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バプテスマ聖書から論じる
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で用いられているのでしょうか。パウロはここで,バプテスマを受けずに死んだ人々のために,生きている人がバプテスマを受けることを示していたのでしょうか。
バプテスマに関連して死に直接言及しているほかの聖句はいずれも,死んだ他の人のためのバプテスマではなく,自分自身の受けるバプテスマについて述べています
ローマ 6:3: 「あなた方は知らないのですか。キリスト・イエスへのバプテスマを受けたわたしたちすべては,その死へのバプテスマを受けたのです」。(マルコ 10:38,39も参照)
コロサイ 2:12: 「あなた方[コロサイにある会衆の生きている成員]は彼と共にそのバプテスマのうちに葬られ,また彼との関係のもとに,彼を死人の中からよみがえらせた神の働きに対する信仰によって,共によみがえらされたのです」。
「新世界訳」における訳し方は文法的にも正しく,聖書中の他の句とも一致しています
コリント第一 15:29: 「そうでなければ,死んだ者となるためにバプテスマを受けている者たちは,何をしていることになりますか。死人のよみがえらされることが決してないのであれば,なぜ彼らはそのような者となるためにバプテスマを受けたりするのですか」。(このように,彼らは,キリストの場合と同様,死に至るまで忠誠を保ち,キリストと同じように霊の命によみがえらされる人生の歩みへとバプテスマつまり浸礼を受けます。)
火によるバプテスマはどのような結果をもたらしますか
ルカ 3:16,17: 「その方[イエス・キリスト]はあなた方に……火でバプテスマを施すでしょう。穀物をあおり分けるシャベルがその手にあります。それは自分の脱穀場をすっかりきれいに(す)るためです。……もみがらのほうは,消すことのできない火で焼き払うでしょう」。(それは永久の滅びとなります。)
マタイ 13:49,50: 「事物の体制の終結のときにもそのようになるでしょう。み使いたちは出かけて行って,義人の中から邪悪な者をより分け,彼らを火の燃える炉にほうり込むのです」。
ルカ 17:29,30: 「ロトがソドムから出た日に天から火と硫黄が降って,彼らをみな滅ぼしたのです。人の子が表わし示されようとしている日も同様でしょう」。
弟子たちが受けた,聖霊によるバプテスマと同じではない
使徒 1:5: 「ヨハネは確かに水でバプテスマを施しましたが,あなた方[イエスの忠実な使徒たち]はこれから幾日もたたないうちに聖霊をもってバプテスマを施され(ます)」。
使徒 2:2-4: 「突然,激しい風の吹きつけるような物音が天から起こり,彼らの座っている家全体を満たした。そして,さながら火のような舌が彼らに見えるようになってあちらこちらに配られ,彼ら各々の上に一つずつとどまり[包まれたり浸されたりしたのではない],彼らはみな聖霊に満たされ,霊が語らせるままに異なった国語で話し始めたのである」。
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ハルマゲドン聖書から論じる
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ハルマゲドン
定義: ヘブライ語に由来し,多くの翻訳者が「ハルマゲドン」と訳している,ギリシャ語ハル マゲドーンには,「メギドの山」もしくは「軍隊の集結の山」という意味があります。聖書はこの名称を,核兵器による大破壊ではなく,宇宙的な規模で到来する「全能者なる神の大いなる日の戦争」と結び付けています。(啓示 16:14,16)この名称は特に,地上の政治支配者たちがエホバとイエス・キリストによるエホバの王国とに敵対して集合する「場所[ギリシャ語,トポン; つまり,状態もしくは情勢]」に関して用いられています。そのような敵対的態度は,神の王国の目に見える代表者,つまり地上にいるエホバの僕たちに対する全地球的な行動というかたちで示されるでしょう。
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