良いたよりを熱心に分かちなさい
1 わたしたちは,王国の良いたよりを受け入れることができ,何と恵まれているのでしょう! もはやわたしたちは,自分の約束を果たすことのできない人間に信頼を置くことはありません。わたしたちの確信はエホバに,そしてその王国政府のもとでの永遠の命という保証された希望にあるのです。(詩編 146:3。テトス 1:2)全人類はエホバの設立された王国に関する良いたよりを聞く必要があり,わたしたちは人々にそれを分かつことを願います!
2 イエスは,「地の最も遠い所にまで」ご自分の証人となるよう追随者たちに指示なさいました。(使徒 1:8)わたしたちは今日,当時弟子たちが聞いたと全く同じように,はっきりとその命令を耳にしています。イエスは王国の王であられ,わたしたちはそのイエスに喜びに満ちて服しているのですから,その命令に喜んで服します。―マタイ 28:19。
夏の活動
3 夏の月,わたしたちの多くにとって,特に若い人たちにとって,良いたよりを分かつ大きな機会が開かれます。休みの期間,あるいは大会のための旅行をしている時,わたしたちは証言をする多くの機会があることに気づくことでしょう。給油のために車を止める時,レストランで食事をする時,公共の乗り物に乗る時,あるいはどこかで一泊する時,会話することができるかもしれない人々がいることでしょう。わたしたちはそのような人たちに大会について,あるいは神の王国がもたらす平和について話すことができ,パンフレットや雑誌を手渡すことができるかもしれません。
4 ある大会中,一人の姉妹は路上で年配の女性と話したところ,家に来てもっと証言してほしいと求められました。1冊の書籍を配布し,研究が始まりました。その女性も二日間大会に出席しました。別の都市で,ある姉妹は,聖書を持っていても開いていない二人の婦人が大会に出席していることに気づきました。姉妹は二人の婦人に話しかけ,聖書の使い方を知らないことに気づきました。二人は,司祭が反対して述べていたことが本当かどうか知りたいと思って出席していました。二人は大会で見聞きしたことに好ましい印象を受けたため,最後まで出席しました。他の人たちに語る機会を捕らえることにより,あなたもそのような経験にあずかれるかもしれません。
5 夏の諸活動を計画するに当たって,自分自身や家族の目標を定めることが役立つということに気づくかもしれません。一つの大切な目標は,「神の平和」地域大会の四日間すべてに出席し,豊かな霊的プログラムから十分益を得ることです。そのように一致した崇拝に兄弟たちと共に加わることは喜びある特権です。(詩編 95:6; 100:2)補助開拓奉仕は,夏のもう一つの際立った目標です。7月と8月の学校の休みの時期に補助開拓者になるのはいかがですか。他の人たちを同じ業に招き,良いたよりを分かつ面で共に奉仕してご覧ください。
6 皆さんの会衆は,区域を一層十分に網らすることを夏の目標とするかもしれず,皆さんはそのことをも支持することができます。ある期間にわたって網らされていない区域を網らする点で,近隣の会衆を援助することもできるかもしれません。皆さんの会衆の区域で留守宅の状況はいかがですか。もしある人たちの家が常に留守であれば,そのような家は奉仕されていない区域と同じではありませんか。日が長くなりますので,午後の遅い時間や晩の早い時間の訪問を試みてご覧ください。日曜日に家にいない人たちは週中や土曜日に会えるかもしれません。わたしたちは関心を持つすべての人々を探し出し,王国の希望をその人々に告げたいと願っているのではありませんか。
7 良いたよりを告げる際,人々の心に達するために,わたしたちは自分の宣教の効果性を改善したいと思うでしょう。『永遠に生きる』の本を用いる7月の提供はわたしたちにとって新しいものではありませんが,わたしたちはその書籍を人々に提供する能力を向上させることができるでしょうか。「論じる」の本を携えて行き,その本から様々な提供方法を用いるよう努めてご覧ください。反対が持ち上がるなら,答えを見いだすためその本を用いてご覧ください。あるいは,次の家に行く途中で,今度の家では一層効果的であるために何を言うことができるかを知るように確かめてご覧ください。
8 わたしたちは王国の良いたよりを持っているという恵まれた立場にあるゆえ,それを他の人たちに分かつという特権を有しています。7月中真理を学ぶよう他の人たちを助けるために最善を尽くすとき,わたしたちすべてがエホバの祝福と増しゆく幸福を確信できますように。―使徒 20:35。