宣教のあらゆる分野で「論じる」の本を用いなさい
1 あなたは宣教で「論じる」の本を用いてこられましたか。疑いなくあなたはすでにその本のさまざまな部分を考慮し,それが非常に役立つものであることに気づいておられるでしょう。言うまでもなく,その本を読み通し,含まれている優れた情報すべてに通じるのは有益なことです。ある開拓者の兄弟は,毎日その本の一部分を妻と共に研究していると報告しています。
2 しかしながら,家から家の業において,あるいは再訪問をしたり聖書研究を司会したりする際に用いるため,その本を完全に読み終えていなければならないわけではありません。
種々の反対に対処する
3 家から家に行く際,いつも遭遇する特定な反対が恐らくあることでしょう。それらは,家の人の関心事をとらえようとの努力を妨げるものとなるかもしれません。家の人は,「興味がありません」,「今は忙しいので結構です」,あるいは「自分の宗教を持っています」と言うかもしれません。そのような対話を拒否するような返事が障害となる時には,必ず戸口から戸口に行く間に時間を取って,「論じる」の本の15ページから24ページにある提案のうち一つかそれ以上のものを思いにしっかり取り入れてください。
4 区域内の人々に関する知識を持っていれば,会話を続けるのに助けとなる答え方を選べるようになるでしょう。「論じる」の本の中にあるような言葉遣いを用いるように努めてごらんください。それは経験ある兄弟たちによって非常によく考え抜かれたものであり,首尾よく用いてきたものです。やがてあなたは,さまざまな対話を拒否するような返事に対して優れた答えをすることができるようになるでしょう。
再訪問と聖書研究
5 最初の訪問であなたは,家の人が特定な主題に特に関心を持っているということを判断できるかもしれません。再訪問の準備をする際,「論じる」の本の索引でこの主題を探してください。そのことが扱われていれば,直接的ではあっても平衡の取れた近づき方となる提案,あるいはその人に益となる付加的な聖書の情報を見いだすことができるでしょう。
6 聖書研究の際に質問が持ち上がり,その場で答えるのが最善だと判断するなら,「論じる」の本の後ろにある索引か前にある主要な項目を調べてください。例えば,だれかが関心を持つ人に,エホバの証人は分派あるいは新興宗教だと言うかもしれません。必要とする情報は97ページにあります。それは,「主要な項目」の「エホバの証人」を探せば容易に見いだせます。索引の「分派」あるいは「新興宗教」を調べれば,特定な情報をより速く見いだせます。ためらうことなく本の中にあるとおりの答えを読み,聖書研究生と共にそのことをさらに話し合ってください。あなたがこのようにして付加的な情報を探しているのを研究生が見ているということを心配しないでください。
7 ある姉妹は,「論じる」の本に対する感謝を表明して次のように書いてきました。「たいていの場合に説明することが難しいさまざまな主題に巧みにしかも大胆に近づけるのは,わたしたちにとって本当に祝福です」。この優れた道具に精通して野外で用いる時に,わたしたちは,いっそう首尾よく区域内の人々の心に達することができるでしょう。