な人たちに会えた時，彼らが感謝や羊のような特質を示すことがよくあります。あなたは，区域を去る前に不在の家を再び訪問するという以前与えられた提案に従ってこられましたか。（「王国奉仕」81/9 3ページ）そのようにしてきた伝道者たちは，それらの人々の半数もの人たちが2度目の訪問の時には家にいると報告しています。わたしたちは，他の人々に対する愛と気遣いに動かされて再訪問をし，関心が示されるなら研究を始めるように努めるべきです。―ローマ 12:11。

⁶ 兄弟たちはこの夏，未割り当て区域で働いたり，ほとんど奉仕されていない区域を持っている他の会衆を助けたりしました。あなたもこのような仕方で援助できますか。

⁷ さて，あなたの家が火事になったと想像してみてください。あなたに警告するため，近所の人にどれほどドアをたたき続けてほしいと思うでしょうか。他の人々への同じような感情と真の緊急感をもって，イエスがなさったように他の人々に哀れみを示しましょう。

良いたよりを伝える ― 若い人たちに

¹ あなたはご自分の区域に住む若い人たちに良いたよりを伝える備えをしておられますか。それとも若い人が戸口に出て来ると，まごついたり，もしかしたら証言を切り上げたりする傾向がありますか。良いたよりは，老若を問わず，すべての人のためのものです。

積極的な態度

² あなたの会った人が年若いからといって，その若者が宗教的な話題に無関心であるとか，世の状態を気に留めていないなどと決めつけないでください。むしろ，その機会を活用して，エホバの驚嘆すべき約束について熱意を込めて話してください。もっと年長の人が戸口に出て来たときあなたがそうするように，その人を弟子となる見込みのある人とみなしてください。多くの若者が進化論の教えに影響されており，道徳的な原則にほとんど敬意を示さない若者もいるのは事実です。しかし，世の矛盾を嘆いている若者もいれば，人生についてまじめに考えている若者，あるいは人間がどこから来てどこに向かおうとしているかについて率直な疑問を抱いている若者も少なくないのです。事実，大人以上に鋭い関心を抱いている若者が少なくありません。

³ 多くの若者は将来とそこに待ち受けているものに関心を抱いています。この話題なら進んでよく耳を傾け，自分の意見を述べる若者が少なくありません。ですから，若い人が戸口に現われたなら，ためらわずに聖書に基づいて話し合いをしてみてください。積極的であり，相手の心に達するよう努めてください。わたしたちは自分の区域に住む大勢の若い人々の霊的な必要を無視したいとは思いません。

⁴ 「新しい地へ生き残ることは可能ですか」と題する今月の「会話するための話題」は，成人したばかりのまだ若い人々の注意を引きつける優れた機会を開きます。今日核戦争の脅威は現実のものであり，そのような戦争がぼっ発すればどんなことになるか，若い人々は十分に気づいています。この問題に関する彼らの見解をつかみ，会話を始めることができるでしょうか。不安をかきたてるこの問題に聖書が大いに慰めとなる答えを提出していることを知って，多くの若者は驚くことでしょう。

準備してください

⁵ 若い人々に会うための備えをし，彼らに訴える情報を用意してください。毎号の「ものみの塔」や「目ざめよ！」の中から若い人々にとって特に興味深い記事を一つかそれ以上見いだすことができるでしょう。例えば，11月中，わたしたちは，「この危機の時代 ― なぜこれほど暴力的なのか」，「オリンピックの理念は消え去ろうとしていますか」，「全地球的な大破壊 ― 生存をめぐって深まる懸念」といった記事をもって若い人々に近づくことができます。これらの記事に精通してください。そうすれば，あなたが会う若い人々に良いたよりを提供する備えをするのに役立つでしょう。

⁶ 区域で大学生に会うことが予想されるなら，「進化」の本または「聖書はほんとうに神のことばですか」の本を携えて行きたいと思うかもしれません。あるいは，結婚している若い夫婦に提供するように「家族生活」の本を持って行くのはいかがですか。月の提供物に加えてこれら小型の出版物を携えて行くのは大抵難しいことではないでしょう。

⁷ 積極的な態度を持ち，若い人々のために特に載せられた資料に精通し，彼らの特定の必要に合わせて用意された他の出版物を携えて行くことにより，わたしたちは備えをすることができるでしょう。幾百万もの若い人々が，直面している諸問題の解決策を誠実に探し求めています。多くの人々が王国の良いたよりに答え応じています。わたしたちは年齢にかかわりなく，全人類の福祉を気遣っているのです。それゆえ，純粋な気遣いに動かされて，よく準備し，区域で会う若い人々に訴える仕方で良いたよりを提供いたしましょう。この古い体制の「若さに伴いがちな欲望から逃れ」，永遠の命を望み見つつ『義を追い求める』よう幾人かの若者たちを援助できるかもしれません。―テモテ第二 2:22。

日本の1984奉仕年度の報告

1984年 1983年 増加率

伝道者:

最高数（8月） 92,022 82,160 12％

月平均 87,460 77,577 13％

最高数:

特別開拓者 813 721 13％

正規開拓者 19,706 16,271 21％

補助開拓者 15,902 14,027 13％

時間合計 39,382,375 34,247,263 15％

書籍合計 1,329,752 1,347,481 −1％

予約合計 167,534 171,898 −3％

雑誌合計 21,217,028 19,186,574 11％

再訪問合計 15,533,624 13,839,165 12％

月平均研究 127,527 113,065 13％

会衆の平均:

時間 15.2 15.4

雑誌 8.8 9.3

再訪問 5.6 5.9

研究 0.7 0.7

日本の野外奉仕報告: 8月

平均 平均 平均 平均

伝道者 時間 雑誌 再訪問 研究

特別開拓者 296 113.2 88.6 56.9 5.7

開拓者 19,706 56.4 33.9 24.2 3.1

補助開拓者 8,462 61.7 27.6 16.8 1.5

伝道者 63,558 15.2 9.3 5.4 0.7

合計 92,022 書籍配布: 107,274

新しく献身しバプテスマを受けた人: 2,453

昨年の平均に対する伝道者の増加: 19％

上記の表が示しているように，1984奉仕年度中，全日本の開拓者も伝道者も，大変りっぱな働きをなさいました。伝道者合計は新最高数の9万2,022人に達し，これは前年の平均を19％も上回るものでした。これで伝道者新最高数は68か月連続のものとなっています。是非この努力を続けましょう。平均伝道者数も前年の平均を13％上回るもので，安定した拡大が続いています。

同時に，開拓奉仕に対する支持は引き続きすばらしいものです。今奉仕年度も機会を捕らえて皆さんが補助開拓奉仕を楽しまれるように心から励ましたいと思います。補助開拓奉仕を通してわたしたちすべてが目標を持って努力を集中できるのは，再訪問や家庭聖書研究の司会であると思います。これら教える業こそ，わたしたちすべてが今努力するように求められている活動です。

人口に対する証人たちの割合は1983年度は1,444人に一人でしたが，1984年度には1,297人に一人にまで進んできました。区域はわたしたちの産出的な畑です。野外奉仕のための集会でよい備えをして，巧みな，熱意あふれる奉仕を今奉仕年度も続けてゆきましょう。