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支部の手紙王国宣教 1979 | 12月
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オフセット輪転機が据え付けられ,11月下旬からその試運転が始められる予定です。近隣の諸会衆から連日大勢の兄弟姉妹が自発奉仕に参加していることは,現場で働く兄弟たちに大きな励ましとなっています。みなさんからの様々な支持を心から感謝いたします。
寒さに立ち向かい,熱心に王国の業に励まれるみなさんすべてに暖かいクリスチャン愛をお送りします。
日本支部のみなさんの兄弟
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若い人たちを気遣っていることを示す王国宣教 1979 | 12月
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若い人たちを気遣っていることを示す
1 クリスチャン会衆において,20歳以下の人々が伝道者の中で大きな比率を占めています。社会の無関心,世の圧力,物質主義や性の不道徳は,これら若い人々が直面している圧迫です。彼らのことを気遣っていることをどうすれば示すことができますか。
2 現在エホバの組織の中にいる多くの若者は,クリスチャン会衆の様々な人から受けた援助に大きな感謝を言い表わしています。ある長老は,一人の若い兄弟に関心を示して,王国会館の仕事に彼を連れて行きました。後に,この若い兄弟は次のように述べました。「エホバとその組織に深い感謝の念を持つようわたしを助けてくれたのは,その兄弟が示してくださった関心や気遣いでした」。
3 言うまでもなく,子供を訓練する主な責任は親に課せられています。レクリエーションや子供の他の活動を備えたり取り決めたりするのは親の責任です。しかし,わたしたち皆も,若い人々を気遣っていることを示すことができます。その気遣いをどのように示すことができますか。
他の人々には何ができるか
4 今年の夏に行なわれた「生ける希望」地域大会で,「父なし子に必要なもの ― あなたはそのような子供を助けることができますか」という劇がありました。その劇は,たとえ小さな仕方であっても,クリスチャン会衆内の若い人たちに気遣いを示す点で長老や他の人々の行なえる事に関して幾つかの優れた提案を示しました。
5 若い人たちもクリスチャン会衆の一部ですから,長老たちが集会の時に一緒に会話をしている人々の中に一人か二人の若者を含めるのは大変良いことです。「こんにちは」とか,短い励ましの言葉をかけるだけで十分な場合もあります。しかし,もっと言葉を続けて,純粋の関心と思いやりを示す必要のある場合が少なくありません。例えば,長老たちは,学校での活動や彼らが直面しているかもしれない問題について尋ねてもよいでしょう。それから,可能なら彼らの助けになる建設的な提案をすることができます。
6 若い人々に対する気遣いは,野外奉仕で彼らと共に定期的に働くことによっても示せます。王国会館の維持に必要な仕事を行なうのに彼らの助けを借りることもできます。そうです,若い人たちを真に気遣っていることを示す点で,長老や奉仕のしもべの行なえることは数多くあります。同じことはわたしたちすべてについても言えます。
7 ほとんどの会衆には,良く努力を払って立派な進歩を遂げ,会衆内の他の若い人たちを援助できるまでになっている若い男女がいます。あなたは進んで他の人々を援助しますか。もしかしたら,野外奉仕やそのほかの活動に一緒に行くように誘うことができるかもしれません。
若い人たちは何を行なえるか
8 若いみなさん,わたしたちはみなさんの助けになりたいと思っています! そのためには,みなさんの助けが必要です。互いに意思をよく通わせる必要があるのです。みなさんを援助する立場にある人々に遠慮しないでください。
9 親のみなさん,長老のみなさん,会衆のすべてのみなさん,若い人たちは助けを必要としています。彼らを気遣っていることを示し,エホバの是認されたしもべとなるよう彼らを助けようではありませんか。―伝道 12:1。
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野外奉仕に備える王国宣教 1979 | 12月
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野外奉仕に備える
11月25日に始まる週
「家族生活」の本を用いる
1. 「良いたよりを伝える」の証言を実演する。
2. 家から家の奉仕以外に,この本を用いて証言できるどんな機会があるか。
12月2日に始まる週
「どなたですか」に答える
1. ドアを開けることにある人々が用心するのはどうして理解できることですか。
2. どんな応じ方をすれば,彼らはドアを開ける気持ちになるか。家の人を安心させるどんなことがほかにあるか。
12月9日に始まる週
文書を思慮深く用いる
1. 文書を見せる時,セールスマンのように見えることをどうすれば避けられるか。
2. 文書を持ち出したり,文書について詳しい説明をしないほうが良いどんな状況があるか。
12月16日に始まる週
互いに助け合う
1. 野外奉仕に参加するよう,いつ,またどのように他の人々を励ますか。
2. 戸口で話すことができるよう他の人をどのように援助するか。
3. 野外奉仕に参加するのはなぜ大切か。(テモテ第一 4:16)
12月23日に始まる週
若い人たちを助ける
1. 円熟した伝道者は年若い伝道者を野外奉仕の面でどのように励まし,援助できるか。
2. 年上の若者が年下の伝道者を野外奉仕の準備をする面で援助できるどんな方法があるか。
3. 若い人たちは,戸口で家の人とどんな聖書の話題を話し合うことを楽しんでいるか。
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第三部 ― 互いに助け合う ― 戸口で話すために王国宣教 1979 | 12月
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第三部 ― 互いに助け合う ― 戸口で話すために
1 「すべて完全に諭された者は自分の教師のようになるのです」とイエスは言われました。(ルカ 6:40)イエスの弟子の大半は,わたしたちのようなごく普通の人々でした。イエスと行を共にし,その話に耳を傾け,その教える方法を熟視することにより,ほどなくして彼らは,隣人に良いたよりを宣べ伝えるべく二人ずつで遣わされるだけの用意ができていました。彼らは,「弟子とし……彼らにバプテスマを施し,わたしがあなたがたに命令した事がらすべてを守り行なうように教えなさい」との命令を心に納めました。―マタイ 28:19,20。
2 今日,イエスの弟子であるわたしたちには,良いたよりを宣べ伝え,『弟子とする』義務があります。エホバの祝福が,一世紀の頃と同じように,隣人の戸口で行なうわたしたちの伝道活動の上に明らかにあることは,毎月バプテスマを受ける人の数にも示されています。それらの人々も,転じて弟子を作る業に参加し,こうして宣べ伝える人の数は増加してきました。
3 イエスの時代と同様,今日わたしたちの多くも,弟子を作る者となるための援助を必要としています。各会衆においては,良い教え手となるようにわたしたちを援助する備えが設けられています。過去二号にわたる「わたしたちの王国奉仕」の中で,経験を積んだ伝道者が援助の手を貸すという取決めが論じられました。あなたが別の人を援助することを申し出る時,あるいは,別の人が戸口で話すようあなたを援助する時,何を行なえるでしょうか。
4 次の二つの事が勧められています。(1)一緒に準備すること,および(2)野外奉仕で一緒に働くことです。奉仕の友として一緒に準備するにあたって,「わたしたちの王国奉仕」の中から提案されている証言を少しの時間を割いて話し合ってください。紹介の言葉として何を言えばよいか,証言にもっていく方法,聖書に導いたり,文書の提供につなぐ方法,また,訪問の終え方や可能な場合に聖書研究を始める方法などを話し合います。要点をのみ込んだなら,伝道者になったり家の人になったりして交替で練習します。こうした練習は,戸口で確信をもって語るようわたしたちを大いに助けるものです。イエスが真理を持っておられたように,わたしたちも真理を持っています。そして,それこそ王国支配の下で命を得るために他の人々が必要としているものなのです。
5 区域に行く途中で,用いたいと思っている点を互いに復習し合えば,最初の戸口に立つ時それらを鮮明に思いに留めて,良いスタートを切ることができるでしょう。経験を積んでいるほうの人が初めの一,二軒を訪問するようにすることもできますし,紹介の言葉の後に聖句を読むことや注解を述べることを二人で行なってもよいでしょう。一緒に働きながら,証言をどのように改善できるか話し合ってください。奉仕の友として,互いに励まし合い,支え合ってください。
6 一緒に働いているうちに,戸口で適用できる実際的な事柄を学ぶことができます。友好的であることや,自然で会話的であることの必要性,関心をそそるために質問を活用する方法や家の人の考え方を見極める仕方,融通を働かせる方法,家の人に耳を傾ける必要性などを理解するようになるでしょう。また,証言を提供物の配布や,可能な場面では聖書研究を始めることに結び付けるのがいかに容易か理解なさることでしょう。
7 あなたはまた,戸口での無関心に対処する方法や反対の扱い方さえ学ばれるでしょう。耳を傾けない人が多くいても,わたしたちは心を乱されることはありません。わたしたちは羊のような人々を捜しているのです。(ヨハネ 10:4)自分たちの業は分ける業でもあることを自覚して,わたしたちは平静な気持ちで次の戸口に向かいます。また,それがエホバの業であり,エホバはわたしたちの努力を祝福してくださることを知っているので,エホバの力により,確信をもって前進することを学びます。
8 わたしたちの多くは,戸口で人々に効果的に話すことができるように,援助を受けたいと願っています。他方,わたしたちの中には必要な援助を差し伸べるだけの経験を持つ人も大勢います。パウロが助言しているように,「わたしたちはおのおの,築き上げるのに良い事がらによって隣人を喜ばせましょう」― ローマ 15:2。
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会衆の書籍研究王国宣教 1979 | 12月
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会衆の書籍研究
「ことば」の本による会衆の書籍研究
12月 2日に始まる週 156-161ページ
12月 9日に始まる週 162-170ページ
12月16日に始まる週 171-179ページ
12月23日に始まる週 180-189ページ
12月30日に始まる週 本の復習
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日本の野外奉仕報告: 9月王国宣教 1979 | 12月
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日本の野外奉仕報告: 9月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 1,049 138.1 62.7 5.0 128.4
開拓者 7,047 85.2 35.4 3.4 48.1
補助開拓者 6,982 62.7 24.1 2.0 29.6
伝道者 36,064 15.1 5.9 0.7 9.4
合計 51,142 書籍配布: 126,495
新しく献身しバプテスマを受けた人: 281
昨年の平均に対する伝道者の増加: 6%
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