「徹底的な証し」― あなたはあずかれますか

¹ あなたの会衆の区域はどれ程ひんぱんに網らされていますか。ある会衆は2，3か月に一度，別の会衆は1か月に一度の割で網らされており，一週間か10日に一度会衆のすべての区域を回っているところもあります。何とすばらしい努力でしょう。人口からみるとどうでしょうか。日本の全人口の約93％に当たる人々は会衆や孤立した群れに割り当てられた区域に住んでいますから定期的に証言を受けていることになります。しかし，残りの7％の人々についてはどうですか。

² 全日本で未割当ての区域に住んでいるこれら，7％の人口は780万人にも及び，未割当ての町村は1,039か所近くにもなります。これらの区域に住む人々にどうしたら証言を行ない，霊的援助を与えることができますか。時は縮まっており，大患難がこの体制を打ち始める前にこれらの人々にも援助が差し伸べられねばなりません。あなたは何か援助できますか。どうぞ考えてみてください。

³ 協会はこれからさらに特別開拓者たちをこれらまだ奉仕がなされていない町々に派遣します。もしあなたが今，正規開拓奉仕をしておられ喜んでこれらの町々に特別開拓者として出掛けて行ける立場にあり，そして良い資格を持っておられるなら，あなたのご希望を巡回監督または会衆の主宰監督を通して協会にお知らせください。協会は喜んであなたのご希望を考慮します。

⁴ あなたは正規開拓者としてこれらの町々で証言にあずかりたいと望まれますか。それは良いことです。どうぞ協会と連絡を取り，どの地方で働くことを望んでいるかを知らせてください。仕事やパートナーなどにつき実際的な計画を立てることは良いことで，協会は喜んでパートナーを紹介いたします。

⁵ 正規開拓者の中には夏の間だけ，一時的な特別開拓者として働くことを望んでおられる方もおられるでしょう。昨年の夏，50人の正規開拓者がこの業にあずかり，未開拓の25の町々で奉仕を満喫しました。ほとんどの方は7月から9月末まで，中には10月末まで，この奉仕に参加しました。そして合計2万9,000冊の雑誌と6,800冊の書籍が配布されました。この期間だけで266件の聖書研究が司会され，212人はその後も研究を求めました。特別の期間が終わり，開拓者がこれらの町を去ろうとした時『仕事を世話するからここに留まってわたしたちに聖書を教えてほしい』と求めた人々もいたのです。これら25の町のうち，16か所はいま孤立した群れとなり，特別あるいは正規開拓者が働いています。ある群れでは最近の巡回訪問の講演会に29人が出席しました。何とすばらしいことでしょう。今年の夏，あなたは一時的な特別開拓者としてまだ証言されていない町々で働きたいと思いますか。もしそうなら，すぐ協会に申し出てください。

⁶ 中には開拓奉仕をすることは事情が許さないとしても家族みんなで，伝道者として必要な区域に移り住み，りっぱな働きをしている方々もおられます。もし状況が許し，これがあなたの家族のご希望なら詳細を手紙で協会にお知らせください。必要の大きな所をお知らせします。

⁷ あるいはあなたは夏に一時開拓奉仕をこれら未割当ての区域で行なうことをご希望でしょうか。どうぞ協会に具体的な計画を知らせ，割当てを求めてください。

⁸ たとえ今あなたはこれら未割当ての区域に出掛けて行くことができないとしても，この業に参加することができるのです。どのようにしてですか。これら未割当ての区域に住む親せき，友人，知人に手紙や電話で証言を続け，文書や雑誌を送ることによってです。さらに協会と連絡を取って近くの集会場所を知らせることもできます。別の方法もあります。それは多くの方々が会衆から未割当ての区域に移るので，手薄となる会衆の活動を十分に支持することによってです。そうです。この春学業を終える多くの方々も開拓奉仕を行なえるでしょう。わたしたちすべてが何らかの形でこの業にあずかれるのです。では「徹底的な証し」の業を真剣に考慮しましょう。