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    20世紀におけるエホバの証人
    • は立ち,わたしは自分の喜びとすることをみな行なう」― イザヤ 46:10。

      したがって,エホバの証人は,地が永久に存続すること,また,生きている人も死んだ人も含め,地を人の住む美しい所とするエホバの目的と調和する人は皆そこで永久に生きられるようになることを信じています。人は皆アダムとエバから不完全性を受け継いでおり,そのゆえに罪人です。(ローマ 5:12)聖書はこう述べています。「罪の報いは死です」。「生きている者は自分が死ぬことを知っている。しかし,死んだ者には何の意識もな(い)」。「罪を犯している魂 ― それが死ぬのである」。(ローマ 6:23。伝道の書 9:5。エゼキエル 18:4,20)では,どのようにして人は再び生きて地上での祝福にあずかるのでしょうか。それはただキリスト・イエスの贖いの犠牲によります。イエスはこう述べられました。「わたしは復活であり,命です。わたしに信仰を働かせる者は,たとえ死んでも,生き返るのです」。「記念の墓の中にいる者がみな,彼の声を聞いて出て来(ます)」。―ヨハネ 11:25; 5:28,29。マタイ 20:28。

      これはどのようにして実現しますか。そのことは,イエスが地上におられた時に宣明し始めた「王国の良いたより」の中で説明されています。(マタイ 4:17-23)しかし,エホバの証人は今日,その良いたよりの特異な点を宣べ伝えています。

  • 彼らが伝えようとしている良いたより
    20世紀におけるエホバの証人
    • 彼らが伝えようとしている良いたより

      イエスが地上におられた時,弟子たちが近づいて来てこう尋ねました。「あなたの臨在と事物の体制の終結のしるしには何がありますか」。これに対してイエスは,多くの国の関係する戦争,飢きん,疫病,地震,不法の増加,宗教上の偽教師が多くの人を惑わすこと,イエスの真の追随者が憎しみを受け迫害されること,多くの人の義に対する愛が冷えることを予告されました。これらの事が起こり始める時,それはキリストの見えない臨在が始まっており,天の王国が近いことのしるしです。これはニュース,そうです,良いたよりとなるはずです。それでイエスはご自分の臨在を示す多面的なしるしの一部として次のことを加えられました。「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう。それから終わりが来るのです」。―マタイ 24:3-14。

      近年の世界の出来事それ自体は良くないものですが,それが意味するもの,つまりキリストの臨在は良いニュースです。そのためイエスはさらにこう語られました。「これらの事が起こり始めたら,あなた方は身をまっすぐに起こし,頭を上げなさい。あなた方の救出が近づいているからです」。(ルカ 21:28)それらの事はあの広く警告された年,1914年に起こり始めました。それは異邦人の時の終わり,また人間の支配からキリストの千年統治への移行期の始まりとなりました。

      そのような移行的な期間のあることは,詩編 110編1節と2節,および啓示 12章7節から12節に示されています。これらの聖句によると,キリストはご自分の再来の時が来るまで天で神の右に座しておられます。次いで,天で戦争が生じた結果サタンは地に落とされ,地上では災いが生じます。キリストは敵のただ中で支配されますが,その期間は一世代を超えません。その後「大患難」によって悪の完全な終わりが到来します。その「大患難」はハルマゲドンの戦争をもって完結し,その後にキリストの平和な千年統治が続きます。―マタイ 24:21,33,34。啓示 16:14-16。

      聖書はこう述べています。「しかし,このことを知っておきなさい。すなわち,終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人々は自分を愛する者,金を愛する者,うぬぼれる者,ごう慢な者,冒とくする者,親に不従順な者,感謝しない者,忠節でない者,自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,中傷する者,自制心のない者,粗暴な者,善良さを愛さない者,裏切る者,片意地な者,誇りのために思い上がる者,神を愛するより快楽を愛する者,敬虔な専心という形を取りながらその力において実質のない者となるからです。こうした人々からは離れなさい」。(テモテ第二 3:1-5)さて,こうした事は以前の時代にも起きた,と言われる方があるかもしれません。

      しかし,歴史家や解説者たちが言うとおり,1914年以来の時代は類例のない時代です。災いはかつてなかった程に大規模なものとなりました。さらに,終わりの時代に関してキリストの挙げたしるしで,以前に生じたことのない他の面があります。つまり,キリストの臨在と王国に関して今日ほど全地球的な規模でふれ告げられたことはかつてありません。また,伝道の業のゆえにエホバの証人に臨んだほどの迫害が加えられたこともありません。ヒトラーの強制収容所では幾百人もの証人たちが命を絶たれました。今日でもエホバの証人は多くの国で禁令下に置かれており,証人たちに対して逮捕,投獄,拷問,殺害などの起きている国もあります。これは皆,イエスが挙げられたしるしの一部を成しています。

      啓示 11章18節に予告された通り,エホバの忠実な証人たちに対して「諸国民は憤り」を表わしましたが,これはエホバ「ご自身の憤り」がそれら諸国民に対して表明されることを示しています。この同じ聖句は,神が「地を破滅させている者たちを破滅に至らせる」ことを述べています。生命を支える地球の受容力そのものが脅威にさらされたことは人類史上かつてありませんでした。しかし今はそうではありません! 人間が地を汚染し続けるなら,地球はもはや人の住めない所となることを多くの科学者は警告しています。しかしエホバは,「[地を]人が住むために形造られた」のですから,汚染者たちが地球を全く破滅に至らせる前に,エホバはそれら汚染者を除去されます。―イザヤ 45:18。

      王国の下で地上にもたらされる祝福

      救われた人はみな天に行くと考えている人が多くいます。そうした人たちにとって,ある人々が神の王国の民として地上に住むという考えは不思議に思えるかもしれません。しかし聖書は,ただ限られた数の人だけが天に行き,地上で永久に生きる人々は数を限定されない大群衆となることを示しています。(啓示 14:1-5; 7:9。詩編 37:11,29)キリストの下に置かれる神の王国が地を満たしそれを統治するということは,聖書のダニエル書の預言に示されています。

      そこでは,キリストの王国は山のようなエホバの主権のもとから切り出された石として表わされています。その石は,地上の強力な国々を表わす像を打って砕きます。そして,「像を打ったその石は,大きな山となって全地に満ち」ました。預言はさらにこう続きます。「それらの王たちの日に,天の神は決して滅びることのないひとつの王国を立てられます。そして,その王国はほかのどんな民にも渡されることはありません。それはこれらのすべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続きます」。―ダニエル 2:34,35,44。

      エホバの証人があなたに伝えようとしているのは,この王国と,清められ美化された地上での永遠の命という聖書に基づくこの希望なのです。今日生きている幾百万という人々,また現在墓に眠っている幾億もの人々がそこで永久に生きる機会を持つことになります。その時,キリスト・イエスの千年統治の下に,地を創造して初めの人間夫婦を置いたエホバの当初の目的は実現します。この地上の楽園<パラダイス>が退屈な場所になることはありません。アダムがエデンの園で仕事の割り当てを受けたように,人類は地と地上の動植物を正しく管理するという大きな仕事を持つことになります。彼らは「その手のわざをながく楽しむ」のです。―イザヤ 65:22,口語聖書,改訂標準訳。創世記 2:15。

      「あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においてもなされますように」。(マタイ 6:10)これはイエスがわたしたちに教えた祈りです。この祈りがかなえられた時の地上の状態を説明する聖句は数多く挙げることができます。しかし,ここでは次の一つの言葉だけ挙げておきましょう。「わたしはみ座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。『見よ! 神の天幕が人と共にあり,神は彼らと共に住み,彼らはその民となるであろう。そして神みずから彼らと共におられるであろう。また神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死はなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである』。そして,み座に座っておられる方がこう言われた。『見よ! わたしはすべてのものを新しくする』。また,こう言われる。『書きなさい。これらの言葉は信頼できる真実なものだからである』」― 啓示 21:3-5。

      [15ページの拡大文]

      「対処しにくい危機の時代」,しかし,「あなた方の救出が近づいている」

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