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目ざめよ! 1975
目75 7/8 26–27ページ

聖書はそれをどう見ていますか

占いに相談すべきですか

「光はほの暗く,物価は高い。環境はうす暗く,将来は明るい」。(アイリーン・J・ガーレット著,「予言の常識と非常識」)水晶球を疑視することによって将来を予言できると唱える占いに相談すると,大抵こんな具合に占いが行なわれてゆきます。

ご存じかもしれませんが,水晶球疑視はたくさんある占いの方法の一つにすぎません。占いの中には,湯のみ茶わんの底に沈んだ茶の葉の形やトランプ札の配られた順序などに基づいて占いをする予言者もいます。ほかにも,死者に相談すると唱える占いがいます。

人々は,往々にしてあすはどうなるかを知りたがるので,占いが古くから見られる職業であるのも不思議ではありません。事実,聖書は古代エジプトの「出来事の職業的な予告者」に言及しています。(イザヤ 19:3,新)とはいえ,聖書は占いに相談することを勧めていますか。

興味深いことに,聖書は個人的な物事に関して正確な予言のできる人がいるなどとは教えていません。むしろ,聖書は「時と予見しえない出来事」とはすべての人に臨むと述べています。また,聖書は実際的に,「あなたがたは,あす自分の命がどうなるかも知らないのです」とも述べています。―伝道 9:11,新。ヤコブ 4:13,14。

占いの予言があまりにもばく然としているために解釈の仕方が一通り以上ある場合もあります。また,予言者の中には,利己的な詐欺や欺まんなど聖書の非とする行為をならわしにする者がいますが,事情に通じている人なら大抵そのことを知っています。(詩 55:23。マラキ 3:5)クリスチャンの使徒パウロが呪術者エルマを,『あらゆる詐欺と悪事に満ちた者』として公然と非難したことは注目に値します。(使徒 13:6-12)もちろん,欺まんにかけられたり,だまされたりしたいと思う人はいないはずです。それで,こうした可能性自体は,占いに相談することに対して恐らく疑念を抱かせるものとなるでしょう。

占いのことばに基づいて決定を下すと,大変好ましくない結果を招くことになります。例えば,実業家が自分自身の知識や判断の代わりに占いのことばに基づいて物事を決定するなら,経済的な損失を被りかねません。さらには,予言者からある事柄が必ず起こると言われたために,宿命論的な態度を持つようになる人もいるかもしれません。とはいえ,そうした人々が自分で決定を下していたなら,問題を解決し,災いを避けられたかもしれません。

聖書は,予言された運命をただ受動的に待つことをだれにも勧めてはいません。むしろ,聖書は人が自分の思考力を用い,その上で適切な行動を取るよう,こう勧めています。「知恵があなたの心にはいり,知識それ自体があなたの魂そのものにとって快くなるとき,思考力それ自体があなたを見張り,識別力それ自体があなたを守り,あなたを悪い道から救い出すであろう」― 箴 2:10-12,新。

死者と話すことによって将来に関する知識を得ると唱える霊媒もいますが,それは本当に可能でしょうか。聖書によるとそれは不可能です。聖書は亡くなった人は「全く何も意識していない」,また「シェオール[人類共通の墓],つまりあなたの行こうとしている所には,業も企てることも知識も知恵もないからである」と述べています。(伝道 9:5,10,新)死者は『沈黙へ下り』ます。(詩 115:17,新)死者にとって,話をしたり,何事かを行なったりするのは,全く不可能なことです。ゆえに,これまでに死者と交信したことのある霊媒は一人もいません。

にもかかわらず,見たところ人間によく似た者が交霊の最中に現われたと伝えられています。そうした出来事の本質に関し次のように言われています。「忘我の境に入った霊媒も,時として傍観者に不快な気持ちを抱かせる。それは快い,審美的な光景とはほど遠い。心霊物化現象の際にはなおさらそうである。というのは,その時,エクトプラズマ(放出霊質)がすき透った,霧のような,あるいは煙のような物質の形で霊媒の口や体からにじみ出て,心霊化学者がそれを用いて姿かたちを作り出すからである」― マーカス・バック著,「信仰を見いだした人々」。

そうした陰惨なならわしが,物事を行なうさいの神の方法を特徴づけるものであると思われますか。あなたの周囲を見まわして創造の驚異に目を留めてみてください。嫌悪の情を催させるようなものはないのではありませんか。決してそのようなものはありません。エホバ神の業は次のことばに示されているとおり美しく,快く,願わしいものです。「神はすべてのものを時にかなって見事に造られた」。(伝道 3:11,新)ゆえにこの点からも,エホバ神が心霊術的なならわしに好意を持っておられると考えるべき理由のないことがわかります。

事実,エホバはあらゆる心霊術や秘術的な予言手段に反対しておられます。神は古代のご自分の民にこう命令しておられます。「あなたのうちに……霊媒に相談する者,出来事の職業的な予告者,死者に問う者があってはならない」。(申命 18:10,11,新)エホバは次のようにもお命じになりました。「男か女で,その内に霊媒的な霊や予言の霊がある者については,その者は必ず死に処せられねばならない」。(レビ 20:27,新)さらに,聖書は,「心霊術を行なう者」を「第二の死」つまり永遠の滅びを経験する者の部類に入れています。―啓示 21:8。

神が心霊術や秘術的な予言などに反対されるのはなぜですか。そうしたならわしには悪魔的な起源があるからです。聖書はその点を疑いの余地なく証明しています。聖書の示すところによると,古代フィリピで使徒パウロは,「予言を業として」自分の主人に多くの利得をもたらしていた下女に出会いました。その記録は,彼女が「霊,つまり占いの悪霊」につかれていたことを示しています。その少女は何日もの間,使徒とその仲間のあとについて来て叫び声を上げました。「ついにパウロはそれにうんざりし,ふり向いてその霊に言った,『彼女から出るよう,イエス・キリストの名においてあなたに命じる』。すると,すぐさまそれは出た」。その少女はそれ以来,将来を予言できなくなりましたが,それはなぜでしょうか。その力をもたらしていた悪霊的な源が彼女の中から除かれたからです。―使徒 16:16-19。

では,現代の例を考えてみてください。イタリアのある婦人は,以前トランプ札を用いて運勢を占っていました。エホバの証人と聖書を研究し始めたところ,その婦人は非常に神経質になり,うなされたり,眠れなかったりすることが幾晩もありました。最後に,その婦人は,その悩みはトランプ札と関連があると考えてそれを焼きました。「わたしはとても楽になり,あたかも重荷が取り除かれたような気がしました」と彼女は述べました。この婦人は,後日エホバ神に献身しましたが,次の点を認めています。「わたしの超感覚的知覚や将来のある事柄を予言する秘術的な力は,邪悪な霊つまり悪霊に由来するものでした」。神の助けによって,他の多くの人々も邪悪な霊の勢力の束縛から解放されてきました。―エフェソス 6:11-17。

ゆえに,エホバの是認を願い求める人々は,明らかに占いと何の関係をも持ちません。むしろ,彼らは書き記された神のことばからの知識を求めます。(イザヤ 8:19,20)神は聖書の中で,個々の人間の利己的な欲望を満たすためのつまらない情報ではなく,神の目的と関連しているゆえに信頼の置ける,将来に関する知識を提供しています。その情報を十分に活用することは永遠の命を意味します。―ヨハネ 17:3。

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