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  • 家族で聖書を朗読する
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1978
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  • 新しい点を既に知っている事柄と結び付ける
  • 聖書中の出来事を思い浮かべる
  • 生気を与え,興味深いものにする
  • 永続的な益
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1978
塔78 2/1 8–11ページ

家族で聖書を朗読する

クリスチャンは心から,聖書を神からの贈り物とみなしています。また,「王国のこの良いたより」を宣べ伝えるという自分たちの使命を果たす際に,聖書を使って話し,その慰めとなる音信を他の人々に分かちたいと熱望しています。(マタイ 24:14。ローマ 15:4)しかし,そうした業を効果的に行なうには,定期的に神のみ言葉を朗読し,研究しなければなりません。

聖書朗読が,多くの家族にかなり普及していた時代もありました。その結果,少年少女は成長するにつれ聖書の物語に親しみ,聖書の原則をある程度自分の生活に当てはめることができました。しかし,テレビなど様々な娯楽のある,めまぐるしい現代世界において,家族で行なう聖書朗読は大抵の場合過去のものになっています。しかし,クリスチャンの家庭ではどうですか。家族で聖書を朗読すれば,深い喜びと大きな益が得られるに違いありません。

幾つかの益

家族が週中の一晩の幾らかの時間を用いて聖書を一緒に朗読するとしましょう。そのようにして一時間ほどの時間を楽しく過ごせるかもしれません。毎週,回を重ねるごとに,聖書中の人物が事実上“よみがえって”,劇的な出来事が脳裏に描き出されるようになります。聖書を朗読する家族は,創造の際に起きた出来事を目撃できるのです。また,人間の本来の住みかであったパラダイスをかいま見ることができます。アブラハム,イサク,そしてヤコブなどのような族長たちと共に「歩む」ことも可能です。イスラエル人と共に紅海を渡り,くつをぬらさずにヨルダン川を渡れます。羊飼いの少年ダビデがペリシテ人の巨人ゴリアテを倒す場面を“目の当たり”にすることもできます。聖書を朗読する人は,エルサレムにエホバの神殿が建立されるのを目撃し,バビロニア帝国の軍勢がその神殿を荒廃させる様子を「見」,総督ゼルバベルの指揮の下でその神殿が再建される様をながめることもできます。

聖書を朗読する家族は,ベツレヘムの近くにいた謙遜な羊飼いに加わって,イエスの誕生を知らせるみ使いの発表を「聞く」ことができます。み子がヨルダン川でバプテスマを受けた際に聞かれた,神の是認の言葉をも「聞」けるでしょう。イエスと使徒たちに「付いて行き」,イエスが死んだ時や復活した時に「その場に居合わせる」ことも可能です。使徒パウロと共に旅行して,一世紀に真のキリスト教が広まってゆき,コリントをはじめとする各地に会衆が設立されるのを「見る」でしょう。また使徒ヨハネと共に,啓示の書に説明されている,キリストの千年統治をも含む将来のすばらしい幻を楽しむこともできます。

さらに,家族の成員が交替で聖書を朗読するものと思われますから,家族の成員の読書力も高まります。しかし,さらに重要なこととして,彼らは神の律法と原則を吸収しているのです。彼らはエホバに一層近づくことができるようになり,その結果神への愛は深まります。アサフの歌が述べているとおりです。「しかしわたしはといえば,神に近づくことはわたしにとっては良いことなのです。主権者なる主エホバに,わたしは自分の避難所を設けました。あなたのすべてのみ業を告げ知らせるために」。(詩 73:28,新)これは,家族の成員が,「見えないかたを見ているように終始確固としていた」モーセに見倣うよう助けるものとなります。―ヘブライ 11:27。

新しい点を既に知っている事柄と結び付ける

クリスチャンはだれでも,自分がエホバ神とその目的に関して余り良く知らなかった時があったことを認めるに違いありません。しかし今では,創造および人間が罪に陥ったいきさつから始め,キリストの贖いの犠牲の目的を説明し,この事物の体制の来たるべき滅びについて語り,この地にどのようにしてパラダイスが回復され,従順な人類が完全性にまで引き上げられるかを聖書から説明できます。どのようにしてそうすることができるようになったのですか。それは大方,聖書やキリスト教の出版物を研究する際に,新しく学んだ点を既に理解している事柄と徐々に結び付けていったことの成果です。

ゆえに,家族で聖書を朗読する際,新しい点を既に知っている事柄と結び付けてゆくなら報いの多い経験となります。もちろん,そのためには,『どのように聴くかに注意を払わ』ねばなりません。(ルカ 8:18)家族で聖書を朗読している間,重要な点を見逃さないようにするため,感覚を鈍らせてはなりません。陳述,原則,律法,あるいは様々な抽象的概念が出て来たなら,それらの考えを既に知っている事柄と結び付けるのです。自分が理解している真理の型にその情報を当てはめてください。考え方を比較し,自分の考えを調整したり,神のみ言葉の真理を他の人々に伝えたりするのに役立つ新しい情報,異なった,あるいはより深い情報を見いだすようにするのです。

人間の行動について朗読している場合,どの原則が関係していたかを悟るよう努めます。それからその点について黙想し,結論を引き出して,自分が同じような状況に置かれたらどうするかについて決定を下せるでしょう。これは極めて肝要なことです。例えば,ヤコブの息子ヨセフは,ポテパルの妻と性的に不道徳な関係を持つことを終始一貫して拒み,「どうしてわたしはこの大いなる悪をなして,まさに神に対して罪を犯すことができるでしょうか」と言いました。(創世 39:7-9,新)この実生活に基づく,感動的な記述の中に,読者は基本的な原則を見いだせます。それは,人が頭の中で,神のみ言葉に含まれている他の原則と結び付けることができ,不道徳への誘惑に直面したときに思い起こして益を受けられる原則です。

聖書中の出来事を思い浮かべる

聖書中のある記述を朗読する際,家族の成員は起きた事柄を再現してみるよう努めることができます。暖かさ,感情,そして熱意を込めて資料を朗読すれば,起きている出来事を脳裏に描き出せます。起きた事柄を思い浮かべるよう努めるなら,ずっと昔に起きた出来事を理解し,記憶するよう助けられます。

例を挙げて考えてみましょう。家族で士師記 7章を朗読しているとします。起きている事柄を思い浮かべるようにしてください。例えば,19節から22節について考えてみましょう。ギデオンとその配下の三百人の兵士はミデアンの宿営のはずれにたどり着いたところです。時刻は午後十時ごろ,「中間夜警時」の始めで,ちょうど歩哨を立たせたころでした。敵の宿営はすっかり寝入っており,その上を闇が覆っています。ギデオンとその配下の者たちは,角笛と,左手のたいまつを覆う大きな水がめを手にしています。突然,三百人の者たちは角笛を吹き鳴らし,大きな水がめを粉々に打ち砕きます。あなたの耳には,角笛の音やかめを壊す音が「聞こえて」きます。百人ずつに分かれた三つの隊の者たちは角笛を吹き鳴らし,大きなかめを打ち砕き,たいまつを持ち直して,「エホバの剣,ギデオンのもの!」と声を上げます。あなたはそれを「目撃」し,その音を「聞く」のです。それからミデアン人の宿営に目を移すと,ギデオンとその配下の三百人が同じ場所にとどまっているのに,宿営全体があわてふためき,叫び声を上げ,逃走してゆきます。三百人は角笛を吹き続け,エホバはミデアン人に宿営の中で同士討ちをさせます。ミデアン人は敗走したのです。エホバはまさに勝利をお与えになりました。

また,家族でルツ記を読んでいるとしましょう。モアブ人の女ルツが,やもめになった義母ナオミに付き添ってベツレヘムにやって来るのが見られます。そして,「あなたの民はわたしの民,あなたの神はわたしの神となるのです」というルツの言葉が聞こえてきます。(ルツ 1:16,新)間もなく,ボアズの畑で,刈り入れ人たちの後について勤勉に落ち穂拾いをするルツの姿が見られます。後にボアズは,「わたしの民の門の内にいる者は皆,あなたが優れた婦人であることを知っている」と述べて,ルツをほめます。(ルツ 3:11,新)ボアズは,やもめになった妻とその亡夫の兄弟が結婚するという取り決めを守って,ルツをめとります。ルツはボアズによって,「ナオミに」子供を産み,その子を通してダビデの,そして最終的にはイエス・キリストの先祖になります。―ルツ 4:17-22,新。マタイ 1:1,5,6。

家族内の年若い人々は,三人の忠実なヘブライ人,シャデラク,メシャク,アベデネゴに関する話に興味を覚えるのではありませんか。きっと興味を覚えることでしょう。しかし,父親はその記述を朗読する際に生き生きとした仕方で読み,すべての人が起きている事柄を思い浮かべるよう励ませます。ドラの平野にそびえ立つあの巨大な金の像があります。太守,長官,知事,議官,および他の官吏たちが集まっています。あらゆる種類の楽器が鳴らされるのを合図に,それらの人々は皆,ひれ伏して,ネブカデネザル王の建てた金の像を拝みます。皆というのは,三人を除くすべての人のことです。シャデラク,メシャク,そしてアベデネゴは,王に向かって,敬意を示しつつもき然とした態度で,王の神々に仕えることも,金の像を崇拝することもしないと告げます。そのため三人のヘブライ人の若者は,極度に熱した炉の中に投げ込まれます。しかし,何ということでしょう。ネブカデネザルは炉の中に四人の強健な男子を見るのです。そのうちの一人は,「神々の子のよう」な姿をしています。(ダニエル 3:25,新)三人のヘブライ人は直ちに火の燃える炉の中から出され,ネブカデネザルは三人の仕える神をほめたたえます。

生気を与え,興味深いものにする

このような聖書の記述は非常に興味深いものです。そして,教訓的であり,励みになります。しかし,家族で聖書を朗読する際には,さらに様々な方法で生気を与え,興味深いものにすることができます。

一つの点として,聖書を朗読する際には,明瞭に,暖かさと感情とあふれんばかりの熱意を込めて読まねばなりません。実際のところ,聖書のある部分を朗読する場合に,家族のうちの一人 ― 父親でもよい ― が全体的な記述を読み,他の人々が聖書中の人物の役を受け持つこともできるでしょう。各人の役は前もって割り当てておけます。父親は,聖書中の特定の人物の語った言葉を紹介するまで,全体的に記述を朗読するかもしれません。それから,その人物になるよう割り当てられた人は,その人物が語った言葉を意味深い表現方法で朗読できるでしょう。

例えば,ルツ記を朗読する場合,家族内の一人の人がナオミの役を,別の人がルツの役を,さらに別の人はボアズの役を演ずる,というように取り決めることができます。老若を問わず,このような朗読がとりわけ楽しいものであることに気づくでしょう。そして,このような朗読方法は,こうした感動的な聖書の物語を記憶するのにも役立ちます。

特定の部分を朗読してから,家族でその部分を復習し,質問を出し,それに答えるなら,さらに興味深いものとなります。ある単語や特定の言い回しが理解できないかもしれず,ある陳述の意味をはっきりさせねばならないかもしれません。「ものみの塔出版物索引」(英文),あるいは自国語で入手できるいずれかの索引を用いて,そうした聖書的な質問に対する答えを見いだせるでしょう。また,「聖書理解の助け」(英文)という本を調べ,家族で特に興味深い点を討議するのに適切な見出しを開くことができます。辞書があれば,若い人々が単語の意味を理解するのに役立ちます。このようにして,聖書朗読は,家族が聖書の知識を蓄えるのに役立つ報いの多い研究と結び付くのです。

永続的な益

家族内のすべての人は,定期的な聖書朗読から楽しみと益を得ることができます。家族としてこのような朗読が行なわれるなら,老若を問わずすべての人の脳裏に神の律法と原則が刻み込まれます。そして各自は,神のみ言葉に記されている,実生活に基づく経験から何らかの教訓を得ることができます。ゆえに,聖書が朗読される際に深く考えることは非常に大切です。その資料が教理的なものであれ,預言的なものであれ,あるいはそのほかの種類の資料であれ,それを朗読する際に頭を常に働かせていなければなりません。

一区切りの朗読が終わったところで,家族の頭は次のような質問を出せるでしょう。この記述はわたしたちにどんな影響を及ぼすだろうか。この情報は,わたしたちの生活に何らかの調整を加えるよう促しているだろうか。この記述は,わたしたちが既に知っている他の聖書的な教えとどんな関係があるだろうか。「良いたより」を他の人々に伝える際に,こうした点をどのように活用できるだろうか。

神のみ言葉からは本当に多くの益が得られます。ギデオンとその部下三百人に関する記述は,勇気,およびエホバにより頼むことについて教えています。ルツの勤勉さおよび忠実さの優れた模範を知れば,クリスチャンの婦人ならだれでも,ルツのように「優れた婦人」になりたいと心を動かされるでしょう。また,学校で自分たちの忠誠が試みられるような事態に直面した場合,三人の忠実なヘブライ人の取った確固とした立場を思い起こすことから益を受けないクリスチャンの若者がいるでしょうか。この三人のヘブライ人と同様,敬虔な若者たちは,救いはエホバにあることを常に信じ,自分たちの天の父の不興を買うような崇拝行為を避けます。―詩 3:8。

あなたの家庭が神のみ言葉に深い敬意を示すクリスチャンの家庭であるなら,聖書を定期的に朗読してください。その際,聖書中の記述を再現するように努めます。聖書に示されている律法や原則を頭の中にしっかりと収めるようにするのです。家族で聖書を朗読することの喜びと益を味わうために,聖書朗読をする時間を取ってください。

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