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    ものみの塔 1969 | 6月15日
    • これをあなたの最初の大会としてください

      エホバの証人は,全世界で97万をゆうに上回る聖書研究を,関心をもつ人々の家庭で毎週行なっています。あなたもエホバの証人と聖書の勉強をしておられるかたのひとりですか。もしそうなら,あなたには勉強のたびに新しい聖書の真理を数々学んでおられることでしょう。そして,エホバの証人は多くの有益な資料を,関心をもつ人すべてに惜しみなく提供しているが,いったいどのようにしてそれを得るのだろうかと不思議に思われることもあるでしょう。証人が聖書の教育を受ける機会はたくさんありますが,そのひとつは大会です。あなたもそうした大会についてはすでにお聞きおよびのことと思います。でも出席されたことがありますか。もしまだ一度も出席したことがなければ,忘れがたい経験となる大会があなたを待っています。出席を考えておられますか。わたしたちはそうなさることをお勧めします。これはあなたとあなたのご家族に対する,わたしたちの心からのおさそいと考えてください。その大会の多くは,全世界の主要都市で開催を予定されており,今年の7月から始まります。

      いままでのところ,あなたとエホバの証人との交際は,二,三人あるいはひとりだけの,ごく限られたものであったかもしれません。しかし大会は,大ぜいのエホバの証人と親しくなり,また証人たちが『互いに相愛しなさい』というイエス・キリストの戒めをどのように実行しているかを直接に見る機会です。(ヨハネ 13:35)また,あらゆる層,そしていろいろな国籍の人たちがエホバの証人になっていることを,ご自分の目で見ることができます。また,彼らが聖書のおとずれを伝道し教えるだけでなく,自らの霊的な強さを保つ必要を深く認識している人々であることもわかるでしょう。

      これをあなたの最初の大会としてください

      それで,1969年のエホバの証人の国際大会への出席を自分の目標のひとつとするのはいかがですか。よく計画し,一緒に勉強している証人から幾らかの助言を得るならば,出席は可能です。何事にも必ず「初め」があります。エホバの証人と毎週聖書の勉強をすることに同意したときも,おそらく,本式に聖書を調べてみようという気持ちになった最初であったでしょう。あなたはそれを後悔されましたか。いいえ,むしろそう決心したことを喜んでおられます。

      大会には毎年,証人と一度も勉強したことのない人たちが多数出席するのをご存じですか。そういう人たちに比べると,あなたはいろいろなことをよくご存じです。証人と一緒に戸別伝道に出て,その伝道方法を見たことがおありかもしれません。あるいは,聖書の知識を十分に得て,いまはバプテスマを受けようと考えておられるかもしれません。そのような状態であっても,あるいはいまのところただ考えているだけであっても,あなたは,証人の大会の特色であるバプテスマの話をとりわけ興味深く聞かれるでしょう。これは,今年の大会をあなたの最初の大会とするよい理由です。

      聖書に関心をもつ新しい人々の中には聖書の真理に対する認識を驚くべき仕方で示す人たちがいます。昨年,ビルマには山岳地方を4日以上も徒歩で旅行し,初めて大会に出席したグループがありました。アラスカにも,1000マイル以上旅行して,昨年の夏に開かれた大会に初めて出席した若い夫婦がありました。その努力は十分に報いられ,ふたりは霊的に力づけられて帰りました。

      期待すべきこと

      おそらくあなたは,大会ではどんなことが行なわれるのだろうとお考えでしょう。では典型的なプログラムに載せられているある日の活動を検討してみましょう。午前9時,最初の短い集会が歌をもって始まり,ついで15分間,「エホバの証人の年鑑」にのせられているその日の聖句が討議されます。それから野外奉仕のうえにエホバの祝福を祈り,出席者の多くは外に出て戸別訪問に参加し,御国のおとずれを広め,大会への招待ビラを配布します。この奉仕にまだ参加したことのない人は,見守る人として経験のある証人と一緒に行きます。時間が許せば,大会開催地周辺の史跡や景勝地をたずねることもあります。

      昼食後,出席者はまた集まります。世界のいろいろな地方から来た証人たちが,興味深い体験を幾つか語り,ついで午後の集会にはいります。これには多くの短い聖書の講話,エホバの証人の宣教と関係のある有益な実演,そして証人たちが適当な衣装をつけて演じる興味深い聖書の劇などが含まれるでしょう。

      それから2時間ほどの休憩があります。これは,親しみやすい他の出席者たちと,大会のよく組織された食堂で一緒に食事をする機会になります。そこでは,いろいろな所から来た年老いた証人や若い証人たちと話をして親しむ時間があります。夜の集会は9時ごろまで続きます。プログラムは終日変化に富み,聴衆の注意をひく資料が豊かに盛り込まれています。そしてプログラムのどの部分でも,聖書にかんして,あなたが考えてもみなかったような新しい見解を示されるでしょう。

      どのようにするか

      1969年に予定されている国際大会の開催地の一覧表は,1969年4月15日号の「ものみの塔」255ページに掲載されていますので参照してください。選ぶ場所によっては,大会に出席したついでに,親せきや友人を訪問することもできるでしょう。また大会に合わせて短い休暇をとることもできるでしょう。もし10月14日から19日まで,後楽園競輪場で開かれる東京大会に出席なさるなら,東京三田の協会支部を訪問する機会もあります。

      あなたと勉強をしているエホバの証人は,あなたが計画をお立てになる際に,いろいろと役立つ提案をしてくれるでしょう。その証人はきっと大会にたびたび出席しており,どんな準備をしなければならないかをよく知っているはずです。仕事を休む手続きも取らねばならないでしょう。毎週すこしずつ貯金して,旅費も準備しなければなりません。自動車か,汽車か,バスか,飛行機か ― 旅行の方法も考えねばならない問題です。土地のエホバの証人の会衆が,乗り物を借り切るかもしれません。

      いちばん気がかりなのは,大会開催都市でどこに泊まるかということでしょう。そのことはご心配にはおよびません。各大会組織に特別部門がありますから,家族全員が出席する場合でも,その部門をとおして,前もって宿舎を確保することができます。そしてこれらの宿舎は,あなたの予算に合う範囲内で決められます。

      大会中の食事も心配はいりません。どの会場にも簡易食堂が設けられ,少額の費用で,栄養のある食事が準備されます。事実,大会の食堂で家族全員が食事をしているところはよく見かける光景です。大会の食事の時は,新しい友だちをつくり,多くの珍しい経験を聞くのによい機会です。

      決心する

      もちろん第一段階は出席しようと決心することです。これはどうでもよい問題ではありません。また,軽々しく決める事柄ではありません。あなたの決心は,あなたとあなたの愛する人々にきわめて大きな影響を与え得るのです。エホバの証人ならだれでも,最初の大会が生涯の転機 ― エホバの真の崇拝者たちと交わり,ともに奉仕する,より幸福で充実した生涯への転機となったことを,自分の経験から語るでしょう。あなたとあなたのご家族の将来また間近に迫ったこの邪悪な事物の体制を生き残るかどうかは,短期間にどれほど強い信仰を築くかによって決まります。エホバの民の大会に出席して聞き,学ぶことは,その信仰を強めるのに大きく貢献します。

      エホバがその予表的な民イスラエルのためにされた備えを考えてください。エホバは,周囲の異教徒の悪影響に対して民を強化するためにおりおり全国民を集めて大会を開かれました。今日でもエホバは,ご自身の現代の民が集まりあって,この邪悪な事物の体制の神であるサタンのわなやたくらみに対して身をよろうことができるようにしてくださっています。ですから,都合のよい場所を選んで,1969年の国際大会に出席する計画をお立てになってください。そして,エホバが間もなく建てられる新しい秩序のもとで,従順な人間に与えてくださる一致と満足を,前もって味わってください。ぜひともこれをあなたの最初の大会としてください。

  • 『こうべを上げ』て救いを知らせる
    ものみの塔 1969 | 6月15日
    • 『こうべを上げ』て救いを知らせる

      エホバの証人の1969年度年鑑より

      エホバの証人が困難な状況の下で奉仕する国々

      昨奉仕年度中,全世界のエホバの証人は「福音はまずすべての国の民に宣べ伝えられねばならない」というイエスのことばを心にとめて働きました。(マルコ 13:10,新)したがって全世界の証人たちはどこでも活発に奉仕しました。しかし神の民は多くの国で強力な反対に直面し,御国の希望を人々に伝えるのは困難な仕事でしたが手をゆるめませんでした。次に掲げるのは良いたよりを伝えるわざの困難な国々です。これらの国々でわざがどのように遂行されているかを知るのは大きな喜びでしょう。

      中国

      昨年,エホバの証人の1家族と3回連絡を取ることができましたが,その後,連絡は絶えてしまいました。しかしこの広大な国で兄弟たちが忠実を保っていることを知っただけでも十分です。外国からの通信物はすべて厳重に検閲されているため,兄弟たちとの連絡を保つのはきわめて困難です。

      チェコスロバキア

      昨奉仕年度中,チェコスロバキアにおけるわざはたいへんすぐれた進歩を遂げました。兄弟たちは多くの機会を捕えて人々に真理を伝道し,増加がもたらされました。1968年8月には外国軍隊によるチェコ占拠という全世界を驚かす事態が生じましたが,わたしたちのわざは事実上なんら影響を受けず,それどころか多くの人々が霊的に目ざめ,唯一の希望の音信に一層の関心を示すようになりました。兄弟たちは平穏のうちに落着いて人々を教えるわざを続け,小さな群れとなって集まりを保ちました。

      力にあふれる若い時代に創造者を覚えるのは賢明なことです。現代の世界は若い人々に重大な影響をもたらしていますが,まじめな青年男女は真理の道を見いだしています。ある伝道者は,17歳の一少女を再び訪問し,直ちに聖書研究を始めました。しかし少女の父親はその聖書研究を喜ばなかったので,少女は伝道者の家でその研究を続けました。少女はかなりの関心をもっていましたがフェンシングでこの地方の有力なチャンピオンだったので,スポーツに熱中していました。けれども神のみことばには物事を正す力があります。研究が進むにつれて少女は進歩し,やがてスポーツに対する関心は薄れ,永続する価値のある事柄に対する関心を高めました。そして毎週の聖書研究のための予習だけでなく,毎号の「ものみの塔」誌をも注意深く研究しはじめ,そのうえ,研究を1週間に何回も司会してほしいと頼みました。ここで,伝道者は真理を単に学ぶだけでなく,それを他の人に伝えることが必要であると説明しました。少女はこの良い助言を受け入れ,友人に証言しはじめました。そして少女の人格は変わり,御霊の実を表わすようになりました。

      ある日,少女は「わたしはいま自分の剣を別のものに取り換えています」と伝道者に話し,それまでに集めたフェンシングの剣のかわりに,もっと鋭い剣,つまり霊の剣である聖書を使うことにしますと述べました。そして一友人と妹および義理の弟と研究を始め,さらに母親にも証言しはじめました。娘の人格にすぐれた変化が生じたことを知った母親は,「わたしも信仰を持てそうです」と語りました。

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