支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
西暦1世紀,人種や背景を異にする人々によって構成されたクリスチャン会衆が,当時の世界の各地に存在していました。彼らを分裂させるこの世的な要素は数多くありましたが,彼らはすばらしい一致を保って王国の良いたよりの伝道に忙しく携わりました。彼らを一致させた一つの要素は,それら諸会衆が,使徒や年長者たちによって構成された統治体を通して与えられるエホバの指導に喜んで服したからです。例えば割礼に関する問題が生じた時,人々は統治体に問題を提出し,その決定をあおぎました。統治体は問題を慎重に考慮し,決定は全会衆に知らされ,諸会衆は一致してその指示に従いました。(使徒 15章)その結果「諸会衆は信仰において堅くされ,日ごとに人数を増していった」と述べられています。―使徒 16:5。
今日においても,わたしたちは全世界の業を監督,指導している統治体の指示に一致して従いたいと決意しています。例えば,統治体の勧めに従って,第1日曜日の伝道活動や第2,第4土曜日の雑誌活動はすばらしい支持を得ています。それに加え,不活発に陥った人を助けたり,開拓奉仕を拡大したり,雑誌経路を取り決めたりする活動は今年の目標になっており,優れた進歩がみられています。
5月の予約活動に際し,統治体は予約活動に積極的であるよう特別な折り込みを4月の「王国宣教」に含めてくださいました。皆さんが確かにその指示によく従ったことを記録は示しています。5月中に4万2,947件の予約が野外で得られました。昨年10月,11月の2か月の予約活動で4万9,000の予約が得られたことを考えると,5月の活動は本当にすばらしいものでした。伝道者合計,正規および補助開拓者,奉仕時間,雑誌配布それに家庭聖書研究も最高数に達しました。統治体を通して与えられるエホバの指導にこれからも喜んで服し,『りっぱな業を,うみ疲れずに行なう』なら,すばらしい収穫にあずかれるでしょう。
心からの愛を皆さんに送ります。
日本支部で奉仕する,皆さんの兄弟