引き続き,神の王国を広く宣明しなさい
1 「手をすきにかけてから後ろのものを見る人は神の王国に十分ふさわしい者ではありません」。この言葉は,イエスに従うことを断わろうとした人へのイエスの答えです。(ルカ 9:59-62)しかし,今日エホバの民は,イエスに従うようにとの招きにどのようにこたえ応じてきたでしょうか。
2 1986奉仕年度は,伝道者および正規開拓者の新最高数をもって始まりました。それ以来,毎月新最高数を得ており,4月には伝道者の合計数は11万人を超え,正規開拓者の数も現在2万8,500人を超えています。3月に補助開拓者の新最高数を得られたことも喜びでした。弟子を作る業にもよい努力が払われ,3月には188万件を上回る再訪問の特筆すべき新最高数が得られています。奉仕年度中のもう一つの際立った点は,3月24日に行なわれた記念式に,日本だけで26万3,302人の出席があったことです。このような幾つもの増加があったため,1986奉仕年度に入ってからこの記事を書いている時点までに82の新しい会衆を形成する必要がありました。
これからの個人的な目標
3 わたしたちの,王国を宣べ伝えて弟子を作る業は,その終結に向かって速度を増しています。間もなくそれは成し遂げられ,「それから終わりが来るのです」。(マタイ 24:14)わたしたちは,エホバへの奉仕に最善を尽くしたことを知り,満足を覚える人々の中に入っているでしょうか。(ペテロ第二 3:11,14と比較。)個人的な奉仕の目標を持つことは,王国の良いたよりを広く宣明する業に十分あずかる助けとなるでしょう。エホバへの賛美の犠牲を増し加え,純粋なものとするために,個人的に何ができるでしょうか。―ヘブライ 13:15。
4 ある方々にとっては,毎月の第1日曜日の野外奉仕に定期的に参加することを意味するかもしれません。ひとたびその目標を達成したなら,月の別の機会にも定期的に奉仕を計画できることに気づくかもしれません。今まで,毎月宣教にわずか数時間しか費やしていないなら,恐らく野外での時間を10時間かそれ以上に増し加えるという個人的な目標を据えることができるのではないでしょうか。補助あるいは正規開拓奉仕を取り上げることが道理にかなっている人たちもいるかもしれません。
「創造」の本を提供する
5 9月にわたしたちは,「生命 ― どのようにして存在するようになったか 進化か,それとも創造か」の本を再び提供します。以下の経験が示すように,わたしたちがこの本を用いることにより,エホバのみ名と目的が前面に出されてきました。米国南部のある州で,一人の伝道者は,同一地域の七つの高等学校を自分のほうから訪問し,「創造」の本の価値を知らせました。どの学校でも,校長先生は,生徒たちも教職員もその本について知るべきだと感じました。五つの高校でその本が展示され,七つの高校すべてが,その本を図書室の目録に載せました。あなたは,9月に「創造」の本をさらに配布することにあずかれますか。この色彩豊かな出版物は,関心をすぐに引き起こしますし,「王国ニュース第33号」のパンフレットと共に容易に提供できます。
6 個人および家族の目標を定めてください。今月「創造」の本を提供する業に十分あずかる決意をしてください。「わたしの追随者になりなさい」とのイエスの招きにわたしたちすべてが引き続き積極的にこたえ応じてゆけますように。『手をすきにかけた』わたしたちすべてが,目をしっかりと前方に向け続け,引き続き「神の王国を広く宣明し」てゆけますように。