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復活聖書から論じる
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1億4,760万平方㌔です。その半分を他の目的のために取り分けたとしても,まだ一人当たり約37アール(1エーカー弱)の土地があり,これは必要を十分に上回る量の食物を供給できる広さです。今日の食糧不足の根底にある問題は,必要な量の食物を生産する能力が地球にないということではなく,むしろ,政治上の対立と商業上の貪欲さです。
また,「地」の見出しの316ページの項も参照。
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麻薬聖書から論じる
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麻薬
定義: 「麻薬」という語には幾つかの定義がありますが,ここで取り上げる麻薬とは,気分を変えるために用いられる,食品以外の物質で,医学的に必要とはみなされていないのに,ただ生活上の諸問題から逃れて,夢心地ないしはある種の幸福感や高揚した気持ちを味わおうとして使用されるものを指しています。
聖書は楽しみのために麻薬を使用することを実際に禁じていますか
聖書は,ヘロイン,コカイン,LSD,PCP(エンジェル・ダスト),マリファナ,タバコなどの名を挙げてはいませんが,神を喜ばせるために何を行ない,何を避けるべきかをわたしたちが知るための導きとなるものは確かに与えています。それは,聖書が,鉄砲で人を殺すのは悪いことだと明記してはいなくても,殺人をはっきり禁じているのと同じです。
ルカ 10:25-27: 「『何をすれば,わたしは永遠の命を受け継げるでしょうか』。……『「あなたは,心をこめ,魂をこめ,力をこめ,思いをこめてあなたの神エホバを愛さねばならない」,そして,「あなたの隣人を自分自身のように愛さねばならない」』」。(不必要に自分の命を縮め,また思考を鈍らせるような事柄を習慣にしているとすれば,その人は本当に魂をこめ,思いをこめて神を愛していると言えますか。麻薬の習慣を続けるために他の人に対して盗みを働く人は隣人に愛を示していると言えますか。)
コリント第二 7:1: 「わたしたちには[エホバを自分たちの神とし,また父とする]このような約束があるのですから,愛する者たちよ,肉と霊のあらゆる汚れから自分を清め,神への恐れのうちに神聖さを完成しようではありませんか」。(自分の体を汚す事柄を故意に行なっていても神の是認を受けられると期待できるでしょうか。)
テトス 2:11,12: 「あらゆる人に救いをもたらす,神の過分のご親切があらわされており,それがわたしたちに,不敬虔と世の欲望とを振り捨てるべきこと,また現存する事物の体制にあって健全な思い[「自己抑制」,エルサレム; 「自制心のある生き方」,今英]と義と敬虔な専心とをもって生活すべきことを諭しているのです」。(人の判断力を損ない,自制力を失わせる薬剤を使用することは,この勧めの言葉にかなっていますか。)
ガラテア 5:19-21: 「さて,肉の業は明らかです。それは……心霊術の行ない,……浮かれ騒ぎ,およびこれに類する事柄です。……そのような事柄を習わしにする者が神の王国を受け継ぐことはありません」。(ここで「心霊術の行ない」と訳されているギリシャ語,ファルマキアの字義通りの意味は「麻薬の使用」です。W・E・バイン編の「新約聖書用語解説辞典」はこのギリシャ語について注釈し,こう述べています。「呪術においては,簡単なものにせよ効きめの強いものにせよ薬剤の使用されるのが普通であり,それに伴って呪文が唱えられ,また神秘的な力への訴えがなされた。そこには,種々の護符やお守りなどが用意され,その依頼者や患者を悪霊の力や働きから守るように作られていると唱えられていたが,実際には,呪術者の神秘的な力や能力を依頼者に印象づけるためのものであった」。[ロンドン,1940年,第4巻,51,52ページ,英文] 同じように今日でも,麻薬を使用する人の中には,心霊術的な慣行に巻き込まれる人や,そうした事柄に関与している人々と交わる人が多くいます。頭をうつろにしておく人や,幻覚を経験している人は容易に悪霊のえじきとされるからです。ルカ 11:24-26と比較。)
テトス 3:1: 「政府や権威者たちに服し,自分の支配者としてそれに従順であるべき(です)」。(多くの土地で,ある種の麻薬の所持や使用は違法行為とされています。)
麻薬の中には気分をそう快にするものもありますが,麻薬は本当に有害なのでしょうか
テモテ第二 3:1-5: 「終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。というのは,人々は……神を愛するより快楽を愛する者……となるからです。こうした人々からは離れなさい」。(明らかに聖書は,神の言葉に基づく義の諸原則を当てはめて神の是認を得ることを無視してまでも快楽を得ようとすることを戒めています。)
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