。ついに彼らは自分の罪科を負うことになる+。彼らは必ずわたしの顔を求める+。窮境に立つとき+,彼らはわたしを求めるであろう+」。
6 「さあ,わたしたちは是非ともエホバのもとに帰ろう+。自らわたしたちを引き裂かれはしたが+,またいやしてもくださるからだ+。わたしたちをしきりに打たれはしたが,また包んでもくださる+。2 二日の後にはわたしたちを生かしてくださる+。三日目には起き上がらせてくださり,わたしたちはみ前で生きることになる+。3 そして,わたしたちはエホバを知るであろう。知ろうとして追求するであろう+。夜明けのように+,その出て行かれることは堅く定められている+。そして,降り注ぐ雨のようにわたしたちのところに来てくださる+。地に染み込む春の雨のように+」。
4 「エフライムよ,わたしはあなたに対してどのように行なおうか。ユダよ,あなたに対してはどのように行なおうか+。あなた方の愛ある親切*が朝の雲,早く消えてゆく露のようであるからだ。5 このゆえにわたしは預言者たちによって[彼らを]断たねばならない+。わたしの口のことばによって彼らを殺さねばならない+。こうして,あなたに対する裁きは,進み出る光のようになる+。6 わたしが喜びとしたのは愛ある親切であって+,犠牲ではなかったからである+。また,全焼燔の捧げ物より,むしろ神*を知ることであった+。7 それなのに彼らは,地の人のように*契約を踏み越えた+。その所でわたしに対して不実に振る舞った+。8 ギレアデ+は有害な事柄を行なう者たちの町。その足跡は血である+。9 また,祭司のともがらは,人*を待ち伏せしているかのようであり+,略奪者の群れとなっている+。路傍で,シェケム+で,彼らは殺人を犯す。彼らはただみだらな行ないをしてきたのである+。10 イスラエルの家でわたしは恐るべき事を見た+。その所にエフライムの淫行がある+。イスラエルは自らを汚した+。11 そしてまた,ユダよ,あなたのために収穫の時が定められている。それは,わたしの民の捕らわれ人たちをわたしが集め戻す時である+」。
7 「わたしがイスラエルにいやしをもたらそうとする時+,エフライムのとがはまさに暴かれ+,サマリアの悪事+は[あらわにされる]。彼らは偽り事を行なってきたからである+。盗人が入って来る。略奪者の群れが外に押し寄せる+。2 それでも彼らは,彼らのすべての悪をわたしが覚えている+ということをその心に言わない+。今,その行ないが彼らを取り囲んだ+。彼らはわたしの顔の前に置かれた+。3 彼らはその悪によって王を歓ばせ,その欺きによって君たちを[歓ばせる+]。4 彼らはみな姦淫を行なう者であり+,パン焼き人がたき付けた炉のようである。彼は練り粉がパン種で膨らむまでこねたのち[火を]かき立てることをやめる。5 我々の王の日に,君たちは病にかかった+ ― ぶどう酒ゆえの激しい怒りがある+。彼はあざ笑う者たちと共に自分の手を引き寄せた。6 彼らは自分の心を近づけたのである。炉に[近づける]かのように+。それは彼らの内で燃えている+。夜通しそのパン焼き人は眠っている。朝になると,[炉]*は燃え立つ火によるように燃えている+。7 彼らはみな炉のように熱くなる。そうして彼らは自分たちの裁き人たちをむさぼり食う。彼らの王たちはみな倒れた+。彼らのうちのだれもわたしに呼びかけてはいない+。
8 「エフライムを見ると,それは[もろもろの]民と親しく交じり合っている+。エフライムは裏返してない丸い菓子となった+。9 よそ人たちが彼の力を食い尽くしたのに+,彼自らはそれに気づかなかった+。また,白髪が真っ白になったのに,自分ではそのことに気づかなかった。10 そしてイスラエルの誇りはその顔の証となった+。彼らは自分たちの神*エホバに帰らず+,このすべてのゆえに[神]を尋ね求めることもしなかった+。11 こうしてエフライムは心を持たない*+単純なはとのようになる+。彼らはエジプトに向かって呼ばわり+,アッシリアに向かって進んだ+。
12 「彼らがどちらに行こうとも,わたしは彼らの上にわたしの網を広げる+。天の飛ぶ生き物のように,わたしは彼らを[地に]落とす+。その集会に対する通報のとおりにわたしは彼らを懲らしめる+。13 彼らは災いだ+! わたしから逃げたからである+。彼らには奪略が臨む。わたしに対して違犯をおかしたからである。そして,わたし自ら彼らを請け戻したのに+,彼らはそのわたしに対して偽りを語った+。14 そして彼らは,床の上で泣きわめきながら,心をこめてわたしに助けを呼び求めようとはしなかった+。その穀物と甘いぶどう酒とのために彼らはただぶらつき回った+。彼らはわたしに逆らいつづけた+。15 それでわたしは懲らしめを加えた+。わたしは彼らの腕を強くした+。それでも彼らはわたしに対して悪事をたくらみつづけた+。16 そうして彼らは戻って行った。より高いものにではない*+。彼らはたるんだ弓のようになっていた+。彼らの君たちは剣により,その舌のひぼうのゆえに倒れる+。これはエジプトの地でそのあざ笑いとなる+」。
8 「あなたの口*に角笛*を+! エホバの家に対し鷲のように+して[来る者がいる]。彼らがわたしの契約を踏み越え+,わたしの律法に対する違犯をおかしたからである+。2 彼らはわたしに向かって,『我が神よ,我々イスラエルはあなたを知っています』と叫びつづけている+。
3 「イスラエルは善を捨て去った+。敵である者は彼を追跡せよ+。4 彼らは自ら王を立てた+。だが,わたしのゆえにではない。彼らは君たちを立てた。しかし,わたしは[それを]知らなかった。その銀と金をもって彼らは自分たちのために偶像を作った+。それは彼ら*が切り断たれるためであった+。5 サマリアよ,あなたの子牛は捨て去られた+。わたしの怒りは彼らに対して激しく燃えた+。いつまで彼らは潔白になれないのか+。6 イスラエルからこのような事が出たのである+。ただの職人がそれを作った+。それは神*ではない。サマリアの子牛はただの細片となるのである+。
7 「彼らは風*をまきつづけて,暴風を刈り取るのである+。立ち穂には何もない+。麦粉を産出する新芽もない+。たとえ[それを]産出するものがあろうとも,よそ人たちがそれを呑み尽くす+。
8 「イスラエルは呑み尽くされねばならない+。いま彼らは諸国民の中に来なければならない+。少しも喜ばれることのない器のように+。9 彼らがアッシリアに上って行ったからである+。独り離れたしまうまのように+。エフライムは,彼らは愛人たちを雇い入れた+。10 そして彼らが[それを]諸国民の間で雇いつづけようとも+,わたしはいま彼らを集め寄せる。彼らは王[や]君たちの重荷のゆえにしばらく厳しい痛みの中に置かれる+。
11 「エフライムは罪をおかすために祭壇を増し加えたからである+。罪をおかすために幾つもの祭壇を持つようになった+。12 わたしは彼のために自分の律法の多くの事柄を書き記した+。それらは奇妙なもののようにみなされた+。13 わたしに供える犠牲として彼らはしきりに肉をささげ+,エホバが少しも喜びとしないものを食べつづけた+。いま[神]は彼らのとがを思い出し,その罪に関して言い開きを求める+。エジプトに向けて彼らは戻って行くのであった+。14 こうしてイスラエルは自分の造り主を忘れ+,幾つもの神殿を建てるようになった+。ユダもまた防備の施された都市を増やした+。それでわたしは彼の諸都市に必ず火を送り込み,それがそれぞれの住まいの塔をむさぼり食うことになる+」。
9 「イスラエルよ,歓んではいけない+。[多くの]民のように楽しげに振る舞ってはいけない+。淫行によってあなたは自分の神のもとから離れたからである+。あなたは穀類の脱穀場すべてで賃雇いの礼物を愛した+。2 脱穀場やぶどうの搾り場は彼らに糧を与えず+,甘いぶどう酒さえ彼女にとって失望となる+。3 彼らがエホバの地に住み続けることはない+。エフライムはエジプトに帰らねばならず+,アッシリアで汚れたものを食らうことになる+。4 彼らがエホバにぶどう酒を注ぎ続けることはない+。またその犠牲は[神]にとって喜びとはならない+。それは彼らにとって嘆きの時のパンのようである+。それを食べる者はみな身を汚す。彼らのパンは自分の魂のため*だからである。それがエホバの家に入ることはない+。5 集合の日,エホバの祭りの日に,あなた方は何を行なうのか+。6 見よ,彼らは奪略のゆえに去って行くことになる+。エジプトが彼らを集め寄せる+。メンフィス*+が彼らを葬る。彼らの望ましいものである銀は,いらくさがこれを手に入れる+。いばらの茂みが彼らの天幕の中に生える+。
7 「注意の向けられる日が必ず来る+。当然の返報の日が来なければならない+。イスラエルの者たちは[それを]知る+。預言者は愚かな者となる+。霊感のことばを持つ者*も,あなたのとががおびただしいため+,敵がい心が満ちあふれているために狂気する」。
8 エフライムの見張り人+はわたしの神*と共にいた+。預言者+に対しては,そのすべての道に鳥を捕る者のわながある+。その神の家には敵がい心がある。9 彼らは滅びをもたらすことに深く進んだ*+。ギベアの日+と同じように。[神]は彼らのとがを思い出される+。彼らの罪に注意を向けられる。
10 「わたしは,イスラエルが荒野のぶどうのようになっているのを見いだした+。あなた方の父祖たちが,いちじくの木に初めに付く早なりのいちじくのようであるのを見た+。彼らはペオルのバアル*+のもとに行って恥ずべき事柄に身を献じ*+,自分が愛したものと同じく嫌悪すべきものとなった+。11 エフライムについては,飛ぶ生き物のようにその栄光は飛び去った+。そのために,子を産むことはなくなり,[妊娠した]腹も,身ごもることもなくなる+。12 彼らが子らを育てても,わたしがその子供らを先立たせるので人がいなくなるのである+。なぜなら ― わたしが彼らから離れるとき,彼らは災いだ+! 13 ティルスのように牧草地に置かれている+のをわたしが見たエフライム,そのエフライムが殺す者のもとに自分の子らを携え出すことになる+」。
14 エホバよ,あなたが与えるはずのものを彼らに与えてください+。彼らには流産する胎+を,そして,しなびてゆく乳房を与えてください。
15 「彼らのすべての悪はギルガルにあった+。その所でわたしは彼らを憎まねばならなかったのである+。その行ないのよこしまのゆえに,わたしは彼らをわたしの家から追い払う+。彼らをなおも愛し続けることはしない+。彼らの君たちはみな強情に振る舞っている+。16 エフライムは打ち倒されなければならない+。その根も必ず干からびることになる+。彼らが産み出す実はない+。また,彼らが子を産むとしても,わたしは彼らの胎のその望ましいものを死に至らせる+」。
17 わたしの神*+は彼らを退ける。その[言葉]に聴き従わなかったからである+。彼らは諸国民の中の逃亡者となる+。
10 「イスラエルは衰退してゆく*ぶどうの木+。彼は自分のために実を付けてゆく+。その実が満ちあふれるにしたがって彼は[自分の]祭壇を多くした+。その土地が良いので彼らは良い柱を立てる+。2 その心は偽善的に*なった+。いまや,彼らに罪科のあることが知られることになる。
「彼らの祭壇を打ち壊す者がいる。その者は彼らの柱を奪い取る+。3 彼らが今,『我々に王はいない+。我々がエホバを恐れなかったためだ。それにしても,王が一体何を我々のためにしてくれるのか』と言うからである。
4 「彼らは言葉を述べて偽りの誓いをし+,契約を結ぶ+。裁きは,開けた野の畝溝に出る毒草のように生え出た+。5 ベト・アベンの子牛[の偶像+]のために,サマリアに住む者たちは恐れ驚く。それに関してそこの民は必ず嘆き悲しむことになるのである。それに仕える異国の神の祭司たち*,その栄光のゆえにそれを喜んでいた者たちも同様である。それが[栄光]を離れて流刑の身となってしまうからである+。6 まさにそれを人はアッシリアに携えて行って,大王*への贈り物とする+。エフライムは恥を被り+,イスラエルはその諭しを恥じることになる+。7 サマリア[と]その王とは必ず沈黙させられる+。折り取られて水の表にある小枝のように。8 こうしてイスラエルの罪+,[ベト・]アベンの高き所+はまさに滅ぼし尽くされる。いばらとあざみ+が彼らの祭壇にはい上る+。そして民は山に向かって,『我々を覆ってくれ!』と言い,丘に向かって,『我々の上に倒れかかれ!』とまさに[言う]であろう+。
9 「イスラエルよ,ギベア+の日以来あなたは罪をおかしてきた+。そこで彼らは立ち止まった。ギベアにおいては,不義の子らに対する戦いもこれに追い迫るものとはならなかった+。10 それがわたしの熱望するところとなる時,わたしは彼らを懲らしめる+。また,彼らをその二つのとがにつなぎ留める時,彼らに対してもろもろの民が必ず集められる+。
11 「また,エフライムは脱穀することを好む,訓練された若い雌牛+であった。だがわたしは,その麗しいうなじを通り越した。わたしは[だれかが]エフライムの上に乗るようにする+。ユダはすき返す+。ヤコブはその者のために地をならす+。12 あなた方自身のために義のうちに種をまけ+。愛ある親切にそって刈り取りを行なえ+。あなた方自身のために耕地を耕せ+。エホバを捜し求める時間のあるうち,ついに[神]が来て+,義にそって教え諭してくださるようになるまで+。
13 「あなた方は悪をすき返した+。不義を刈り取った+。あなた方は欺きの結ぶ実を食べた+。自分の道に,力ある者たちが大ぜいいること+に依り頼んだからである+。14 そしてあなたの民のうちには騒動が起きた+。あなたの,防備の施された都市はすべて奪略に遭う+。アルベルの家のシャルマンによる奪略をもってするかのように。それは,母親が[自らの]子の傍らにたたき付けられた戦闘の日であった+。15 ベテル*よ,あなた方に対して人*は必ずこのように行なうであろう。あなた方の甚だしい悪のゆえである+。夜明けにイスラエルの王は必ず沈黙させられる+」。
11 「イスラエルが少年*であった時,わたしはこれを愛した+。エジプトからわたしは自分の子を呼び出した+。
2 「人々*は彼らを呼んだ+。その分だけ彼らはその前から*離れて行った+。バアルの像に*彼らは犠牲をささげるようになった+。彫像に向かって犠牲の煙をくゆらせるようになった+。3 それでもわたしはエフライムに歩み方を教え+,彼らを[自分]の*腕に抱いた+。だが彼らは,わたしが彼らをいやしたことを悟らなかった+。4 地の人*の縄をもって,愛の綱をもってわたしは彼らを引っ張りつづけた+。こうしてわたしは,彼らのあごのくびきを外す者のようになった+。わたしは各人のもとに穏やかに食物を携えて行った+。5 彼がエジプトの地に帰って行くことはないであろう。だが,アッシリアがその王となるであろう+。彼らが立ち返ることを拒んだからである+。6 そして,剣が彼の諸都市の中で旋回し+,そのかんぬきを折れ尽きさせてむさぼり食う+。彼らのもろもろの計り事のゆえである+。7 また,わたしの民はわたしに対して不忠実になりがちである+。そして人々はこれ*を上のほうへ*呼ぶ。立ち上がる者はだれひとり*いない。
8 「エフライムよ,どうしてわたしはあなたを見放すことができようか+。イスラエルよ,[どうして]あなたを引き渡すことができようか+。どうしてあなたをアドマのようにすることができようか+。[どうして]ツェボイイムのようにしておくことができようか+。わたしの心はわたしの中で変わった+。それと同時にわたしの同情は熱くなった。9 わたしは自分の燃える怒りを表わすことはしない+。エフライムを再び滅びに至らせることはしない+。わたしは神*であって+,人*ではなく,あなたのうちにある聖なる者だからである+。わたしは興奮のうちに来ることはない。10 彼らはエホバに従って歩むようになる+。ライオンのように彼はほえる+。彼がほえ+,子らがおののきながら西から来るのである+。11 小鳥のように彼らはおののきながらエジプトから出て来る+。はとのようにアッシリアの地から[やって来る+]。わたしは必ず彼らをその家々に住まわせる」と,エホバはお告げになる+。
12 「エフライムは偽りをもってわたしを囲んだ+。また,イスラエルの家は欺きをもって。それでもユダはなおも神*と共にさすらい+,最も聖なる者*と共に信頼性を保っている*」。
12 「エフライムは風*を食い+,ひねもす東風を追いかけている+。偽りと奪略を彼は増し加えている+。そして,アッシリアと契約を結び+,油がエジプトに携えて来られる。
2 「また,エホバはユダに対して法的な言い分を持たれる+。ヤコブに対し,その歩み方にしたがって言い開きを求めるのである+。その行ないにしたがって彼に返報を加えられる+。3 腹の中で彼は自分の兄弟のかかとをとらえ*+,またその活動力をもって神*と闘った+。4 そして彼はみ使いと闘いつづけてそれに打ち勝つようになった+。彼は泣いた。自分のために恵みを哀願しようとしてであった+」。
[神]はベテルで彼を見いだされた+。そこでわたしたち*と語りはじめられた+。5 そして万軍の神*エホバ+,そのエホバが彼の記念である+。
6 「それであなたは,自分の神のもとに帰り+,愛ある親切*+と公正+とを守るべきである。あなたの神を常に待ち望むように+。7 商い人*,その手には欺きのはかりがある+。だまし取ること,それを彼は愛した+。8 そしてエフライムはしきりに言う,『まさしくわたしは富を得た+。自分のために価値ある物をいろいろと見いだした+。わたしのすべての労苦について,人は罪となるようなとがをわたしに見いだすことはないであろう+』。
9 「しかしわたしは,エジプトの地以来あなたの神となったエホバである+。それでもわたしは,定めの時の日々のようにあなたを天幕に住まわせる。10 そしてわたしは預言者たちに話し+,自ら幻を多くし,預言者たちの手によって例えを語りつづけた+。
11 「ギレアデに関して*怪異な事柄+,また不真実な事柄+がなされた。ギルガルにおいて彼らはまさに雄牛をささげた+。しかも,彼らの祭壇は開けた野の畝溝にある積み石のようである*+。12 またヤコブはシリア*の野に逃げて行った+。イスラエル+は妻のために*仕えつづけた+。妻のために[羊]の番をした+。13 また,預言者によってエホバはイスラエルをエジプトから携え上った+。預言者によって彼は守られた+。14 エフライムは苦々しいまでに怒りを起こさせた+。その流血の行為を彼は自らの身にとどめている+。彼のそしりをその大いなる主*は当人の身に報いる+」。
13 「エフライムが語ると,そこにはおののきがあった。彼はイスラエルで[重責を]担った+。しかし彼はバアルに関して罪科のある者となって+死んでいった+。2 そして今,彼らはさらに罪を重ね,自分たちのために銀で鋳物の像を作った+。それはみな彼らの理解による偶像であり+,職人がこしらえたものにすぎない+。それらに向かって彼らは言う,『犠牲をささげる人々*は子牛に口づけせよ+』と。3 ゆえに彼らは朝の雲のように+,早く消えてゆく露のようになる。脱穀場から吹き払われるもみがらのように+,[屋根の]穴から出る煙のようになる。
4 「しかしわたしは,エジプトの地以来あなたの神*となったエホバである+。あなたが知っていた神はわたしのほかにいなかった。わたしのほかに救う者はいなかった+。5 わたしは荒野で,熱病*の地で+あなたを知った+。6 その放牧地によって彼らは満ち足りるようにもなった+。満ち足りてくると,その心は高ぶるようになった+。そのため彼らはわたしを忘れた+。7 それでわたしは彼らに対して若いライオンのようになる+。道辺のひょうのようにわたしはじっとうかがう+。8 子を失った熊のように彼らと出会い+,その心の囲いをかき裂く。また,ライオンのように彼らをその場でむさぼり食う+。野の野獣もまた彼らを引き裂くであろう+。9 イスラエルよ,それは必ずあなたを滅びに至らせる+。わたしに逆らい,あなたを助ける者+に逆らったからである。
10 「では,あなたの王はどこにいて,すべての都市であなたを救うのか+。また,あなたの裁き人たちは[どこか]。その者たち[について]あなたは言った,『どうぞ王や君たちを与えてください』と+。11 わたしは怒りのうちに王を与えた+。そして,憤怒のうちにこれを取り去るであろう+。
12 「エフライムのとがは包まれ,その罪は秘められている+。13 子を産む女の産みの苦痛が彼に臨む+。彼は賢くない子である+。子らが[胎から]生まれ出るその時にこらえて立たないからである+。
14 「シェオル*の手からわたしは彼らを請け戻す+。死から*彼らを取り戻す*+。死よ,お前のとげはどこにあるのか+。シェオルよ*,お前の破壊力はどこにあるのか+。同情もわたしの目から隠されるであろう+。
15 「たとえ彼が葦の子のように増えるとしても+,東の風,エホバの風*がやって来る+。荒野からそれは上って来て,彼の井戸をかれさせ,その泉を干上がらせる+。その者はすべての望ましい品々の宝を略奪する+。
16 「サマリアは罪科のある者とされる+。自分の神に*反逆しているからである+。剣によって彼らは倒れる+。その子供らは打ち砕かれ+,妊娠した女たちは引き裂かれるであろう+」。
14 「イスラエルよ,さあ,あなたの神エホバに帰れ+。あなたは自分のとがのためにつまずいたからである+。2 あなた方は言葉を携えてエホバのもとに帰れ+。あなた方はみな[神]に言え,『とがをお赦しください+。良いものを受け入れてください。わたしたちは代わりに自分の唇の若い雄牛*をささげます+。3 アッシリアはわたしたちを救ってくれません+。馬にもわたしたちは乗りません+。そして,自分たちの手でこしらえたものに向かって,「わたしたちの神よ」とはもう言いません。あなたによって父なし子は憐れみを受けるからです+』。
4 「わたしは彼らの不忠実をいやす+。自ら進んで彼らを愛する+。わたしの怒りは彼から離れたからである+。5 わたしはイスラエルに対して露のようになる*+。彼はゆりのように咲き輝き,レバノンのようにその根を張る。6 その小枝は伸び,その威厳はオリーブの木のように+,その香気はレバノンのようになる。7 彼らは再び[主]の陰に住まう者となる+。彼らは穀物を育て,ぶどうの木のように芽ぶくであろう+。彼の記念*はレバノンのぶどう酒のようになる。
8 「エフライムは[言う]であろう,『わたしは偶像とこのうえ何のかかわりを持つだろうか*+』と。
「わたしは必ず答え応じ,彼をずっと見守る+。わたしは生い茂ったねずの木のようである+。わたしのもとにはあなたのための実が見いだされることになる」。
9 賢くて,これらの事を理解する者はだれか+。思慮があって,これを悟り知る者は[だれか+]。エホバの道は廉直であり+,そこを歩む者は義にかなう+。しかし,違犯をおかす者はその[道]でつまずく者となる+。
「救い; 救出」の意。ヘ語,ホーシェーア。ホセアは12人の「小預言者」の最初の人。ヘブライ人はそれらの人々の預言書を一つにまとめて「十二」と呼んだ。すなわち,ホセア,ヨエル,アモス,オバデヤ,ヨナ,ミカ,ナホム,ハバクク,ゼパニヤ,ハガイ,ゼカリヤ,マラキである。
または,「エズレルの谷」。
「[神](彼)」,マソ本,七十訳,ウル訳; シリ訳,「エホバ」。
「彼女は憐れみを示されなかった」の意。ヘ語,ロー ルハーマー。
または,「彼らを必ず赦すためである」。
「その神」。エローヘーヘム。
「わたしの民ではない」の意。ヘ語,ロー アンミー(ʽam·mi')。
「わたしの民ではなく」。ヘ語,ロー アンミー(ʽam·mi')。
マソ本と七十訳はここで1章が終わっている; タル,シリ訳,ウル訳はあと2節続いている。
「生ける神」。ヘ語,エール・ハーイ。
「一つになり」。ヘ語,ヤハダーウ。
「神は種をまくであろう」の意。ヘ語,イズレエル。
「わたしの民」。ヘ語,アンミー(ʽam·mi')。
字義,「彼女は憐れみを示された」。ヘ語,ルハーマー。
または,「わたしの女」。ヘ語,イシュティー。
または,「彼女の男」。ヘ語,イーシャーハ。
または,「バアル[の像]にした」。
「それでも……者」。ヘ語,ウェイーシュ。
「バアルの像」。または,「バアルたち」。ヘ語,ハッベアーリーム; ギ語およびラ語,バアリム。
「追放(オストラシズム); 悩み」の意。
または,「アコルの谷」。
または,「“わたしの男”」。ヘ語,イーシー。
または,「“わたしのバアル”」。ヘ語,バリー。
または,「述べられる」。
「と愛ある親切……のうちに」。または,「と忠節な愛……のうちに」。ヘ語,ウーヴェヘセド。
「エホバを知る」,マソ本,七十訳,シリ訳; ウル訳および約45のヘブライ語写本,「わたしがエホバであることを知る」。
「憐れみを示されていなかった彼女」。ヘ語,ロー ルハーマー。1:6,「ロ・ルハマ」の脚注参照。
または,「わたしの民ではなかった者に」。ヘ語,レロー・アンミー(leloʼ-ʽam·mi')。1:9,「ロ・アミ」の脚注参照。
字義,「そしてそれ自体も」。「民」(男性単数)を指す。
「わたしの神」。ヘ語,エローハーイ。
「友に愛されて」,マソ本,ウル訳; 七十訳,シリ訳,「悪事を愛して」。
「姦淫を犯している」。または,「結婚関係における性的不忠実を犯している」。ヘ語,ウーメナーアーフェト; ギ語,モイカリン; ラ語,アドゥルテラム。マタ 5:32,「犯す」の脚注参照。
「神々」。ヘ語,エローヒーム。
約220㍑。
「および……半ホメル」。ヘ語,ウェレーテク。
「他の男のためのもの」,七十訳; マソ本(ヘ語,レイーシュ),シリ訳,ウル訳,「男のもの」。
「自分たちの神」。ヘ語,エローヘーヘム。
「この地」。ヘ語,ハーアーレツ。
「愛ある親切」。または,「忠節な愛」。ヘ語,ヘセド。
または,「魚さえ死ぬ」; または,「魚さえ取り去られる」。イザ 57:1参照。
この部分のマソ本は不明瞭。
「自分の神」。ヘ語,エローヘイカー。
「わたしの栄光を彼らは……引き換えにした」が元の読み方。ソフェリムは本文を修正し(変え)て,「彼らの栄光をわたしは……引き換えにする」と読むようにした。タル,シリ訳はこの動詞の元の読みを確証している。付録2ロ参照。
「彼らの魂」,タル,七十訳,シリ訳,ウル訳,および約20のヘブライ語写本; マソ本,「彼の魂; 彼の魂の願望」。付録4イ参照。
「淫行」。ヘ語,ゼヌート; ギ語,ポルネイアン; ラ語,フォルニカーティオ。付録5イ参照。
「良い動機を奪い去る」。字義,「心を奪い去る」。ヘ語,イッカハ・レーヴ。
字義,「自分たちの木」。
「自分たちの神」。ヘ語,エローヘーヘム。
または,「彼らの蒸留酒」。ヘ語,ソヴアーム。
または,「霊」。ヘ語,ルーアハ; ギ語,プネウマトス; ラ語,スピーリトゥス。
「その神」。ヘ語,エローヘーヘム。
または,「ショファル」。ヘ語,ショーファール。
すなわち,まっすぐなラッパ。ヘ語,ハツォーツェラー; 雄羊の湾曲した角であるショファルではない。民 10:2参照。
「自分の敵対者」,訂正による; マソ本,「おきて」; 七十訳,シリ訳,「むなしい事柄」; ウル訳,「汚れ」。
あるいは,「腐敗物」と読むのかもしれない。七十訳,「騒乱」。
または,「ヤレブ王」。字義,「闘いを行なう王」。
または,「あなた方の忠節な愛」。
「神」。ヘ語,エローヒーム。
または,「アダムのように」。ヘ語,ケアーダーム。
「人」。ヘ語,イーシュ。
字義,「それ」,男性形。「炉」(男性)を指す。
「自分たちの神」。ヘ語,エローヘーヘム。
または,「良い動機を持たない」。ヘ語,エーン レーヴ。
「より高いものにではない」。字義,「上のほうにではない」。すなわち,高められた崇拝の方式にではない。ヘ語,ロー アール。
字義,「あなたの上あご」。
または,「ショファル」。5:8の脚注参照。
「彼ら」,七十訳,シリ訳,ウル訳; マソ本,「人(彼)」。
「神」。ヘ語,エローヒーム; ギ語,テオス; ラ語,デウス。
「風」。ヘ語,ルーアハ; ラ語,ウェントゥム。創 1:2,「力」の脚注参照。
または,「自分自身のため」。ヘ語,レナフシャーム; ギ語,タイス プシュカイス アウトーン; ラ語,アニマエ イプソールム。付録4イ参照。
「メンフィス」。ギ語およびラ語,メンフィス; ヘ語,モーフ; タル(ア語),レマフェース; シ語,ウマフェス。
または,「霊感の人」。字義,「霊の人」。ヘ語,イーシュ ハールーアハ; ギ語,アントローポス ホ プネウマトフォロス,「霊を持つ人; 霊感を受けた人」; ウル訳ク(ラ語),ウィルム スピーリトゥアーレム。
「わたしの神」。ヘ語,エローハーイ。
「彼らは滅びをもたらすことに深く進んだ」。字義,「彼らは[それを]深くし,[それを]滅びに至らせた」,マソ本; あるいは,訂正して,「彼らは彼の坑を深くした」と読むのかもしれない。
「ペオルのバアル」。または,「バアル・ペオル」。
または,「恥ずべき事柄に自ら引き下がり; 恥ずべき事柄のために身を取り分け」。
「わたしの神」。ヘ語,エローハイ。
「繁茂した; 張り広がった」,同じ形の別のヘブライ語動詞から派生したものとすれば。
または,「滑らかに; すべりやすく」。
「それに仕える異国の神の祭司たち」。ヘ語,ウーケマーラーウ,「ケマリム」; ウル訳,「神殿警護者たち」。
または,「ヤレブ王」。5:13の脚注参照。
「ベテル」,マソ本,シリ訳,ウル訳; 七十訳,「イスラエルの家」。
または,「彼」,マソ本,ウル訳; 七十訳,「わたし」; シリ訳,「彼ら」。
または,「若者; 青年」。
「人々(彼ら)」,マソ本,シリ訳,ウル訳; 七十訳,「わたし」。
「その前から(彼らの顔から)」,マソ本,タル,ウル訳; 七十訳,シリ訳,「わたしの顔から」。
「バアルの像に」。または,「バアルたちに」。ヘ語,ラッベアーリーム; ギ語およびラ語,バアリム。
「[自分]の」,七十訳,シリ訳,ウル訳と一致させて; マソ本,「彼の」,または,「人の」。
「地の人」。または,「人」。ヘ語,アーダーム。
マソ本では「これ」も「民」も共に男性形。
7:16の脚注参照。
「神」。ヘ語,エール; ラ語,デウス。
「人」。ヘ語,イーシュ; ギ語,アントローポス; ラ語,ホモ。
「神」。ヘ語,エール。
または,「神と共に,まさしく,最も聖なる者,信頼できる者と共にさすらっている」。
「風」。ヘ語,ルーアハ。創 1:2,「力」の脚注参照。
または,「彼は自分の兄弟を押しのけ」。
「神」。ヘ語,エローヒーム。
「わたしたち」,マソ本,タル,ウル訳; 七十訳,シリ訳,「彼」。
「万軍の神」,マソ本,ウル訳; 七十訳,「全能の神」。
「愛ある親切」。または,「忠節な愛」。
または,「カナン人」。ヘ語,ケナアン; ギ語,カナアン; ラ語,カナアーン。ゼカ 14:21の脚注参照。
「ギレアデに関して」,わずかな訂正による; マソ本,「もしギレアデ」。
または,「のようになろう」。
「シリア」,七十訳,ウル訳; マソ本,シリ訳,「アラム」。
または,「女のために」。ヘ語,ベイッシャー。
「その大いなる主」。ヘ語,アドーナーウ。アドーンの複数形で,卓越もしくは偉観を表わし,「報いる」という単数形の動詞を伴っている。創 39:2の脚注と比較。
字義,「地の人[ヘ語,アーダーム]の,犠牲をささげる者たち」。
「あなたの神」。ヘ語,エローヘイカー。
または,「干ばつ」。
「シェオル」。ヘ語,シェオール; ギ語,ハーイドゥー; ラ語,モルティス,「死」。付録4ロ参照。
「死から」。ヘ語,ミンマーウェト; ギ語,エク タナトゥー; ラ語,デー モルテ。
または,「彼らを買い戻す」。ヘ語,エグアーレーム。
「シェオルよ」。ヘ語,シェオール; ギ語,ハーイデー; ラ語,インフェルネ。
「風」。ヘ語,ルーアハ; ラ語,ウェントゥム。創 1:2,「力」の脚注参照。
「自分の(彼女の)神に」。ヘ語,ベーローヘイハー(bEʼ·lo·hey'ha)。
「自分の唇の若い雄牛」,マソ本,ウル訳; 七十訳,「自分の唇の実」。
「わたしは……なる」。出 3:14の脚注と比較。
「彼の記念」。または,「彼[その方]について述べること」。ヘ語,ジクロー。
字義,「わたしに,さらに偶像に,何が」。ヘブライ語の慣用句; 偶像に対して異議を示す,反発的な質問。付録7ロ参照。