ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • ほんとうに有益な聖書学校
    目ざめよ! 1970 | 3月22日
    • ほんとうに有益な聖書学校

      神のみことば聖書に対する知識と理解を深めたいと思っておられますか。聖書に関する質問を持ち,その答えを得たいと思っておられますか。自分の考えを他の人に伝える能力を向上させたいと思われますか。もしそうだとすれば,それはほめるべきことです。

      聖書を理解したいという気持ちから,教会の聖書学校に参加されたことであるかもしれません。しかしそれはおそらく短期間であり,数週間つづいた程度に過ぎないでしょう。その種の聖書学校では,それが普通だからです。あるいはあなたは今エホバの証人とともに自分の家で聖書を勉強しておられ,御国会館での集会にはまだおいでになったことがないかもしれません。そのどちらにしても,神権宣教学校においでになるなら,大きな益を受けられるでしょう。神権宣教学校とはなんですか。

      英語を話す国において,この学校はすでに25年以上も運営されてきました。そして現在では,世界中にある2万5,000以上のエホバの証人の会衆で定期的に開かれています。これは男女の別なく,出席する人すべてが無料で入学できる学校です。その特徴の一つは,いつまでも卒業がないこと,そして生徒が卒業を願わないことです。生徒は学校で行なう事柄を大いに楽しみます。そして進歩的な見方を持って絶えず学び続け,能力をどこまでも向上させるべきことを知っているのです。

      教課

      この学校での学習計画は年ごとに作られます。1970年3月に始まった新しい学習計画は,これまでの中でも特に興味深く,また有益なものです。

      学校にはいる人すべてはクリスチャン・ギリシア語聖書(いわゆる「新約聖書」)を通読します。そして毎週3章から7章ずつ取り上げて,その内容を学びます。毎週短い話が幾つか行なわれます。これは出席している人々が聖書に関する知識を取り入れる助けになります。またこの話は,それを聞く人々が聖書中の記述を心に思い浮かべるのに役だちます。しかしこの話の目的は,単に聖書に対する知識や理解を増し加えることではなく,聖書の著者であられるエホバ神への認識を深めることです。

      『聖書は確かに神のことば』というテーマで行なわれる一連の話も非常に有益です。このことの証拠を求めている人は非常に多いではありませんか。これをテーマにした話が毎週一つずつ行なわれるのです。取り上げる問題の中には,「創造に関する創世記の記述 ― 真実ですか,作り事ですか」「世界的な洪水がありましたか」「聖書は今の時代にも実際的な本ですか」などがあります。こうした問題の答えは,聖書が神のことばであるというあなたの信仰をいっそう強めるでしょう。また,「進化と創造 ― 人間はどちらの結果ですか」という本の内容も取り上げます。

      学校の計画の中には,前週のおもな話を5分間で復習する部分があります。そののち,聖書に基づいてその日のおもな話が15分にわたって行なわれます。これはじゅうぶんに資格のあるクリスチャン奉仕者によってなされます。こののち,前述の事柄を資料として4人の研究生が話します。

      この学校に出席し,そこでの話を注意深く聞くなら,聖書に基づく多くの正確な知識を得,聖書に関して持つ多くの疑問に答えを見いだされるでしょう。もとより,自習用に割り当てられる部分にあらかじめ目を通されるなら,学校からより多くのものを得られます。特に,毎週割り当てられる聖書の数章ずつは必ず読むようにされるとよいでしょう。

      学んだ事柄の記憶を助けるため,5週間に一晩ずつ,筆記の復習が設けられています。これは自分の学んだ事柄を確かめるのに役だちます。成績を懸念してこの筆記の復習に参加することをためらう必要はありません。自分の答案は自分で正誤を確かめ,それを提出することは求められないからです。自分から知らせるのでなければ,他の人はあなたがどれだけ答えられたかを知りません。

      この学校の益

      この学校に出席されるなら,あなたとあなたのご家族は多くの益を得られるでしょう。一例をあげましょう。1969年9月28日付ニューヨーク・タイムズ紙は,アメリカにおける読書の問題を指摘し,アメリカの学童の3分の1は学年相応の読書力を身につけていないという,米国の新しい教育局長ゴェームズ・E・アレンのことばを伝えました。しかし,エホバの証人の間にこうした状態が存在しますか。存在しません。なぜですか。それは主として,神権宣教学校を通じて聖書をよく読んでいるからです。一例として,アメリカ,アイオワ州オタムワのある女親は,小学4年になる自分の子供が,神権宣教学校の計画に従って自宅で聖書の通読を始めるまでは,小学2年程度の読書力しかなかったと話しています。ところが,わずか3か月のうちに,子供は4年生の読書力をつけ,受け持ちの先生を大いに驚かせました。

      神権宣教学校の生徒は読書力だけでなく,自分の考えを他の人にはっきり伝える能力をも身につけます。この学校で訓練を受けた子供が,興味ない資料を集めて効果的に話すという点で,一般の学校の先生からほめられた例は多くあります。次のようなことがありました。カリブ海グレナダ島のある学校の先生は,年若いエホバの証人に,テープレコーダーで自分の声を聞いたことがあるかと尋ねました。少年がありませんと答えると,先生は何か少し話してみるようにと言いました。少年は「神がもたらす新秩序での生活」という題で聖書の話をしました。先生はすっかり感心し,「これは驚いた,きみの年にしてはずいぶん意味のある,そしてまとまりのある話をしたね。きみは将来じょずな話し手になるよ」と言いました。少年はそれが神権宣教学校の訓練の賜物であることを先生に話しました。

      この学校の価値を示すできごとが,フィリピン,ルソン島のある町でもありました。この町の教育関係者はある記念式典における講演を土地の宗教指導者たちに依頼しました。しかし急に頼まれたのでは準備の時間が十分に取れないという理由で断わられました。いよいよ式当日になって,関係者はエホバの証人に講演を依頼することに決めました。エホバの証人の若い奉仕者がこれに応じました。彼が仕事着を着替えて関係者のあとに従った時には,すでに式典のプログラムが始まっていました。エホバの証人の奉仕者は,「今日の若者が持つ問題に答える」という題で40分間話しました。そののち来賓の主席として演壇に立ったその地方の教育関係者の長は,若いエホバの証人をほめ,「わたしの用意した話をしたとしても,結局はこの青年の話のくり返しであり,しかもこの青年ほどじょうずには話せないでしょう」と述べました。

      驚いた学校の人々は,普通の勤労者であるこの青年が多くの著名人の前でりっぱな話をできた理由をあとで尋ねました。そうです,それは彼がエホバの証人の御国会館で行なわれる神権宣教学校に出席しているためでした。使徒たちがイエスから学んだと同じように,彼はこの学校で学んだのです。―使行 4:13。

      生徒としてこの学校にはいる

      もちろん,研究生としてこの学校にはいり,割り当てられた話を定期的にする人は最大の益を受けられます。この集会にいつも出席しているなら,あなたにもこの機会が差し伸べられるでしょう。話を準備し,それを実際に行なえば,聖書の知識を多く得るだけでなく,話の作り方や,他の人の前で話をする面でも訓練を受けられます。

      たとえば,あなたが自分で準備した話をしたのち,学校の担当者あるいはその補佐はあなたの話について親切な助言を与えるでしょう。その助言の中では,主題が論理的かつ首尾一貫して発展されたか,序論や結論は適切であったか,また長すぎたり短すぎたりせず,割り当てられた時間を有効に用いたかというような点が扱われるでしょう。

      また,話の仕方についても良い助言を受けられます。この面では,熱意・抑揚・速さ・声量・強調の仕方・発音などが扱われるでしょう。どうすれば改善できるかということが,親切かつ建設的な仕方で示されるのです。

      話の準備に助けが必要でも心配はいりません。集会ののち御国会館で,あるいは望むならあなたご自身の家で都合の良い時に援助を受けられます。「価なしに受けたれば価なしに与へよ」というイエスの戒めに従って,この援助は全く無料で差し伸べられます。―マタイ 10:8。

      それで,神のみことばに対する理解を深め,自分の学んだ事柄を他の人に伝える能力を向上させたいと思われるなら,また,自分の霊的な必要に気づいておられるなら,エホバの証人の御国会館で行なわれる神権宣教学校に出席なさってください。あなたはそこで歓迎されるでしょう。誠実な心で真理と正義を求める人はすべて歓迎されるのです。

  • 驚くほどの変化
    目ざめよ! 1970 | 3月22日
    • 驚くほどの変化

      ● 僧職者ばかりでなく,一般の人々も,エホバの証人が聖書の真理に精通していることを認めています。エマアドルのあるエホバの証人の奉仕者の近くに住むひとりの男の人が聖書を買い,アドベンチスト派のテント集会に出席しました。これを知った近所の人がそのことをエホバの証人に知らせました。聖書を買った男の人の以前の行状を知っていた人々は,エホバの証人がこの人をどのように変化させるだろうかと思ったのです。ある日曜日エホバの証人の奉仕者は自分の集会後にその男の人を尋ね,聖書について話し合いました。翌週,ふたりはさらに3回会い,「とこしえの命に導く真理」の本を使う聖書研究を始めました。その男の人自身は,エホバの証人が真理を持っているかどうかを2か月で決めようと考え,その週の金曜日には奉仕者に同伴してエホバの証人の集会に出席しました。次の週には,集会に出席するだけでなく,奉仕者が関心を持つ人々に再訪問するのを見学し,プロテスタントとカトリックの僧職者たちの反対意見が論破されるのを聞きました。アドベンチスト派の牧師とクリスマスについて話し合ったところ,その牧師はアドベンチスト派の中に異教精神が残っていることを認めましたから,だれが真理を持っているかについて疑問の余地はありませんでした。その後まもなく,新年の祭りがやってきました。その時には恒例として人形が焼かれます。それは前年の最も顕著なでき事に関係した政界あるいは一般の著名人の人形であるのが普通です。今回人々は,エホバの証人とその聖書研究生の人形を作りました。奉仕者は胸にヨハネ伝 10章27節の聖句をつけた羊飼い,そして研究生は羊で表わされていました。これを種に奉仕者をからかった人もいましたが,たいていの人は,エホバの証人を弁護し,「エホバの証人は善良で,わたしたちよりはるかに良い人々です。エホバの証人はあの男を驚くほど変化させました」と語りました。そうです,人々は,酒にひたり,けんかをし,家をいつもあけていた男が,見違えるほどに変化するという実例をまのあたりに見たのです。この男の人はすべての集会に出席し,聖書学校で割り当ての話をし,宣教奉仕にも携わってすばらしい進歩を示しています。そして今は,今年開かれるエホバの証人の全国大会で浸礼を受ける希望を持っています。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする