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目ざめよ! 1974
目74 3/8 30–31ページ

『聖書全体は神の霊感を受けたものであり,有益です』

「マルコによる書」の内容

12 マルコによる書の最初の13節にどんなことがまとめ込まれていますか。

12 イエスのバプテスマと誘惑(マルコ 1:1-13)マルコは,バプテスマを施す人ヨハネがどのような人であるかを明らかにすることによってその良いたよりを始めます。ヨハネは到来を予告された使者であり,「あなたがたはエホバの道を備えよ。その道筋をまっすぐにせよ」とふれ告げるために遣わされた人です。その後まもなく到来する者について,その,バプテスマを施す人は,『それはわたしより強いかたです』と言います。そうです,その者は,水ではなく,聖霊でもってバプテスマを施すのです。やがてイエスがガリラヤのナザレから来ます。ヨハネは彼にバプテスマを施します。霊がはとのようになってイエスの上に下り,天からの声が聞こえます。「あなたはわたしの子,わたしの愛する者である。わたしはあなたを是認した」。(1:3,7,11)イエスは荒野でサタンの誘惑を受けます。また,み使いたちが彼に仕えます。これら劇的なできごとのすべてがマルコによる書の最初の13節の中にまとめ込まれています。

13 イエスは早くもどんな方法で「神の聖なる者」としての権威を明瞭に示しますか。

13 イエスはガリラヤで宣教を始める(1:14–6:6)ヨハネが捕縛されたのち,イエスはガリラヤで神の良いたよりを宣べ伝えはじめます。イエスは,人をはっとさせるような音信を携えているではありませんか。「神の王国は近づきました。あなたがたは悔い改めて,良いたよりに信仰を持ちなさい」。(1:15)彼はシモンとアンデレ,ヤコブとヨハネを,その漁師の職から召して自分の弟子とします。安息日に,イエスはカペルナウムの会堂に入って教えはじめます。人々はすっかり驚きます。彼が「権威を持つ者のようにして教えておられ,書士たちのようではなかったから」です。イエスは,取りつかれている人から汚れた霊を追い出し,また,熱を出して寝ていたシモンのしゅうとめをいやしで,「神の聖なる者」としての権威を明瞭に示します。彼についての知らせは野火のように広がり,夜には,「全市が」シモンの家の外に集まります。イエスは大ぜいの人の病気を治し,多くの悪霊を追い出します。―1:22,24,33。

14 イエスは,自分が罪をゆるす権威を持っていることをどのように証明しますか。

14 イエスは,『わたしが宣べ伝えるため』と語って,自分の使命をはっきりと述べます。(1:38)そして,ガリラヤの全土を回って宣べ伝えます。どこへ行っても彼は悪霊を追い出し,病気の人たちをいやします。その中にはらい病人もいますが,あるまひした人に対して,イエスは,「あなたの罪はゆるされてい(る)」と言います。『これは冒とくだ。神以外のだれが罪をゆるせるのか』と,書士のある者たちが心の中で論じます。彼らの考えを見定めたイエスは,そのまひした人に,起き上がって家に帰りなさいと命じて,「人の子が地上で罪をゆるす権威を持っていること」を証明します。人々は神の栄光をたたえます。収税人レビ(マタイ)が追随者となった時,イエスは,「わたしは,義人たちではなく,罪人たちを呼ぶために来たのです」と書士たちに語ります。イエスはまた,自分が「安息日の主でもある」ことを示します。―2:5,7,10,17,28。

15 イエスの奇跡を否定する者についてイエスはどんなことをはっきり語りますか。そして,家族のきずなについてはなんと語りますか。

15 ついでイエスは十二使徒から成る群れを構成します。彼の親族が多少の反対を示し,また,エルサレムから来た幾人かの書士たちが,悪霊たちの支配者によって悪霊を追い出しているとして彼をとがめます。イエスは,「どうしてサタンがサタンを追い出せるのでしょうか」と彼らに尋ね,「だれでも聖霊を冒とくする者には永久にゆるしがなく,その者は永遠の罪を負うのです」と述べて警告を与えます。こうして話しているところへイエスの母と兄弟たちが彼を捜してやって来ますが,その時イエスは,「神のご意志を行なうのがだれであっても,その者がわたしの兄弟また姉妹また母なのです」と言明します。―3:23,29,35。

16 イエスは,王国,特にその成長について,例えでもって何を教えますか。

16 イエスは,「神の王国の神聖な奥義」を例えによって教え始めます。種まき人のまく種がいろいろな種類の土壌(みことばを聞くいろいろな種類の人たちの例え)に落ちること,また,燭台の上から輝くともしびについて語ります。彼はまた,王国を,種をまく人になぞらえます。「地面はおのずから,最初には葉,ついで穂,最後に穂の中に満ちた穀粒といったぐあいに,しだいに実を結んでゆきます」。(4:11,28)彼はまた,神の王国についてからしの種粒の例えをします。それはあらゆる種の中でいちばん小さなものなのに,鳥の隠れ場となるほどの大きな枝を張って大きな木となります。

17 イエスの奇跡は,彼が持つ権威のほどをどのように示しますか。

17 一行がガリラヤの海を渡るさい,イエスは奇跡によって暴風を和らげ,「静まれ! 静かになれ!」という彼の命令のもとに,荒れた海はなぎになります。(4:39)向こう側のゲラサ人の地方で,イエスはひとりの男から一「軍団」の悪霊を追い出し,彼らが約二千頭の豚の群れに入ることを許します。すると,その豚の群れは突進して断がいから落ち,海の中でおぼれ死にます。(5:8-13)こののち,イエスは再び対岸に戻ります。12年ものあいだ治らなかったある女の血の流出が,ただイエスの外衣に触れるだけでいやされます。それは,ヤイロの12歳になる娘をよみがえらせに行く途中のことです。確かに,人の子は,死に対しても生命に対しても権威を有しているのです! しかしながら,イエスの郷里の人々は彼の権威に関して疑問をはさみます。イエスは彼らの信仰のなさを不思議に思いつつ,さらに「村々を巡回して教えてゆかれ」ます。―6:6。

18 (イ)イエスの宣教はどのように拡大されますか。(ロ)イエスはどんなことに動かされて人々を教え,また奇跡を行ないますか。

18 ガリラヤでの宣教の拡大(6:7–9:50)十二人は指示を与えられ,また,宣べ伝えて教え,さらには病気を治したり悪霊を追い出したりする権威を授けられて,ふたりずつ遣わされます。イエスの名はしだいに知れ渡ってゆきます。バプテストのヨハネが死からよみがえったのだと考える人もいます。ヘロデもそうではないかと考えて悩みます。ヘロデは自分の誕生日の祝宴のさいにヨハネの首を切らせたのです。使徒たちは伝道から戻って来て,自分たちの活動についてイエスに報告します。大群衆がガリラヤのいたるところから来てイエスのあとに従い,『彼らが羊飼いのいない羊のようであったので,彼らを哀れに思われ』ます。それでイエスは彼らに多くのことを教え始めます。(6:34)イエスはまた,その愛のゆえに物質の食物をも備え,五つのパンと二匹の魚で五千人の人に食べさせます。その後まもなく,船でベツサイダに向かった弟子たちが風あらしのために難儀していると,イエスが海の上を歩いて彼らのもとに来,風を静まらせます。弟子たちでさえ「非常な驚きを感じ」るのも不思議ではありません。―6:51。

19,20 (イ)イエスは書士やパリサイ人をどのように戒めますか。(ロ)どんなことのためにペテロも戒められますか。

19 ゲネサレ地方で,イエスは,洗ってない手で食事をすることに関してエルサレムから来た書士やパリサイ人と討論し,「神のおきてを捨て置いて,人間の伝統を堅く守っている」として彼らを叱責します。そして,人を汚すのは,外から人の中に入って来るものではなく,内側から,心の中から出て来るもの,すなわち「害になる推論」であると語ります。(7:8,21)北に向かってティルスやシドンの地域に入ったイエスは,異邦人のために奇跡を行ない,スロフェニキア人のある女の娘から悪霊を追い出します。

20 ガリラヤに戻ったイエスは,自分のあとに従う群衆に対して再び哀れみを感じられ,七つのパンと数匹の小さな魚で四千人の人に食べさせます。彼はパリサイ人のパン種とヘロデのパン種について弟子たちに警告しますが,そのとき彼らはその要点をつかみません。ついで別の奇跡がなされます。ベツサイダでひとりの盲人がいやされるのです。カエサレア・フィリピの村々に向かう途中での話し合いのさい,ペテロはイエスが「キリスト」であることを確信をこめて語りますが,その後,イエスが人の子の苦難と死の近づいていることについて述べると,それに対して強力に異議を唱えます。これに対してイエスは彼を戒め,「わたしの後ろに下がれ,サタンよ。あなたは,神の考えではなく,人間の考えをいだいているからです」と語ります。(8:29,33)イエスは,良いたよりのため自分のあとに終始従って来るようにと弟子たちに説き勧めます。もし彼らがイエスのことを恥じるのであれば,イエスも,父の栄光のうちに到来する時,彼らのことを恥じるでしょう。

21 (イ)「神の王国が力をもってすでに来ている」のをだれが見ますか。どのようにして?(ロ)イエスは王国を第一にすべきことをどのように強調しますか。

21 六日後,高大な山の中にいた時,ペテロとヤコブとヨハネは,イエスが栄光のうちに変ぼうするのを見,「神の王国が力をもってすでに来ている」のを見る,特権にあずかります。イエスは,ひとりの少年から口のきけない霊を追い出すことによって自分の持つ権威を再び明瞭に示し,やがて来る自分の苦難と死についてもう一度語ります。そして,命に入ることをいかなるものによっても妨げることのないようにと弟子たちに助言します。手があなたをつまずかせますか。それを切り捨てなさい! 足がですか。それを切り捨てなさい! 目がですか。それを投げ捨てなさい! 全身をゲヘナに投げ込まれるよりは,かたわで神の王国に入るほうがはるかによいのです。

22 ベレアにおけるイエスの宣教において目だっているのはどんな助言ですか。

22 ベレアにおける宣教(10:1-52)イエスはユダヤの国境地方に来て,「ヨルダンを渡」ります(つまり,ベレアに入ります)。そこでパリサイ人が離婚について彼に質問し,イエスはその機会に,結婚に関する神の原則について述べます。富んだ若者が,永遠の命を相続することについて彼に尋ねますが,天に宝を持つためには自分の持ち物を売ってイエスの追随者にならなければならないと聞いて,その若者は悲嘆します。イエスは弟子たちに語ります,「富んだ人が神の王国に入るよりは,らくだが針の穴を通るほうが易しいのです」。そして,良いたよりのためにすべてのものを捨てた人々を励まし,「今この時期に百倍を……迫害とともに得,きたらんとする事物の体制で永遠の命を得」ることを彼らに約束します。―10:25,30。

23 その後,エルサレムへの道の途中でどんな会話と奇跡がなされますか。

23 一行は今エルサレムに向かいます。イエスは,自分の前にある苦難について十二使徒にもう一度語ります。これで三度めであり,また自分の復活についても語ります。そして,自分が飲みつつある杯を彼らが同じように飲めるかどうかを尋ね,また,『だれでもあなたがたの間で第一でありたいと思う者はみんなの奴隷でなければならない』と語ります。一行がエリコを出る途中で,盲目のこじきが,「ダビデの子イエスよ,わたしにあわれみをおかけください!」と路傍から叫びます。イエスはその盲人に視力を与えます。これは,マルコの記録する,イエスによる最後の奇跡的ないやしです。―10:44,47,48。

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